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最近DVDで見た映画で1970年代に公開された映画を並べてみたら、あることに気付いた。
全部とはいわないが、大半が……トンデモ映画だな(笑)
1970年代は文化的にブッとんだ時代だったのかもしれないが、
それを立証するには、当時の映画や音楽を並べてみるといいのかもしれない。 ひとことで「ブッとんだ時代」と表現したものの、正しく言えば、
『今あらためて観直すと斬新な内容だったと気付かせてくれる要素テンコ盛り』と云った感がある。 1960年代ではフタをして隠していた事柄に対して、
1970年代はそれを逸脱した奇想 または、人が語ろうとしないことを深くえぐって露出させたような内容が過激に伝わってくる。 今ではもうこんな演出しないよね って内容も絶滅種だからこそ顧みて楽しめるんだろうね。 華麗なる追跡 1975 志穂美悦子作品の代表格といえば「女必殺拳シリーズ」なんでしょうが、
永井豪漫画的に仮面ライダー的に楽しめるこの作品を「女必殺拳シリーズ」のさらなるワンランクアップの位置付けに置きたい、そんな映画です。 まず、キューティハニーのように七変化する志穂美悦子が楽しめます。
美麗なる変装の数々は勿論、男装、老婆装、謎のジプシー風異人老婆装、いやあ、ここまでやると凄いぞ。 普通の服装もサイケ調あり、レーサー姿あり、女子高生制服姿あり、この当時コスプレという言葉はなかったのかもしれないが、着せ替え人形のようなエッちゃんに対抗するは16歳のマッハ文朱!(笑) 「宇宙怪獣ガメラ」の時のマッハ文朱とは雰囲気が全然違ってて、まだ青々しいです。
「宇宙怪獣ガメラ」……といえば、「夜霧のハウスマヌカン」歌ってた やや が マッハ文朱同様銀タイツ姿の宇宙人で出演してたというのを前に教えてもらったことがあります……今度確認してみよう。 で、華麗なる追跡 ですが、東映の残酷路線を受け継いでおり、
クスリ漬けにされて●されたり、兄の目の前で妹が●されたり、しかも●すのが熊の縫いぐるみを着た変態代議士だったりするんです(笑) 仮面ライダーの戦いの舞台となる採掘場または山間の造成地での爆破シーンもあり、
最後の決戦のロープーウェイでの空中決戦もあり。 華麗な志穂美悦子のヌンチャク捌き 対 黒衣のシスターの鞭捌き なんてのもあります。 口から放出される針って、だいたい目にあたるんだよなぁ。そんなシーンもちゃんとあります(笑)
ローラーボール 1975 1970年代に流行ったローラーゲームを今一度観たくて
1972年の映画「カンサスシティの爆弾娘」のDVDを探したんですが 日本では発売してないのかな。 輸入盤でKansas City Bomber で調べてみたら、あらま、 これも廃盤、ラクエルウェルチ&ジョディフォスター作品なのに残念。 1974年の映画「アリスの恋」の男装的ジョディフォスターや 1976年の映画「白い家の少女」の魔女的ジョディフォスターも魅力ではありますが。 で、YouTubeで東京ボンバーズのヨーコでも観ようと探ったら、当時の映像出てきました。 今観るとなんとなく規模感小さくかんじます。 まるで、子供の頃通った路地裏の道をおとなになって歩いたらすごく狭く感じるようなあの感覚と同じですねぇ。 こんなに小さなトラックだったんですね。起伏もあったと思ったけど、そうでもないし。 オートバイも鉄の玉も出てこない……あれ?それはローラーゲームではなくてローラーボールだわ(笑) いつの間にかローラーボールの要素が混入されて思い出の中ではローラーゲームが肥大化していたのかもしれません。
ということで、このローラーゲーム熱をさらにヒートアップする思いを込めて再見しました。
ローラーボールのノスタルジアを感じるのであれば、リメイク版ローラーボールではなく、 1975年版のローラーボールの方がいいですね。 わたしはこの映画のサントラLPレコードを持ってました。
バッハのトッカータとフーガをはじめショスターコーヴッチの交響曲やアルビノーニのアダージョ等クラシックが収録されている反面、シンセサイザー演奏主体のオリジナルスコアも数曲あり当時はなかなか楽しめました。 映画音楽はクラシック、ジャズ、ロック、フォーク、民族音楽、現代音楽などノンジャンルで楽しめるからいいですね。 おかげで音楽の許容範囲幅が広がりましたわ。 SEXORCIST DEVIL 1974 オカルトポルノSEX魔団サタンの悶え
たいていはこの手の映画は意にそぐわないものと思ってるんだが、
エクソシストが流行った頃に製作された映画なのでひょっとして完成度高いのかも?……と思い手を出したが運の尽き! あきまへん、「盲坊主対空飛ぶギロチン」同様に酷いフィルム状態ですが、内容も同等に惨いですねぇ。 それでも資料的価値としてはあるのかな、まあ、こんな映画がありました みたいな。 盲坊主対空飛ぶギロチン 1977 1975年の映画「片腕ドラゴン対空飛ぶギロチン」に続編があったと知ったのはずっと後のこと。
しかも勝新太郎の座頭市と戦うというのであれば、ソレは観たい……と思っていたんです。 よもや、こんなカルトな作品が発掘され、レンタル屋に並ぶ日が来ようとは誰が思ったでしょうか? と、ここまでは歓びの坩堝だったんですが、実際に作品を借りて見てみると……
見るに耐えないくらいのフィルム原版、フィルムのキズ、退色、画像ズレ、音声ズレ……おいおいおいおいおいおいおいおいおいおい まともに正視出来る様な映像ではなかったのです。
しかも、勝新太郎主演と思ってたら、勝新太郎(そっくりショー)さんだったわけです(大笑) 凄くまぎらわしい芸名ですよねぇ。 それでも資料的価値としてはあるのかな、まあ、こんな映画がありました みたいな。 盲目ガンマン 1971
「盲坊主対空飛ぶギロチン」で思い出したのが、
盲目のガンマンが主人公の異色マカロニウェスタン映画「盲目ガンマン」
子供の頃、「美女50人とさすらいの用心棒」というタイトルで放映されたのを見たことがあって、 ビートルズのリンゴスターが悪役で出演しており、印象的でした。
この映画も筋は結構ハチャメチャですが、イタリア美女を楽しむのには不自由しない映画でした。 巨大クモ軍団の襲撃 1977
こちらもTV『ゴールデン洋画劇場』で観た映画ですね。
ラストの戦慄すべき雪景色(笑)は鮮烈に覚えております。
「宇宙大作戦」のカーク船長ことウィリアム・シャトナーが主演ですからねぇ。
この映画でもカーク船長っぽい演技でしたが、今思うと1976年の映画「魔鬼雨」に出ていたウィリアム・シャトナーもカーク船長っぽい演技でしたが……。 タイトルの「巨大」という単語については?ですが、動物パニック映画の定石のようなフォーマットの映画でした。 巨大蟻の帝国 1977 1976年「巨大生物の島」の鼠虐待映画のバート・I ・ゴードン監督が
再びH・G・ウェルズの原作を映画化した映画です。
技法的には、前作と同じような実物の生物を巨大に見せるような合成ですね。 物語としては単に襲われるだけではなく、1974年「フェイズⅣ 戦慄!昆虫パニック」のような支配する蟻というテーマも原作通り描いてました。 それにしても、なぜこの映画が日本でDVD化されるのに「フェイズⅣ 戦慄!昆虫パニック」がされないのかが不思議だ。
未来世界 1977 1973年「ウエストワールド」の続編で、
中学生の頃ノヴェライズ化された新書を読んだことがあるのですが、映画を観た記憶がないのです。
諸星大二郎の漫画「夢見る機械」のように、 人間とロボットがすりかわっていく内容だったので、ノヴェライズは楽しめました。
果たしてマイケルクライトンがどこまで関わっているのかは知らないですが、
やっと日本でDVD化されてレンタル屋に並んだのですねぇ、次回は確認してみます。
Tsutayaの「この映画が面白い」で1973年の「戦闘機対戦車」がレンタル開始されましたねぇ。
新入荷早々レンタル中が続くので人気が高いようですねぇ。 「この映画が面白い」のラインナップの1971年「ハロルドとモード 少年は虹を渡る」や 1976年「追想」も衝撃的かつブッとんだ映画でした。
若松監督と共にシルビア・クリステルも別世界にイッちゃいました。
今夜はエマニエルシリーズで一番好きな「続エマニエル夫人」でも観ながら追悼するとしましょう。
……さよなら、エマニエル夫人。
「聖母観音大菩薩」と「続エマニエル夫人」の豪華二本立てになるのかな。 |

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