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実家に帰った時に、何作かDVDを持ち帰ったのですが、
その中にあったのが1999年の金曜テレビドラマ「ケイゾク」と特別編「ファントム」と映画版「ケイゾク」。 なにげなく観てたら、とても面白い。
何をいまさらって云われそうですが(笑)
前に観たときはそこまで面白いとは思わなかったのですが、
しばらく棚にこのDVDを置いてたらワインのように芳醇な香りを醸しだす作品に変貌しておりました(笑)
わたしの感性の方が後追いでこの作品に追いついたんでしょうね。 1話完結で本格推理を愉しみつつ、
全編連作的にまるでレクター教授的人物を巡って殺人事件が起こり、
やがてドラマの結末に収束していくときには怪奇SF化していくという内容です。
警視庁捜査一課弐係は、お宮入りとなった事件、つまり迷宮事件をケイゾク捜査しているように見せかけてる、いわば幽霊部署的存在なんですね。
そこへ、東大卒のキャリア女性警察官が見習研修でやってくるんですが、相当な推理力で迷宮事件を解いていくんです。 それがシリーズ前半で本格推理編。
ところが、本格推理ドラマなんですが、全体を流れる不穏な謎と不可解な事件、まわりの人が少しづつズレはじめて最後は超自然怪奇SFドラマと化していくという面白さ。
ドラマの最初には警視庁捜査一課弐係の係長(太陽にほえろのゴリさんの定年前の姿?)と高校生の不倫カップルのコントからはじまるんですが、
例えばケイゾク第二話「氷の死刑台」の回の時には、 女子高生がゴリ係長に「氷の死刑台っていえば「怪奇大作戦の…」…」なんて我々のセリフを前もって代弁するんだからついつい嬉しくなっちゃう。
このジャンルのテレビドラマといえば、「トリック」がありますが、
コチラも同様に「会話の妙」が絶妙な味のバランスを取ってました。
そうですねぇ、飯田監督ワールドの「ナイトヘッド」「アナザヘヴン・エクリプス」「沙粧妙子最後の事件」テレビ版「リング」にも似た摩訶不思議なテイストもありますね。 日本のテレビドラマとしては「ケイゾク」はかなりいい位置にあると思います。
既に放送から10年以上も経過してるんですねぇ、俳優さんが若いはずだわ。 そんなことがあったので放映十数年後の今、図書館でケイゾク関連の書籍を漁ってみました。 色々ありました。
当時の刊行物を調べると、こんな広告がありましたよ。
角川書店特有のメディアミックス商法満載 といった感じでケイゾク冥利につきますね。
やはり作品としては小説で読んでも面白くないでしょうし、
西荻弓絵脚本が作品を芳醇な世界へと導いていると感じたのでTV台本を全話収めた脚本集を借りました。 この脚本、あとで追加した会話が別場所に書かれており、とても参考になります。 これが一番ですね。 残念なのは特別編ファントムの脚本がないこと かな。 次に映画の台本をノベライズ化した本、「ビューティフルドリマー」 まあ、映画の内容の文章化でした(笑) 「ケイゾク寫眞集」は、これも映画化作品「ビューティフルドリマー」の写真集。 それにしても10年後も楽しめる「ケイゾク」、20年後に再見してもまだまだ楽しめそうです。
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