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GWは 休んだことがない。 例年どおり 仕事三昧で… 今日も走りまわって一日が終わった。 どうして 勤務医のDrが いなくて スタッフも少ない このような休みの日に限り アクシデントが起こるんだろう。 患者さんの容態…急変が多い。 今日は朝 出勤後 業務の支度を それぞれがしてるときに起こった。 心電図モニターが 急に… ん??? どんどん レートが 落ちていく。 やばい…咄嗟に その人のもとへ走る… 名前を呼んで刺激すると 大きく息を吸い 呼吸が止まった。 『息を引き取る』とは このことだ。 最期のときに 人は 大きく息を吸い それを吐かずに呼吸がとまる。 そこからは 心臓マッサージや アンビュー 酸素はMAXで… いろんな処置が 次々為される。 家族への電話 主治医への電話… いつも流れは同じだけど その時のメンバーの動き それぞれの役割は 決められたものではない 『勘』? 『本能』? 体が自然に声かけするでもなく 夫々が動く 見事なチームプレイだと想う。 それって 命を助けようとする為に みんなが一つになれてるからなんだろう。 今日 亡くなられた患者さんは 82歳女性 料亭の 女将さんだった。 『今度 病棟スタッフで 宴会に行くから とびっきりの美味しいお料理頼むね〜 その為には ○○さん 元気になって退院しなくちゃ!』 いつも そんな お話を その○○さんと していた。 アートセラピーに 参加されてて その時に 作った5月のカレンダーには 息子さんが面会に来られる日(毎週月曜日)が 赤丸で印をつけられてて ○○さんは 指折り数えてその日を楽しみにしていた。 そのカレンダーを 「いつも赤丸の日を 『息子が来るのよ』って楽しみになさってましたよ!」 とお渡しした。訃報を聞き 真っ先に駆けつけた次男さん…そのカレンダーを抱きしめ… 『まだ(5月)1度も来てあげてないのに…今日がその日だったのに…』と涙ぐまれていた。 いくつになっても母は母 子どもは子どもなのだということを 想い知らされる。 とても素敵なご家族… お見送りを させていただく時…車が見えなくなっても あたしは頭を上げることが出来なかった。 5月3日 この良い季節… ○○さんの ご家族は 今日のことを思い出されるのでしょう。 特別な日になるのよね。これからずっと…。 朝から どたばたで いつものルーチン業務は 押される。 押せ押せで 業務をこなして残業して帰ってきた。 家にまで 引きずっては いけないけれど… ○○さんとの いろいろ お話したこと ○○さんとの思い出は…あたしの心の中の引き出しに入れておきたいから 記憶を しっかりととどめておきたいから…ここに書きとめておく。 眠るように突然の最期だった(と想われる) 苦しまなかったのか…痛い想いはしなかったのか… 急な連絡でかけつけられた ご家族は必ず聞かれる。 最期は 苦しまずに…逝けた… 救いになるのではないのかな… いつも 何かにつけて 『ありがとう』と口癖のように言ってた○○さん この間は 「おはよ〜 ○○さん」と訪室して挨拶したら…か細い 優しい声で 『看護婦さんは 元気だね〜 羨ましいわ〜』と 言われた あたしは 「じゃあね〜 あたしの この元気 ぜ〜んぶ ○○さんに あげるからね〜いくよ〜」と言って 抱きしめたら… 『ありがとう ありがとう ありがとう…』そういって 泣き出してしまった。 『わたしに 全部くれたら 看護婦さんの元気は どうなっちゃうの?少しでいいの。少しで。』 そんなことも言っていた。あたしなら 自分がしんどい時に そんなこと言われたら きっと もっともっとって 欲張り発揮すると想う。 ○○さんは そんなときも 相手(あたし)のことも思いやる優しさを持ってる。 この会話は ずっと心に残ってる。 自分が どんなとき どんな状態でも 相手のことを思いやることができる優しい人=強い人 とっても素敵な○○さん。 (片足 切断していて 膝から下は ない) 天国では 歩けてるよね。走ってるかなぁ。 ゆっくり 安らかに お休みください。 ご冥福をお祈りします。 あたしは あなたのこと ずっとずっと 忘れません。
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