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インド映画……いやタミル映画と云うべきなのか?
「ムトゥ踊るマハラジャ」を観た時は、抱腹絶倒でタミル映画ってこんなに面白いんだということを知った。 さすが数字の「0」を産み出した国である。
普通の人が到達できないであろう「狂気と悪夢の領域」にいとも簡単にアクセスしているような映画を 唄と踊りで魅せてくれるんだから、もう常識すらタミル映画の前ではかすんでしまうくらいなのだ。 演技が上手いとかヘタとか、
脚本がいいとか悪いとか、
映像がいいとか悪いとか、そんなものはどうでもよくて、
「しばし世の中の常識からはみ出した畦道を歩きたい」という超常現象を体験したい人の為にあるような映画です。 しかし、その割にタミル映画が日本のマーケットに多くあるわけではなく、
「ムトゥ踊るマハラジャ」以降、あてどもなくあの手のタミル映画を待ち焦がれていた。 そして、ついに、自分にとっては「ムトゥ 踊るマハラジャ」の第二弾ともいうべきインド映画がやってきた……しかもCG特撮で。
映画「ロボット」
日本公開版は40分近くのカットされた139分というので、
5月の劇場公開は観ずに、DVDの完全版177分を心待ちにしていたのだ。
ところが……である。 レンタル屋に並んだDVDって……139分ってことは公開バージョンと一緒ジャン??
さりとて、据え膳を目の前にして借りないわけにはいかず、この場は借りて、家に戻って調べてみると意外な事実が。
「ロボット 完全豪華版ブルーレイ [Blu-ray] 」177分……ブルーレイでしか完全版はみれないんかいっ。 ん?レンタル屋に「ロボット」のブルーレイがあつたようななかったような……
とりあえず買っちまうんだろうなァ、ブルーレイ(笑) ついでに「ムトゥ踊るマハラジャ」のDVDも再販してくれるとありがたいのだが。 で、この映画「ロボット」ですが、もう期待通りのタミル映画でした。
それにしても、なんという品の無いタイトル、
SUPER STAR ラジニカーントが再君臨。 監督にシャンカール、音楽にA・R・ラフマーン……監督は違うけどまさに「ムトゥ踊るマハラジャ」の再来 with サイバーパンク(笑)
信じられないインドの奇術をそのままCGに置換したようなもので、 これってCGでも無理なのでは?といった不可能な映像を可能にしております。 この映画は長いので、中間に映画「十戒」や映画「惑星ソラリス」や映画「風と共にさりぬ」のように「幕間」があります。
その「幕間」を境に前編、後編でわかれてるんですが、 前半が「良心回路を埋め込んだキカイダー」の話で、 後半が「暴走するキカイダーまたはハカイダー」といった話。 いや、後半は「ターミネーター」とした方がいいのかな。
物語は単純で、
鉄腕アトムのようなロボットを「軍事目的」で造ったのだが、
雷に撃たれて「自我」を持つようになり、開発者の博士の恋人に恋をする。 博士はそんな云うことを聴かないロボットを分解して夢の島に遺棄するわけだ。 それを悪い博士が拾い、良心回路の反対の悪心回路をそのロボットに植えつける。 ここから先は映像でその諸悪の数々を楽しむだけですね。 言葉による形容よりも、視覚としてハチャメチャなその映像を「生」で観るに限ります(笑) そして意味脈絡も無しにミュージカル風な「踊り」が挿入されます。
豪華絢爛にして、とてもとても下らない、それでいて、楽しめるんですから、不思議デスヨネェ。 |

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はじめまして。
昔、「ムトゥ踊るマハラジャ」を観て感激し、以後数本インド映画を観ましたが、どれもイマイチでした。
でも「ロボット」はとても面白そうですね。是非観てみます。
2012/10/5(金) 午前 10:08 [ 金剛大船長 ]
完全版観ました。
この映画「ロボット」は完全版の方がタミル的にいいようですよ。
ブルーレイにはメイキング映像もありました。スタンウィンストンスタジオが関係してたんですねぇ。
2012/10/8(月) 午前 9:07