猫まっしぐら

画像を猫関係に変えてみました。 今日はいい日、明日はもっといい日

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私の勤めている地域の健診は、健康診査を受診した医療機関に結果を取りに行き医師から直接結果の

説明を受け、日常生活の注意事項を助言してもらえるという形になっています。


しかし、昨日市の保健センターに結果を取りに来た人(Aさんとします)がいました。


A 「今年受けた健診健診の結果を職場に提出するので今もらえないか」

私 「健診結果は直接医療機関に取りに行くことになっています。
   どちらで健診を受けましたか」

A 「●●病院です」

私 「その病院に今日は行けませんか?近くですよ。医師から直接健診結果を説明してもらって
   ください」

A 「病院は遠いので、ここでもらえないか」


  この方の受診した医療機関はここから500mくらいしか離れていません。
  健診は7月で終わっています。
  また、職場に提出するための健診ではなく、健康管理に役立てるための健診です。
  なんとしてでも医療機関に行って医師からきちんと健診結果を聞いて欲しかったのです。


私 「こちらには本人用の健診結果票はありません。控えはありますが、多くの方の中から
   一人分の健診結果を探すにはとても時間がかかります。この部屋には結果票はなく、
   他の部署にあり、今すぐお渡しすることができません。60分お待ちできますか」

A 「病院は遠すぎる。そんなに待てない。それならいいです。」

  そう言って帰って行きました。


 職場に提出する健診なら、健康管理の効果がないなあ。
 と思う一瞬でした。

病院をさまよう人

国民健康保険では、1人の人が多くの診療科目を受診することを「多受診」と言います。

  例:1年の間に、歯科・耳鼻科・内科・外科・皮膚科などを多数受診する人をいいます。

1種類の病気であちこちの病院を受診することを「重複受診」と言います。

  例:1年の間に、1種類の病気で複数の病院かかり同じ効果の何種類もの薬を手に入れたリしてい      る。



国保連合会では、「重複受診」より「多受診」を問題にしています。

適正医療にするために、高齢の「多受診者」家庭に行き、適切な保健指導をして来いと言っています。

しかし、「多受診」はそんなに問題なんでしょうか?

例えば、歯は年1〜2回歯石を撮りに行った方がいいし、花粉症の時期になれば耳鼻科

や眼科に通うし、歳をとれば足腰に痛みが出てきて整形に受診とか、時期的年齢的なな

疾患があるんではないでしょうか。私の職場では保健師が訪問に行きますが、話を聞け

ば聞くほど、不正な診療ではなかったです。しっかりとした根拠ある受診でした。


中には医療ショッピングが好きな人もごく少数います。

神経質すぎる人もいます。精神疾患の方にもこのような行動に走る人もいます。



しかし「多受診」より「重複受診」の方が問題があると思います。

医師から、自分の思っているような回答が得られなかった場合とか、同じ病気なのに症状

によって病院を変えたりとか。

問題というより、悩んでいる人たちがいます。

この人たちのサポートの方が重要だと思うんです。

しかし上層部にはなかなか理解してもらえなかったです。

トリアージ訓練の準備

毎年9月の日曜日には市をあげての防災訓練があります。

自衛隊、市の職員、県の職員、医師会、歯科医師会、薬剤医師会、看護協会、市内の自主防災会、赤十字奉仕団、婦人会、学校などの各団体が一緒になり大規模な防災訓練があります。

私の職場は救護所で行うトリアージ訓練を行います。

トリアージとは簡単に言うと、災害によって救護所に搬送されてくる負傷者、自力でやってくる負傷者を怪我の状況に応じて、振り分けを行い、治療をより効率的に行うための訓練です。
負傷者は救護所の入口で重傷・中傷・軽傷・死亡に分けられ、腕や足に色別のタックをつけられます。
このタックの色によって治療がなされます。
 阪神淡路大震災の時には早く治療を受けたがった軽傷者がタックの色を勝手に変え、重症者になりすますこともあったそうです。

今日はトリアージ訓練の準備として、患者役の人にいかにリアルな負傷メイクを施すか職員4名で30分程度のメイクレッスンをしました。臨場感あふれるトリアージ訓練のためにはリアルなメイクが必要だそうです。(本当か?)
 
自分の顔すらこんなに熱心にメイクレッスンしたことないのに・・・。

今回の負傷メイクは5種類。下肢切断、切り傷、火傷、挫傷、クラッシュ症候群です。
とってもマニアッキーなメイクです。
見ていると痛そうです。

本番では負傷者役のボランティアに演技指導までする徹底ぶりです。
医師の何人が正しいトリアージができるか・・・。

毎年これを行っていますが、他にもっと重要なことがあると思います。
重症患者を受け入れる医療機関をいかに確保することの方が重要ではないかと思います。

今夏の新潟では、トリアージが行われても、受け入れてくれる医療機関がなくあちこち回された揚句に亡くなった方もいたとニュースで聞きました。


トリアージは医療の世界ではそれなりに広まったと思います。
もうそろそろそのワンランク上の準備をするべきだと思います。

昨日、市民健診を受けた人の中から検査値が高く、医師から治療を勧められた人に電話をかけていました。


1人目の人は健診後きちんと検査を受け、治療の必要はないけれど、定期的に血圧を測定するように指示されていました。


2人目の人は、血圧が高く、医師より再度血圧を測るように言われている人でした。

本人「自分は20年以上病院にかかったことがない。医師に言われているが血圧も測っていない。
   毎年健診で同じくらいの値だから気にもしていない。神経質になるのも嫌だから」

私 「今年の健診の血圧が高いと思いますか?低いと思いますか?」

本人「高いんでしょ。でも降圧剤は飲みたくないの。父が降圧剤でひどい目にあっているから」

私 「血圧が高いからすぐに薬を飲むわけでもないですよ。なぜ血圧が高いと
   いけないのか知っていますか?」

本人「……」

私 「高血圧は心臓病や脳血管疾患を引き起こすからいけないんです。
    これはすでにご存じのこととおもいます。」

本人「私は大体調が悪い時には横になっています。このときはきっと血圧は上がっていると思う。
   しかし、もう年だし何かあった時は何かあった時だから。私の父は血圧が高く、降圧剤を飲んだ    後、呼吸がおかしくなったり、体調が悪くなった。その時の様子を見ているから降圧剤は怖いと思   う。父はその薬をやめたら体調が良くなった。80歳まで生きた。」

私 「それではせめてご自身の血圧だけはしっかり測定してください。」

本人「分りました」

とまあこのようなやり取りの後、いつも思うのですが、健診を受けても、何もしないなら健診を受ける意味ってなんだろう・・・・。治療を受けるわけでもない、検査を受けるわけでもない。生活習慣を変えるわけでもない。税金を使ってやる健診の意味ってなんだろう。
健診はスクリーニングで異常のありなしをふるいにかけ、早期に病気を発見し予防することが目的です。
しかしこの目的を理解し健診を受ける人は少ないです。

2人目の方はまだ60歳代。脳血管疾患を起こしたら、誰が介護するのかまずは考えるべきだと思います。また介護されるつらさも想像すべきことだと思います。
加えてそれにかかる医療費は多額になります。

自覚症状で健康を測るなら健診なんて受ける必要がありません。

だって健診を受けても、受けなくてもその後の生活習慣が変わらなかったり、適切な医療にかからないんですから。

早めに予防して死ぬ前日まで好きなことにお金を使った方が楽しいのに。

今日、母、娘がセンターへやってきた。

母「娘の健康管理のために水銀血圧計の使い方を教えて欲しい」と水銀血圧計を差し出しながら言いました。

私はそれを見ながら聴診器を用意しました。

娘さんの腕にマンシェット(腕に巻く布)を巻き、母親に聴診器をかけさせ、説明しながら圧をかけました。水銀を160まで上げ、減圧しました。
母親は「聴診器から心音が聞こえない」と言いました。
私はきっぱりと「素人には無理です」と言ってしまったんです。
そのとたんに母親は「だれだって最初は素人じゃない」と言って怒りだし、私に向かって「もういいです、ここには来ません」と言って帰ろうとしました。

引き留めたくはなかったのですが、仕方なく引きとめ、謝罪しながら血圧測定の方法をゆっくり教えました。

娘さんの腕の心音は聞き取りにくいので、私の腕を練習用に提供しようとしましたが、母親は不満そうでした。私の腕の心音の方が音がはっきりしています。練習には最適です。何とか説得して私の腕で練習しました。まずは心音を聞きとってもらう練習をしました。何度か練習しやっと母親は心音を聞きとることができたようです。

そのあと、私の血圧を測ってもらおうとしました。
すると、母親は「あとは家で練習するからいいです。血圧測定ができるようになるまでどれくらいの期間練習すればいいのでしょうか」と聞いてきました。

私の場合、血圧測定は看護学校1年の時に数時間練習し、あとは空き時間に学生同士で練習しました。
また、患者を相手に実習先で実際に測定しその値はカルテにのこします。

血圧測定ができるようになるまでの期間なんて知りません。それはそれぞれの練習にかかってくると思います。そんなことを知らないこの人には何を言っても聞かないと思い、適当に「一週間くらいでしょうか」と答えました。
目的を達成した親子は帰って行きました。

とっても疲れました。
職場の人もこの様子を仕事をしながら聞いていたようです。
「大変だったね」と言われました。

実は自動血圧計も水銀血圧計もほぼ同じです。
マンシェットの巻き方が微妙に違うだけです。また電池が必要かどうか程度の違いです。
正しく測れば変わりがありません。
それぞれに利点欠点はあります。

普通の家庭に水銀血圧計は必要がありません。
水銀が漏れた場合扱いが難しいです。

水銀であろうと自動血圧計であろうと測り方が正しくなければ正確な血圧は測れません。

血圧は常に変動をしており、絶対正確な血圧はないです。
立ったり座ったりしただけでも、深呼吸をしただけでも違ってきます。
血圧計の使い方が正しければ、血圧を測った瞬間の血圧は正しいのです。
それを分っていないとこのように『自動血圧計より水銀血圧計は正しい』という誤った考えを持ってしまいます。

血圧の変動をみるために、測定時間を決め、比較すると高血圧かどうかの診断がつきやすいです。
ポイントは測定時の条件を一定にすることです。

あの親子は測れるようになるのかしら・・・。

来週もセンターにやってくるに違いありません。

嫌だなあ。名前覚えられてしまったし。

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