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先日Amazonで購入した1970年の映画Deep End(邦題は「早春」)輸入盤PAL形式のDVD&BDツィンセット。
単なる思春期映画といえばそうなのかもしれないのですが、 ネットでDeep Endで検索してみると、意外にも隠れファンは多いようで 日本盤DVDが発売されていないにもかかわらず映画評も多い。 町山智浩さんの書籍「トラウマ映画館」にもDeep Endの記事が載っていたなあ。 確かにある意味トラウマというか、心の深いところに出来たキズが今でも時折り疼くとった感じではあります。 内容はというと……
純朴な少年が愛した年上の女性は小悪魔的な魅力に溢れてました。
でも、そんな淡い恋心はとんでもない終焉を迎えるのです。 と、いった残酷な天使のテーゼのような美しい悪夢のような映画(笑)
水のないプールを見ると、ついこの映画を思い出します。 さらに特筆すべきは、 この映画のサウンドトラックが知るひとぞ知る伝説のジャーマンプログレ・クラウトロックグループのCAN(カン)なわけです。
CANといえば、ボーカルがダモ鈴木、そしてシュトックハウゼンの愛弟子のホルガーチューカイがいた伝説のバンドです。 しかも曲は14分30秒の「Mother Sky」が 映画の中で「いかがわしい場所」で流れるんですよ、ああ、懐かしい。
CAN以外にもキャット・スティーヴンスのBut I Might Die Tonightなんかも聞けます。 ライヴの「 Mother Sky」はYouTubeで見ることもできますが、
ダモ鈴木が貞子のような髪をして顔を隠して唄っているのには笑えました(笑) Deep Endの主演の悪女役のジェーン・アッシャー嬢は ポォの書くところの「アッシャー家の崩壊」の末裔とは関係ないですが、
イギリス上流階級のアッシャー家の一員とのこと。 彼女はビートルズのポールマッカートニーの元フィアンセで有名ですが、 この映画に出演した頃が23歳……ということは破談後の出演ということかな。 ハマープロの「原子人間」にも子役の彼女が出演しているらしいので、いつか確認してみよう。
彼女は出演作ごとに雰囲気が異なります。役柄でドロンパとイメージが変わる女優なのです。 わたしの場合、彼女が気になるというより、役柄のスージー役に興味があるというか、 彼女の一番いい魅力を引き出しているのがこの映画Deep Endのスージー役なのでしょう。 この映画の監督イエジー・スコリモフスキの他のDVD発売では、
「ザ・シャウト さまよえる幻響 」The Shout (1978)という摩訶不思議な映画を レンタル屋で借りたことはありますが、 それにしてもなんでアヴァンギャルドな映画ザ・シャウトの国内盤が発売されて、 このDeep Endの国内盤DVDが発売されないのかがすごくすごく不思議。
と、ここまで書いていて、そうそう、この映画に起因した別の映画のことを書くつもりだったことを思い出す(笑)
で、このDeep Endの輸入DVDに入っていた2012・Winter BFI(というDVDメーカー)のDVD発売カタログを見て驚いた。
とてもとても驚いた。
The Devils
2-Disc special edition BFI, 2012, UK (Region 2 DVD format) うそっ、しかもUK盤の冒涜シーンが入ってるDVDが…………正規に発売されているとは!
正規に発売するなんてまるで神や教会を恐れない所業!
これが許されるのなら、ウルトラセブンの12話『遊星より愛をこめて』や『ノストラダムスの大予言』の 発売も許されてもいいのではと思ってしまうくらいに……。 発売を知らなかったのには理由がある。馴染みの輸入盤DVDのお店では全く取り扱いがないのだ。
馴染みの輸入盤屋は亜米利加に店舗があるのだが、PALヨーロッパ系DVDも多々取り扱っているのに、
その店のリストにもThe Devilsはない。
BFIのカタログを見ると発売は2012年3月となってるし、
わたしはそれを知らず亜米利加で海賊版のThe Devilsを今年の8月に手に入れて喜んでたのね(笑)
PAL欧羅巴盤はAMAZONで買うのが安いんだが、調べるとAmazon内に登録されている欧羅巴の海外DVD販売屋さんからの発売は今のところない模様。
全く謎だ。
で、馴染みの亜米利加の輸入盤屋さんに、とりあえずメールしてみた。
『待望の超問題作の「The Devils」のDVDがBFIから出てるのになんで入荷しないのアルカ?』
このようにメールで聞いたら、すぐに返信がありました。
『BFIはウチも取引あるアルヨ。すぐに確認して在庫あれば1週間以内にはリストに入れるアルヨ』 と回答ありました。
よしよし、これで入手ルートは確保したと(笑) しかし一抹の不安もある。
内容が内容だけにすぐに協会側がこの冒涜映画のDVDを回収……なんてこともあるかもしれない。 とにかく早いうちにおさえておいた方がいいみたい。 その他、日本映画の取り扱いもあるのだが、リストを見ると、 黒澤明作品がやはり多い。 おっと、ちゃんと本多猪四郎監督の「ゴジラ」と「地球防衛軍」があるのが嬉しい。 さらに、「Woman of Dunes」ってあるけど、これ「砂の女」なのね、英語タイトルはやはりSandsではなくDunesなのかぁと感心。 そうそう、ウルトラセブンの12話『遊星より愛をこめて』で思い出したが、 赤穂の友人から「えびてん」第三話 のDVDを戴いた。
なんの連絡もなくいきなり第三話のアニメが送られてきて、 一瞬なにごと??と思ったが再生してみて、納得。
なんと、このアニメ、ウルトラセブンのパロディやパステーシュに溢れた作品だったのだ。 しかもどうみても禁断の12話のパステーシュ部分もあるのだから、ついつい嬉しくなってしまう。 |

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