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根津駅から歩いて東京大学の斜め正面に位置する弥生美術館に行ってきました。
この美術館ですが、挿絵美術館と異名をつけてもいいんじゃないかな。 というのも、常設展で高畠華宵の作品に触れることも出来るし、大伴昌司展と同時に夢二と関東大震災展も開催しているし、過去の開催記録を見れば、一貫したテーマが浮かび上がってきます。 今回、この美術館に足を運んだ理由は、稀代のSF&ホラー&怪獣ジャーナリストである大伴昌司が関与した記事の挿絵展が目的です。
今回、弥生美術館謹製の図録はなく、その替わりに「怪獣博士! 大伴昌司 ---「大図解」画報 (らんぷの本) 」が図録よろしく売られてました。 大伴さんのSF同人誌時代、紀田さんとの怪奇幻想文学発掘、怪獣図鑑、ジャーナリストの視点で企画した少年雑誌グラビアなど、大体は見たことある絵やエディトリアルな編集ワークではありますが、それら雑誌掲載ページ写真にあわせて原画が置かれているのは嬉しい限り!
売店にはこんな絵葉書ありました。
ガイガンのデザイナーでもある水氣画伯×大伴昌司構成の挿絵絵葉書とか、
梶田画伯×大伴昌司構成の絵葉書とか。 これらの2色刷りの挿絵絵葉書はA4あたりに印刷し直して額に入れて飾りたいですねぇ。
売店にあるその他の絵はがきをみると、石原豪人画伯や岩田画伯、山川画伯の挿し絵のポストカードもある。
やはりここは挿絵天国なんだ。 弥生美術館さんには昭和初期の探偵小説の挿絵特集をしてもらいたいものだ。
さて、大伴昌司著作ですが、大阪の図書館で借りた怪獣ウルトラ図鑑、かなりの美本で書架に残ってました。
奥付けを見ると1971年重版で23版。
おしい! なぜおしいかというと、この本の重版時期は大きく4回にわけられるんですが、その1年前の重版までがスペル星人掲載版なんですよ。 スペル星人版ではありませんでしたが切り取りもなくらくがきもない!
まあ怪獣図鑑は本来図書館で借りるものやないからなあ、キレイで当然なのかもしれません。 怪獣ウルトラ図鑑について、昔 自分が調べて書いたブログ記事を読み直してたんですが、
わたしが実家に持ってる怪獣ウルトラ図鑑は24版です。 ちなみに奥付は、初版が1968年5月30日、15版が1970年2月25日、23版が1971年2月10日、24版が1978年9月30日。
コピーライトも23版までが円谷特技プロで、24版から円谷プロになります。 但し、1版〜15版の円谷特技プロの印刷場所と23版の円谷特技プロの印刷場所は異なります。 それがどうした?……と、いわれればそれまでなんですが(汗)
わたしが自宅に持っている24版の写真をコチラに採録しておきます。 本の裏が違うし、表紙はなんと大伴さんの名前が消えております。 そうそう、特撮博物館でも販売されていたM1号さんの大判B5サイズブロマイドにあるアンヌ&ペガッサの写真は、怪獣ウルトラ図鑑の裏表紙のアンヌ&ペガッサの写真の図柄とは異なったバージョンなんですよ。
M1号西村さん……なんてマニアックな写真図案選定してるんだぁああ。 怪獣図鑑マニアには朗報です、2012年10月には「怪獣画報」円谷英二著 が復刻されます。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ この復刻版の「怪獣図鑑」は是非とも欲しいです……というのも子供の頃持っていなかった怪獣図鑑だからですが。 ちなみに復刻版の怪獣ウルトラ図鑑の表紙もこの上のフライヤーに写真ありますが、 初版と同じ表紙ですね。そして、さりげなくイカルス星人のページを表示させていることにより、 復刻版はスペル星人は載ってないんだよ〜ん と、さりげなく伝えているわけですね。 もう一冊、図書館で借りました、大伴さんゆかりの挿絵画家「石原豪人★妖怪画集} 大きなページで石原豪人の絵を堪能出来る喜び……さりとて、復刊ドットコムの本は皆いいお値段っすねぇ……。 そうそう、怪獣挿絵といえば、前村教綱画伯の画集も借りてました。
まったくの余談になるが、青森県立美術館の成田亨画伯常設展のポスタアを東京で見つけた。
昔テレビ画面や銀幕で暴れた怪獣たちが、今年の夏は特に美術館を舞台に暴れている。 怪獣創世から約半世紀を経て今年ほど『特撮や怪獣に市民権が与えられた』という思いが強い年もそうないと思う。
ずっと怪獣好きでよかったと思う。
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