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中学生の頃、よく古本屋でSFマガジンやミステリマガジンのバックナンバーを漁ってました。
1970年代後半ということもあり、古本屋にも1960年代のバックナンバーがまだ1冊100円程度で売ってた頃。 バックナンバーのなかで好きな作家の小説が収録されている号を選んで買うので、 目次を見ながら発掘していくわけです。
お目当ては当時好きだったレイ・ブラッドベリ、リチャードマシスン、ロバートブロック、ジャックフィニィ、チャールズボーモントの作品あたりでしょうか。 単行本、文庫本に収録される前の作品収録が多かったですから、バックナンバーでも楽しめたわけです。
日本独自での短編集なんてそうやすやすと発売されない頃の話ですもんね。
実際今でも単行本や文庫本未収録の短編もあるのかもしれませんね。 この頃はまだSF小説やSF映画の情報を得ることがなかなか難しくて、雑誌から得ることが多かった頃、バックナンバーの雑誌に書かれてある書評でさえも有効期間は相当長かったわけです。
今でこそ図書館でこれら雑誌のバックナンバーを探すことも可能であり、
1年ほど前にミステリーゾーン作品の短編をSFマガジンやミステリマガジンで探しに行ったこともありましたっけ。 でもね、図書館では雑誌は「館内閲覧」のみのサービスで館外持ち出しが出来ないんですよ。
残念です。写真等でブックハンティングしてコレクションを増やすことができないんですから。 でも、本として復刻された雑誌の場合は書籍扱いとなるので、館外持ち出しは可能なんですね。
そういえば……確か過去にSFマガジンは1度復刻されたはず……と思い、図書館で検索してみると、ありました。 1995年刊行の復刻 S‐Fマガジン〈No.1‐3〉
復刻はこの3冊しかありませんが、1959年の日本のSF事情を探るのにはいい書籍です。 映画「ゴジラ」上映から5年後、つまり日本国産SF映画も世間で認知されたばかりの頃です。
ミステリーに対しては江戸川乱歩のおかげで一般大衆が馴染む基盤はこの頃は既に完成済みと思うんですが、SFの基盤は出来たばかりのようです。 (横田さんや会津さんが発掘してくれてる明治SFは基盤と云うにはまだ遠いと思います) 創刊号から3号までですが、雑誌創刊時の勢いが充分感じられる雑誌に仕上がってるので、読み応えは充分ありました。
以下は創刊号の目次ですが、ブラッドベリ、マシスン、PKディック、ロバートブロック、ACクラーク、アシモフ作品がありますね。
豪華キャストですよ。 フレデリックブラウン作品も2号、3号と掲載がありますし、3号にはジャックフィニィの作品もあります。 2号の表紙裏に本誌創刊に寄せられた祝辞があるんですが、安部公房さんの祝辞はまあいいとして、なんと科学技術庁長官国務大臣 中曽根康弘 ってホンマかいな?
中曽根さんとSFマガジンの組合せ?……意外です(笑) 2号に「放射能・銀幕を席巻す」では映画「ゴジラ」や「原子人間」、「黒い蠍」、「放射能X」を特集してます。
「大怪獣バラン」も紹介してるんですが、 添えられた写真が間違っており「空の大怪獣ラドン」だったりします(笑)
3号に映画「電送人間」の記事ありますネェ。また、最近の海外SFテレビ事情で「黄昏地帯」と邦題にして「トワイライトゾーン」を紹介してますし、色々楽しませてくれますネェ。 最後に、当時のハヤカワの銀背のペーパーバックサイズの刊行紹介です。 大体が150円〜220円……安いなあ。
そして、これらの本は半世紀過ぎた今でも読めるものも多いです。 ジョン・ウィンダムの「呪われた村」=光る眼 が予価となってますね、最新刊ですね。 リチャードマシスンの「吸血鬼」=オメガマン=アイムレジェンドですし、 「渦まく谺」もエコーズといタイトルで映画化されてましたねぇ。 ジャックフィニィの「盗まれた街」=恐怖の街=ボディスナッチャーもあるし、PKディック作品もありますね。 「宇宙の眼」って??おそらく改題されて「虚空の眼」になったんでしょうねぇ、たぶん。 1959年(or 1960年)刊行の初版の銀背の「呪われた村」は持ってないですが、
1967年刊行の第三版の銀背の「呪われた村」ならウチにあります。 SFマガジン創刊から8年後ですね。 この当時の銀背にはなんと、本に筒がついてたんですね。その筒にはSFマガジン毎月25日発売で200円と広告が印刷されております。
で、第三版の「呪われた村」は290円!……わずか8年で110円もUPしてるなぁ(笑)
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2012年06月25日
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