秘密基地

年甲斐もなく怪獣で遊んでみた

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堀江あき子さんの著作、「怪獣博士!大伴昌司「大図解」画報」を入手しました。
先週、東京の弥生美術館で開催中の「奇っ怪紳士! 怪獣博士!大伴昌司「大図解」展」
本のタイトルも開催展示タイトルもまるで同じじゃないかと気付いた人は鋭い。
掲載内容、展示内容は全く同じです(笑)
イメージ 1
 
言い直せば、現在弥生美術館で開催中の展示会の図録がこの本である……といった本の仕上がりでしょうか。
とはいえ、美術館では原画の迫力がビシバシと伝わってくるし、書籍はそれら美術品をオウチに持ち帰る携帯バッグのようなもの。
同じものだけど別物といえば別物。

数ある大伴昌司研究書の中で広範囲な活動をした大伴さんのフィールドワークを広く浅く網羅した本は、自分が読んだ中ではこれだけですね。
 
特に、紀田順一郎さんとのフィルードワークの内容が書かれているのがいいですね。
この本のみうらじゅんさんのエッセイ、的確に当時のわれわれが受けた大伴インパクトを文章にされておられます。
そして、それ以来、われわれも大伴スイッチを押して生きてきてるんですよね。
 
 
閑話休題
 

先日借りた大伴昌司さん構成の「怪獣ウルトラ図鑑」の巻末にある秋田書店の刊行書籍の広告のなかに、「世界怪奇スリラー全集」があります。
 
イメージ 4

自分も今回この広告を見なければ「世界怪奇スリラー全集」を思い出すこともなかったのかもしれません。

当時は1冊380円で秋田書店からの発刊……案外秋田書店とわれわれの子供のころのつながりは奥深いですね。
「怪獣図鑑」に「がきデカ」、ウルトラマンの漫画、そして「世界怪奇スリラー全集」が秋田書店で持っていた書籍かな、決して朝日ソノラマだけが怪獣書籍を販売していたわけではないんですね。

ああ、すんごく読みたい、今すぐ読みたい。

「世界怪奇スリラー全集」の存在を思い出してしまったからには、早速行動に出なければなりません。
まず、古本屋やオークションでの購入も考えましたが、「怪獣ウルトラ図鑑」だってあるんだからひょっとしてこれも図書館にあるのではないかと思い、検索
あるんですよねぇ、さすが。

と、いうわけで、図書館にきちゃいました(笑)
とはいえ図書館には4巻はありません。
遺失したのかもしれませんが、それは仕方が無いということで、残り全巻計5冊を借りたかったのですが、
すでに一度に借りれる貸出し冊数はMAXになるため、4冊しか借りれませんでした。
 
イメージ 2
 

考えてみれば、わたしはこのシリーズの本で買って持っていたのは挿絵の記憶から察するに3巻目の「世界のウルトラ怪事件」6巻目の「世界の円盤ミステリー」じゃないかと。

残りは小学校(時期的にみて中学校もありうるか?)の学校の図書館だったのか、友達の家で読んだのか、市立図書館だったのか、今となっては思い出せません。
 
本来は化粧箱に入っていて、表紙と同じ柄だったと思います。
それは、「怪獣ウルトラ図鑑」でもそうでしたね、当時の子供向けの本にはそんな感じの装丁が多かったです。
 
当時は、ショッキングな内容やショッキングな写真あるいは挿絵として子供たちにトラウマを植えつけていたんじゃないでしょうか?
わたしも、この本に対する思い出は「恐怖」です。
出来れば知らなければよかったという内容も多く、しばらく夜トイレにいくのが恐かったですね。
昔のトイレは今のような水洗ではなく、家の少し離れた場所にある汲み取り式でしたから、
長い廊下をあるいて、そして、外の世界と通じている穴がある夜のトイレは異界の門でした。
 
オスプレイが未亡人製造機なら、この「世界怪奇スリラー全集」は夜尿症製造機と称してもいいかも。

今読むと、水曜スペシャル的な怪奇SFのヨタ話のようではありますが、当時はワクワクしながらかつ怯えながら読んだ気がします。
基本的には少年雑誌掲載の大伴昌司さんがグラビアで取り扱うような内容のビジュアルの薄い文字版のドキュメンタリー(??)といったかんじでしょうか。
 
ポプラ社の乱歩の少年探偵や、ルパンもの、ホームズものはまあノンフィクションとして楽しんでましたが、こちらの「世界怪奇スリラー全集」はフィクションとして読んでいたような気がします。
 
巻によって構成はまちまちですが、たとえば、6巻「世界の円盤ミステリー」の目次の下には資料提供「少年キング」とあり、挿絵もガイガンのデザインをされた水氣さんをはじめ前村さんも描いているので
少年キング掲載グラビアの再録分があるんだと思います。

まず表紙の上段のおどろおどろしい絵、これがトラウマ的に脳に貼り付いて離れない。
本を読んでなくても、この迫り来る霊は生理的にいやですねぇ。
このシリーズ、1968年刊行のものですが、調べてみると後に表紙を漫画絵に変えた1984年バージョンが存在するようです。
さらに、今回気付いたんですが、2巻の「世界のモンスター」の表紙下の絵……上の写真では向って左上の巻ですが、これ、ハマープロの「吸血ゾンビ」やないですか!
 
いいのか?これはありなのか?(笑)
 
世界怪奇スリラー全集、少し整理しましょうか。
 
サラブックの「恐怖の心霊写真」で有名な中岡俊哉さんの記載巻は全部で3巻分あります。

1巻目の「世界の魔術・妖術」3巻目の「世界のウルトラ怪事件」5巻目の「世界の怪奇スリラー」
1巻目は今回借りるのをオミットしてますが、内容は読み物系で怪談、奇談の世界です。
 
5巻の「世界の怪奇スリラー」の目次をみると口裂け女のような都市伝説はありませんが、古くからいわれている都市伝説系怪談ですね。
プラス死後の世界の体験談。
 
イメージ 5

3巻の「世界のウルトラ怪事件」は奇談集かな。
この本でツングースカのことや、血を流すモノの話を知りました。この巻の最後の方にある「化け目の女」のイラストが子供の頃のトラウマでした。
目を縦にふたつ並べるなよってかんじです(笑)
 
イメージ 6
 
2巻の「世界のモンスター」は、やはり挿絵は映画のイメージが大きく反映されてますね。
今読んですこしびっくりしたのが、下のページの挿絵。
日本のモンスターの「人を喰う鬼」の章です……お侍さんとハリーハウゼンのサイクロプスの組合せ(笑)
ここで気付いたのが、ハリーハウゼンものに愛着があるのも、ひょっとしてこの絵をみていたからなのかもしれないです。
 
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6巻の「世界の円盤」、これがやはり記憶にバッチリ残ってますね。
アダムスキーさんを知ったのは、この本が先だったのか、水曜スペシャルの矢追さんのUFOスペシャルが先だったのか??
おそらくこの本が先だったんじゃないかな?
当時よくあった図解でここまで書いてるし(笑)
 
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この本の凄いところは、このように肖像写真があるので、本当の出来事と信じざるを得ないんですよ。
 
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面白いことに、わたしたちはカールセーガンのことを「COSMOS」で知ったのがはじめてではなくて、
既にこの本で「カール・サガン博士」として紹介を受けてました(驚)

今この世界怪奇スリラー全集を復刻しても、今のこどもたちは読むと思いますよ。
なぜなら、わたしが子供の頃にこれら情報をこの全集で得たものの、これらの現象はなにひとつ解決されていないからです。
われわれの抱く謎は、さらに今の子供たちに継承され、それをまたさらに……といったかんじで永遠の謎として残るのかもしれません。

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