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ガレージキットに出会う前、そう、1970年前半だろうか、
タミヤの1/35人形改造コンテストをタミヤ発行のカタログで見た時の衝撃は忘れられない。 ガレージキットとのファーストコンタクトの感動が薄まったのは
ひとえにこのコンテストの誌上写真を既にみていたからだろう。
あのわずか5cmほどの人形でキャラクターものや市販物よりも精巧な造形や麗美な塗装を見てしまったんだから、驚異と感動と憧憬がまとめて私の心をノックしたようなものだ。
小学生ながらも影響を受けて、その頃集めていたタミヤ1/35独逸兵をすぐにいじり始めた。
松葉杖の歩兵や、怪我人、首のもげた死骸、独逸軍指揮官で首が2つあるシャム双生児……まあ 小学生ですから、改造をまねてもそれくらいしかできなかった。 ミニチュアだからこそのコレクション欲…というのがあると思うんです。 昔流行った豆本やら、虫眼鏡で読むデビルマンの漫画とか、ミニカーもそうですし、ドールハウスもそうですし。 特にドールハウスは陶磁器メーカが本物のミニュチュアを作成したりとかしてますし。 爾来、1/35の造形や塗装に対するコンプレックスとしてわたしの心に深く深く残ってました。 そんなコンプレックスも遠に忘れていたんですが、ネットでたまたま見たナウシカ311さんのブログを見て 再びそのコンプレックスを思い出してしまいました。 しかもそれは40年前の衝撃をさらに上回ってました。 中でもセーラー服と機関銃の「星泉」長澤まさみVerなんて1/35ですよ。 ↓ http://blogs.yahoo.co.jp/nausicaa_311/38990308.html 1/35や1/24の改造やオリジナル、1/20のブリックワークス製品の塗装等もうそれは人間業じゃないと思うくらい。 本当に人間じゃなかったりして(笑) わたしも前に1/6のキラアクを造ったことはあるんですが、 さすがにそれを1/35で造れと言われたら、絶対無理としか答えられませんです。
そんなんでええのんかと言われたら……ん〜たしかにあかん。 さりとて1/35はチト難しいし、1/20だとそこまで感動もわかない。 というわけで1/24スケールの造形を遅まきながら勉強しはじめました。 まず、1/24前後サイズ……ということで身の回りの造形物を探してみると 食玩イワクラX星人が1/24くらいでしょうか、ありました。 サイズの参考としてタミヤとフジミの1/24を買ってきました。 向って左から、イワクラX星人、フジミのレースクィーン、タミヤのフィギュア、キャストの1/24人間が入ったと仮定したゴジラの着ぐるみ。
造型対象が人間なので身長差等個人差もあるでしょうが、見たかったのが1/24としてのボリュームです。 やはりメーカによってもサイズもボリュームもまちまち。 特にフジミ製品の写真にあるレースクイーンは見てたら腹が立ってくるような出来で、 「頼むからこんなんを商品化して売るなよぉぉ」……と思う次第。
20年前くらいにモデラーズというところから出ていた1/24アクセサリフィギュアというのが いい造形でバリエーションも多々あったなあと思いだして調べてみましたが、既にどこにも販売してません。 20年前の製品ですし、肌色のレジン成型品だったからガレージキットに近いものだったのかもしれません。 今頃欲しくなっても、「あとのまつりの覆水盆に返らずバージョン」といったところでしょうか。 調べてみると「あかきサイクロン」のサイトで 伊藤宏之さんの作品リストにモデラーズ1/24アクセサリフィギュアが多々ありました。
1990年〜1993年に作成されたものだそうです。 個人的にはイワクラX星人のボリュームとサイズが気に入ったのでこのサイズ・ボリュームより、ほんの少し小さいサイズで顔の大きさを考えることにして試しに造形してみました。 木片にスカルピーを瞬間接着剤で仮止めしたまま、デスマスク風に造形していくんですが、いやあ、難しい。目と口あたりが特に難しい。 顔を一度に造形してみましたが、やはり数回に分けて焼き固めながらやった方がいいかなと方向転換したものの、それでもうまくいかず。 こんな感じでデスマスクの習作がどんどん増えていきそうですが、不思議なことに似せようと努力しても全然似なくて意思に反した造形物が出来上がってしまう。 なんでなんだぁ…などと嘆きながらも予想外に仕上がるので、それが楽しみでもあります(笑) どうしても拡大鏡が必要で、東急ハンズに買いにいったら目玉の飛び出るようなお値段でしたので、
しかたなく100円ショップで調達したmonoを組み合わせて拡大鏡もどきを作成しました。
合計400円ですが、これがなかなか重宝してくれます。
しばらくはこんなかんじで1/24サイズのお勉強してから、 1/24の映画のシーンを模したビネットを造りたいですね。
たとえば琵琶湖から出現したシャツ姿の左手首のないフランケン+琵琶湖遊覧船はりまる とか、 たとえばアオシマ1/144の団地の前に佇むうなだれたシャツ姿の左手首のあるフランケンとか(笑) 世界驚異シリーズオープニングの地球とおっさん、パシン錠とパシン嬢、浴槽の地球防衛軍もこの際このサイズでやってみてもいいかも。
そんな夢を馳せながらも、まだ方法論も確立できてないので取らぬ狸の皮算用ですが(笑) |
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えらいまた難しい事にチャレンジされてますな。
人間というのは普段もっとも見慣れている分、かなり精巧なライフサイズの作り物でも似せるのは大変…
ジュラシックパークでティラノザウルスのCGを観てなんの違和感も感じなかったのに、
それより数段技術が進んだ映画版ファイナルファンタジーのCGを観て、皆「気持ち悪い」という感想を持ったのは、
それだけ普段から「生きた人間」を見慣れているからなんですよね。
だから実在する人間に似せる、まして1/24ともなれば技術プラス幸運な偶然が重ならなければ似せるのは不可能に近い領域でっせ。
実物を素直に縮小する技術だけでなく、小さいフィギュアなりの微妙な「噓」をつかないと似せるのは難しいでしょうね。
似顔絵作家さんが、単に模写するのではなく、モデルになった人の顔の特徴的な微妙に誇張するのと似ています。
ちなみに1/35の田宮のコンテストにゴジラ着ぐるみから顔を出す中島春雄さんとか作ろうと考えた事がありますが、
小さいものを得意とする自分の力量でも似せるのは不可能と諦めました(^^;)
でも1/24ならなんとかなるかもしれませんね。
2012/7/6(金) 午後 3:14 [ hironori_ino ]
ホント、このサイズでのリアル系フィギュアは至難の業ですね。
『小さいフィギュアなりの微妙な「嘘」』はわかります、『らしさ』を表現するには、そのスケールなりの表現があるということですよね。
ミニチュアであることの面白さから入って行って、最後に帰結するところはミニチュアワールドなのかな……なんてこと最近思ってます。
中島春雄さんの足演出のゴジラの風景や、マスクを取ってる中島さんの目の周りが緑の顔のガイラとか、鼻から上だけ中島さんの顔が出ているモゲラとか面白そうですね。
人間とからめた怪獣、あるいは小さいサイズの特撮変身人間シリーズや人間が主体の特撮風景や特撮美人女優の「あのシーン」「このシーン」などが、
これから開拓されるガレージキットの分野なのかもしれませんね。
想像するだけでも100シーン以上は造型したら面白そうなシーンがありますよ。
まあ、まず1/24で塗装することが可能な眼をつくることが出来なければ話にならないんですけどね(笑)
2012/7/6(金) 午後 11:32