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2012年のワンダーフェスティバル夏のM1号ブースで水野久美さんのサイン会が開催されておりました。
M1号からは世紀の大怪獣 水野久美ブロマイド集 が発売され、 併せて、書籍「女優 水野久美 怪獣・アクション・メロドラマの妖星」のサイン本も会場で販売。 当日その場所にいたなら、この本も買っていたんですが、 結句、図書館で半年待ちでやっとこさ借りることが出来た次第。 この表紙の水着、これ、マタンゴ撮影時期の特写写真として撮られた磯辺の写真と同じ水着ですね。
東宝怪獣映画で育ったわたしにとって、
銀幕の水野久美から授かった『おくりもの』の影響力は計り知れないものがあると思います。 でも、その『おくりもの』すら、 その当時ではなんのことかわからない「得体のしれない感情」だったのですが、 やがてそれは1974年頃の映画『エマニエル夫人』でもっと具体的な提示があった後に、 ああ、そうか……この感情が性的衝動なのか……などとわかっていったんだから、 身体的に未熟でも精神が先にその衝動を捕らえるんだなと理解した次第。 もともと、ウルトラマンのフジ隊員やウルトラセブンのアンヌ隊員には 女性の色香など全く期待していなかったし、嗅ぎ取る演出も皆無だったんじゃないかな。 ……でも歴代ウルトラヒロインはその後の出演映画で裸体を出してますが(笑)
ウルトラ系には、悪い宇宙人に囚われてウルトラ女性隊員が自由自在に操られて 悪いことをしてしまうという演出があり、そのことも「得体の知れない感情」を得る一因ではありましたが(笑) ウルトラ系の得体の知れない感情とは別のものが、 水野久美演じる妖艶な「蓮っ葉な女」の魅力とか、 知的で面倒見のいい「知的女博士」への憧れと錯覚したものは、
普通一般の清楚で「いいこちゃん的お嬢ちゃん」よりも数倍魅力のある女性へのヰタセクスアリスということになるんでしょうねぇ。 と、いうことは、「ファムファタール」的女性に男は弱い……ということになりますね。
「女優 水野久美 怪獣・アクション・メロドラマの妖星」は、映画批評家の樋口尚文さんの文章と 水野久美さんのインタビューで構成されております。 樋口尚文さんが幼少の頃、わたしと同じ視点で 怪獣映画の中の水野久美さんを観ていたということが、なにより嬉しいですネェ。 まあ、大半の怪獣映画大好き少年の通るヰタセクスアリスの登竜門の先に水野久美がいたということでしょうか?(笑) 水野久美さんが怪獣映画に出演していなかったら、我々のようなかつての怪獣少年たちのヰタセクスアリスはどうなったんでしょうねぇ。
ただ、一ついえることは、昔の外国SF映画や怪奇映画は、必ず「美女と野獣」セオリーでエロティックな美女が登場してましたし、日本の怪獣映画もそれに倣ったような気もします。 今回のこの書籍、なによりよかったのが、怪獣映画好きの樋口尚文さんが怪獣映画を通してみた水野久美さんの魅力が最大限に活かされた書籍になっているということですね。
写真もいっぱいあって、惜しむらくは、写真集として紙質をよくして発売して欲しかったというのは無い物強請りか。
水野さんの写真ですが、子供の頃から女優になるまでの秘蔵写真も多々ありますが、 昔から目が大きくて人目を惹く顔立ちだったんですね。 大映、松竹、東宝 とすべての主要映画会社を渡り歩いているというのも初めて知りました。
東宝専属と思ってましたから。 わたしの知る限りでは、「日本誕生」(1959)の頃の水野久美さんはまだヰタセクスアリスの対象ではありません。
妖艶な色香が全くしないんです(笑) そこで本の巻末にある出演リストを眺めて、妖艶開始時期を特定してみました。 1961年頃から妖艶になってきてるようです、映画で云えば「暗黒街の弾痕」あたりからでしょうか。 この頃は既に山本學さんとお付き合いされてたようですね。 わたしは国際秘密警察シリーズを観たことがないのですが、 DVDを確認してみるとやはり発売はされてないみたい。 「国際秘密警察」をネットで検索してみると、なぜかWhat's Up Tiger Lily? という映画がヒットして???と思って調べると、 ウッディアレン監督が映画「国際秘密警察 鍵の鍵」を好き勝手に再編集し、 英語音声でスパイ・コメディにしてしまったという話もありました。 国際秘密警察シリーズ……観たいッスねぇ。
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