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目覚めたまま見る夢のような 眠りの中で見た現実のような そんな赤い花 |
poem-詩と散文
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思いつくままに、詩や散文を書いています。 あまり推敲して作り込む、ということはないと思うので、笑って読み流してやってください。 「おまけ」記事なので、コメント欄は閉じていることが多いと思います。 分かりやすいように、詩の場合はタイトルの最初に【poem】、散文の場合は【soliloquy】という言葉をつけておきます。
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夏の日差しは遠ざかり 凍える季節にはまだ早く 優しい風の吹く午後に 誰かが手折った小枝には 甘い香りの金の鈴 拾って帰って、どうしよう 薄日の窓辺に散らしておけば、 小さく乾いたポプリになる 冷たい水に沈めておけば、 かすかに色付く香水になる 移ろいながらも記憶の底に 染み付いて離れないこの香り 甘く優しく、何故か沈んだ気持ちにさせるけれど 誰かが手折った金の鈴
そのまま通り過ぎることはできなくて、 拾って帰って、何をしよう 夕暮れの窓辺にかざしてみれば、 金色の灯りになるでしょうか 冷たい海に沈めてみれば、 金色の魚になるでしょうか |
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どこにあったのか、いつのことだったのかも思い出せない。 あの草原。 芥子が咲いていた。 タンポポが咲いていた。 次の年、また芥子が咲いて タンポポが咲いた。 いつのことだったのか、どこにあったのかも思い出せない。 あの草原。 |
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【 薔薇の庭 】 赤い薔薇は、りんごの香り 白い薔薇は、雪の香り ピンクの薔薇は、桃の香り 黄色い薔薇は、紅茶の香り 蜂の羽音が遠ざかる まぶたを閉じれば遠ざかる 雨の雫を王冠に、 紫の薔薇の花びらは、母さんがくれた硝子の香水瓶の蓋 ちいさな薔薇は、すいかの香り おおきな薔薇は、おしろいの香り これが私の、五月の庭 |

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真夜中の明るい部屋の風景が、時に白々しく見えるように 知らなくていいことを、知ってしまう時がある。 静かなのに 誰もいないのに ただ意味もなく明るい部屋。 白い壁。 何が始まったのか、心の中で。 誰かと何かを話したいのか、誰かに何かを打ち明けたいのか、 拒絶したものはたくさんあるのに、 それでも何かに甘えたいのか。 これはとても良くない傾向。 意味なく光に包まれているのは、この小さな部屋の中だけ。 一歩でも外に踏み出せば、 今までずっと、覆われていた、 深い広い暗闇の色を思い知るだけ。 出てはいけない、夜の中のあかるい部屋。 どんなに、白い空虚な明かりでも。 壁を見つめて、うずくまっても、 本当の朝が来るまでは。
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