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今日は、4月から始まる特定健診(別名:メタボリック健診)と特定保健指導(健診後の保健指導)
の研修会でした。
私の勤め先の市は県下でも壮年期の死亡率が高く、国民健康保険の1人当たりの医療費も高いです。
国・県の平均寿命と比較しても、寿命が短いです。
これらを改善するために、様々な検診の事後フォローなどを行ってきましたが、これといった効果が
見られず、これ以上どうしたものかと悩んでいました。
この町ののんびりした人々はもう何をしても変わらないんじゃないかと諦めていました。
しかし今日の研修会でちょっとヒントを得ました。
私たち保健師のやっていることは決して間違っているわけではなかった。
問題は、町の人の生き方や考え方ではなく、私たち保健師の問題提起の方法にあると思いました。
今日一緒に研修会に参加した職場の仲間の中には、『今日の研修会には目新しいものはなく、以前から
行ってきたものだったね』と言っていた人がいました。
私にはこの発言に問題を感じています。
今まできちんとした問題提起をしてないじゃん。
例えば、人工透析を受けるとおよそ月30万〜40万。年間にして360万〜480万位かかる・・。
(他に様々な疾患があるのでさらに医療費はかかる)
その7割を健康保険で補っているとか。
市の人工透析の9割は糖尿病による腎機能障害であるとか。
(単純計算で人工透析患者が100人いたら年間3億6千万〜4億8千万かかることになります)
月に支払う保険料が2万だったとして、年換算で24万。
人工透析の年間にかかる費用を差し引きしても保険料だけでは医療費が追い付かない。
追いつかない医療費を市税の一般財源から持ってきている。
ということを説明していないと思います。
透析だけでも医療費ってかかるんです。
そのほかに心臓病や脳血管疾患で高度医療を受ければもちろん保険料だけではまかなえません。
透析や高度医療を受けることは、患者本人にとってとても辛いと思います。
糖尿病悪化による下肢切断なんてこともありますし。
最新医療を受け助かっても、元の体に戻らないことも多いのです。
がんや難病など予防不可能な病気もありますが、糖尿病や心臓病、脳血管疾患なら食い止められる
のではないか。
と言うような具体的な働きかけをしてこなかった。
あまりに当たり前すぎて、みんな知っていると思っていました。
加えて、なぜ透析になってしまったかの経緯の調査も必要です。
大体想像ができますが、本当にそうなのか確認しなくては・・・。
でも守秘義務があるから調査は大変です。様々な手続きが必要です。
できることからあせらずやっていこう。
今までの仕事に反省です。
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