【「書斎の小道具たち」 ―― “お気に入り”と出会う楽しみ】
最近の東京の天気は、まるで梅雨明けしてしまったかのようです。
昨日は、夕方、日が射しているのに大粒の雨が落ちてくる。
きょうは、雷鳴とともに驟雨。――真夏のようです。
第2土曜日ですので、文献紹介。
ちょっと古くて、専門系でもありませんが、味わいのある1冊です。
■ 文房具は衝動買いせよ
筆者の堀源一郎さんは、天文学博士。
この本「書斎の小道具たち」の出版時(1982年)には、東京大学の教授でした。
自他共に認める“無類の本好き、文房具好き”だそうです。
ご自分が書斎で愛用してる品について、
1つずつ、なぜそれを使うのか、他のものに優れている点は何なのか――等々、
さすがは理系な、自分の嗜好を理屈で説明してみせる様は、なかなか興味深いものです。
(だからといって、難しい話を持ち出していらっしゃるわけではありません)
取り上げられているのは、高級文房具ではありません。
堀さんの考える理想の文具の条件は、「まず安価で、そしてアイデアに満ちていること」。
ただし、堀さんの言う「安価」とは「cheap」なものではないです。
「それを使う理由」がはっきりしている「reasonable」なものとイメージした方がぴったりです。
写真の通り、私の持っているものは、すでに背表紙も焼けてしまっていますが、
それも、愛読書の一つである故、やむなし。
奥にしまい込んでおくのは惜しいんですよね……。
その最大の理由は、堀さんの、大変素直(?)な文房具への姿勢にあります。
文房具には、客観的な質の良否とは別に、それを使う人間との相性があるように思われる。
ところが、その相性が見つかるのは、多少なりとも使ってみたうえでのことである。
つまり、お気に入りの文房具は、それを買うのではなくて
買ったものの中から見つかる、とまで言うことができる。
事情がそういうことであるなら、お気に入りの文房具にめぐり会うためには、
マメに文房具店探訪を心がけ、一見して「これは!」と感じた品物にぶつかったら、
決断をもって買ってしまうことである。つまり“衝動買い”ということ。
通りすがりの文房具店にちょっと立ち寄った五分か一〇分間の文房具探訪が、
思わぬ収穫をもたらさないとも限らない。
いやぁ、これほど小気味よく“衝動買い”を正当化されると、ほくそ笑まずにはいられません。
心の中で「ですよねぇ!」なんて、相づちをうってしまします。
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そうそう衝動買いはしないと(w
そんな事行っていると自宅と机の上が魔窟になるんですが( ̄▽ ̄;)
2008/7/13(日) 午後 10:58
確かに。そのおかげで一部の文房具はすごいことになっちゃいました。
2008/7/16(水) 午後 10:58
どーむさん、ムーミンさん、こちらのレスが遅くなりました。
衝動買い――ホントに心地よい響きなのですが、私もご多分に漏れず、デッドストックの山です。一度ゆっくり整理してみると、結構、楽しいのでは、ひょっとするとお宝もあるのでは……と、この夏の“自分イベント”にしようと思っています。
2008/7/24(木) 午前 9:01 [ montblanc_pix ]