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映画館で映画をみて、自分なりに優劣をつける。
いい映画を観ると、一緒にみた友人とその映画を熱く語りたく、 またそうでない映画を観た場合も、一緒にみた友人とその映画について「ここがいけないよね」などと語りあう。 まあ、どちらにしても感想は述べたい方なのだが、 時には、自分がどう受け止めていいのか戸惑う映画というものを観ることがある。 その場合は、感想もどう語っていいのか判らないで、ノーコメントの言葉しか出てこない。 どんな映画がそのノーコメント感想なのかといえば、 たとえば、「死霊の盆踊り」…… たとえば、「コヤニスカッティ」三部作…… たとえば、、今回再観した大林宣彦監督版「漂流教室」…… 大林宣彦監督版「漂流教室」は1987年劇場公開で観て以来、ビデオでは全く再観していなかったので、
今回25年振りに観ることになる。
海外版のこの「漂流教室」DVD−Rはビデオからのコンバートなのでビデオ画質で滲みノイズはあるんですが観れないわけではない。 どうでもいいけど、このDVD−Rのジャケット写真、右下にオリジナルサウンドトラックと書いてあるんですが……レコードジャケットからの転用? 楳図かずお原作漫画は、完全版も2007年に出版されたこともあり、関西にもその全三冊総756頁を持ってきているので、 少なくとも1年に1回は通読していると思う。 で、25年振りに映画を観てどうなのか?といえば、
おかしなもので、当時よりは冷静に好感度UPで観れました。
まず、この原作漫画、どの監督がどう料理しようが原作漫画を越えるような映像作品は出来そうにない。 しからば、自分の土俵で勝負するというような感じで、大林監督の自分の世界観に焼きなおした映像化は正解のような気がしてきた。 アメリカンスクールの生徒が「漂流教室」を題材にしたミュージカルを演じた……と考えれば よく出来てるじゃん……と思えるようになったのが不思議(笑) 苦境を乗り越えるために子供から大人へと意識が変化していく様を巧みに描いているのもいいし、 全編英語というところが日本人として感情移入の妨げになっているところも客観的に観れる要素だったんだと思えるようになった。 あまりにもクサイ科白も演劇的要素として観れば抵抗はない。 ラストも感動的にまとめてるじゃないですか……原作漫画に込められた人間ドラマ要素はちゃんと表現されてます。 橋本以蔵脚本はかなり優れているのかも。 音楽もナウシカナウシカしてると思ったら久石譲じゃないですか! 砂で体を洗う少女の美しいこと。
南果歩も三田佳子も若い若い。 原田知世のお姉さんも出演してたんだ、忘れてた。 そう考えると、この大林宣彦監督版「漂流教室」も見所は多くあるんだなぁ、勿論多々限定付で観た場合ではあるのだが。 この映画、ハイビジョン放送しないんだろうか?と思いネットで検索してみたら……なんとBS/CS日本映画専門チャンネルで今年の6月にハイビジョン放送済み!
ええっ??なんてこと。海外でわざわざビデオコンバートDVD−Rを買わなくてもちゃんと放送もあり高画質で観ることも可能じゃないですかぁぁぁぁあ(泣) なんだかわたし、映画に関してはいつも遠回りばかりしてるような気がしてきたぞ…… |

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