BLOG さぬき路

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小豆島八十八ヵ所第三十四番札所
寺院名:保寿寺庵(ほじゅじあん)
宗 派:
開 創:
本 尊:無量寿如来
住 所:香川県小豆郡小豆島町室生
電話番号:
納経所:三十二番愛染寺
由 緒・解 説
 以前は、浜の庵と称していたが、本尊の昔に帰して、現号に改めた。
 本尊の無量寿如来は、もと亀山八幡宮の本地仏で、別当寺であった保寿寺の本尊である。明治の神仏分離で廃寺となっる、ここに小堂を興して祭祀したという。
 明治六年に廃寺を願い出た記録に「無檀家無住にて、廃寺仕まり候。建物などの儀は別紙絵図面を相添え、この段お届け奉り候。」とある。
 この時期、神仏分離の嵐は全国を襲った。例えば鹿児島県では、一週間に千六百の寺院を破壊し、仏像は鋳込み替えして貨幣に改めたほどである。
 小豆島も例外ではない。廃寺を免れた寺院は、年中行事に営む「練り供養」や「施餓鬼」などの法要を厳しく禁止された。この処置に、島民の多くは畏怖したという。
 庵はいま、地域の憩いの場になった。
 堂の右側に、小豆島で代表的な家型石室内に、陽刻した二体の尊像がある。頭部は扁平で一文字に切られている。顔は面長で異人風、眉、目と鼻の線でT十字、また〒十字となっている。首は左が三角、右が‖で、両手を左右に挙げているポーズである。衣は縦に六本の筋が入っている。神父のストラの姿によく似ている。カトリックの神父が両手をあげてお祈りするポーズである。左・右でキリストとマリアを象徴していると、松田重雄氏の所見である。
 家型石室のこの二つの尊像は、日本的にも稀にみる民衆の粋で貴重な文化財であると思う。今後」は保存と管理に注意しないと、既に風化が進み、尊像が消滅する心配が濃くなっている。
 この、石室は山奥にあったのをここに移して祀ったもので意味深長な信仰が秘められている。
 欧州の中世ごろ、キリストとマリアを聖家族として礼拝した。ゴシック時代になると、特にマリア崇拝が盛んになり「聖母子像」が多くつくりだされた。弾圧下にひそかに神父たちが日本へ持ってきて、それが民間信仰とうまく習合して、観音、地蔵、天神、道祖神と四大信仰の仮託礼拝物となった。これは欧風的礼拝物が日本化したもので、大きな特徴をもち、幕末まで抜け道をもった文化遺産であると思う。
 【寺号は本尊を安置する御堂。院号は僧衆が住む場所。山号は仏菩薩の威光を現す。】
感 想:
資 料:香川県立図書館蔵 「朱鷺書房刊 小豆島八十八所霊場会編 小豆島八十八ヵ所遍路」&藤井豊文庫蔵藤井豊著「キリシタンと小豆島」などより転載しました。
撮影日:2014年11月28日
近隣施設:小豆島は島全体が観光地、道の駅「小豆島ふるさと村」、

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