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レンタル屋にDVDを借りに行って、今日はなんとなく面白そうな作品が見つからないと思った時は、
まだ未観のアルフレッドヒッチコック作品をどれでもいいから借りることにしてます。 特にヒッチコックのモノクロ作品は未観作品はまだまだ多いのですが、 このようにして偶然借りた「レベッカ」や「疑惑の影」、「舞台恐怖症」がとても面白かったりして、人生楽しませてくれます。 どう面白いのかといえば、物語がまず面白い。 これは、よく考えてみれば基本中の基本なんでしょうが(笑)
カメラワークも雄弁に物語りを語ってて面白い。
これは言葉ではなくフレームワークの絵の収め方によって心情を語るという云わばメタ言語ですよね。 あと、美人どころの女優をどのように監督が料理しているのかといった手腕を観るのが面白い。
他の作品では映えてない女優がヒッチコック映画では生き生きとしていたりなんかします。 グレースケリーなんかは特にそうですよね。
ヒッチコック作品ではないんですが、ヒッチコックに対抗したような同時期のモノクロ作品「密告」や「情婦」、「顔のない眼」、「狩人の夜」、「死刑台のエレベータ」、「雨の午後の降霊祭」、「恐怖の足跡」、「恐怖の足跡ビギニング」も面白い。 映画の歴史を考えたら、モノクロ作品のなかにもこんな面白い作品が相当に埋もれているだろうなぁ。 確かに最近観たモノクロ映画「ある戦慄!」も「尼僧ヨアンナ」も「マドモアゼル」も「怪人カリガリ博士」もなかなか面白かった。 「マドモアゼル」のジャンヌモローは美人とは思えないんだが、時々ハッとさせる表情をしたりします。それは「死刑台のエレベータ」の時もそうでしたが。
まあ、「死刑台のエレベータ」はマイルスデイヴィスのインプロビゼーションを大いに楽しむ魅力の方が勝ってますが(笑) 映画を観るよりもマイルスデイヴィスのトランペットに耳を傾けるジャンヌモローのジャケットのサントラCDの方を先に聞いたクチですから。 特撮ではない、脚本の妙・カメラワークの妙とでもいいましょうか、 どうやれば映画が面白くなるかといったアイデア勝負で作品が造られていた時代ですから、作品が面白いのも当然なのかもしれません。 そんな脚本至上主義の頃に特撮のエッセンスを散りばめ始めた頃のテレビ映画の諸作品、 「ウルトラQ」や「アウターリミッツ」、「ミステリーゾーン」が面白いのも同じ理由からなのかもしれませんね。 はてさて、あまりサイレント映画までには手を出してないんですが、こちらもどうなんでしょうかね。
今まで観たサイレント作品といえば、「パンドラの箱」「カリガリ博士」「ノスフェラトウ」…… いづれも独逸の映画です。
しかも、フレームの1カット1カットが美しくて、 80年代のロックシーンでもPVやジャケットなどにこれらサイレント映画の一部が使われることもあったと思います。 こりゃあ、今度 聖咲奇さんに会った時にでも、
モノクローム映画を総括してもらって「この映画を観ずに死ねるか100選」あたりを教えて貰っとかないとね。
いい映画を見逃してたら、死んでからも後悔して現世に留まりかねないですからね(笑)
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