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「韓流スターたちと共に世界中を回り“ワン・コリア”の歌」
「新しい統一運動」広げるグローバル・ピース財団
ムン・ヒョンジン議長
グローバル・ピース財団、文顕進議長
「ワン・ドリーム!ワン・コリア!」
3月2日、午後8時フィリピン、マニラの中心部に位置するモール・オブ・アジア体育館は「統一の熱気」に満ちていた。シャイニー、サイ、エイオエイなどの韓流スターらが出演したコンサートのタイトルは、「2017グローバル・ピース・コンサート - ワンコリア」だった。「統一を実践する人々」(統一天使)など850余国内の市民団体が共に組織委員会を設け用意したこのコンサートは、1万人余りの若いフィリピン韓流ファンたちが集まり「朝鮮半島統一の夢」を「ワン・コリア」というスローガンとし叫んだ。
3時間以上におよび行われたコンサートは、5回のグラミー賞を受けたアメリカの有名プロデューサーであるジミー・ジャムとテリー・ルイスが手がけた統一の歌「ワン・コリア」を韓流スターたちが合唱することで幕を下ろした。
今回のコンサートは、若年層に朝鮮半島の統一への関心を呼び起こし、国際社会の支持を引き出そうと用意された。もしかするとK-POPに熱狂する世界中の若者たちには、数回の統一講演よりも自分たちの偶像的な韓流スターたちが叫ぶ「一言の統一スローガン」が、より影響力があるのかもしれない。
このイベントを後援した国際エンジオ団体、グローバル・ピース財団(GPF)文顕進(47•写真)組織委員会の議長に、2月28日にマニラで会いこの「新しい統一運動」について尋ねてみた。
2015年、ソウルに続きマニラでのコンサート
シャイニー、サイ、エイオエイなど総出動
1万の若者たち「朝鮮半島統一」合唱
「道徳的、革新的リーダーシップ」コンベンションも開催
文化・学術・市民連帯が結合したプラットフォーム
「若年層に‘統一DNA’を植え付ける」
ムン議長は、故・文鮮明(ムン・ソンミョン)世界平和統一家庭連合前総裁の三男である。しかし、文総裁が2012年9月に死亡した後、統一教権と決別を宣言し平和運動の先頭に立っている。統一教会側は文総裁を「メシア」として見る一方、彼は父親を特定の宗教の創始者を越えた「平和運動家」として受け止める。2008年に設立されたグローバル・ピース財団は、文議長が繰り広げる平和運動の中心である。アメリカ・ワシントンに本部を置いている財団は、世界20カ国に支部を置きフィリピン、ネパール、カンボジア、モンゴルなどの発展途上国の支援を中心に、平和運動を繰り広げてきた。
朝鮮半島の統一問題と関連して、実質的な活動に乗り出したのは2010年以降だ。5•24措置で南北関係がほぼ断絶された時点であった。2012年には漢江市民公園で2万人余りが参加した中、「統一実践大祭」を開き、730余りの市民社会団体として統一連帯である「統一天使」を組織した。2015年には韓流スターの歌を通して統一の必要性を伝播する、初の「ワン・コリア(One K)コンサート」を上岩ワールドカップ競技場で開催した。今回のマニラのコンサートは、その海外拡張版であった。
グローバル・ピース財団は、ワン・コリア(One K)コンサートと共に去る2月28日〜3月2日「道徳的、革新的リーダーシップ - 平和と発展のための新しいモデル」をテーマに、グローバル・ピース・コンベンション(GPC)をマニラで同時に開催した。コンベンションでも「朝鮮半島の統一」が主要なセッションとして取り上げられた。財団側は韓流スター中心のコンサートと、学術行事中心のコンベンションを組み合わせた今回の行事を「文化・学術・市民連帯が結合した新しい統一運動のプラットフォーム」と説明する。その核心には「若年層と世界の人々の朝鮮半島の統一への関心と支持の獲得」がある。
ムン議長は、朝鮮半島の統一の重要性を説明する根拠として「弘益人間の精神を守ってきた朝鮮半島が平和のモデル国家にならなければならない」と強調している。彼は「‘ 広く人間を利するする’という弘益人間の理念は、多くの宗教の教えとして共有する普遍的真理であるが、古代国家が最初から全世界のための国であることを天命としたのは、古朝鮮しかない」と語った。彼はまた「植民地の被害国であり冷戦の地政学的被害者である韓国の統一は、世界の平和に貢献するものであり、世界の人々に韓国人の偉大さを示す証」と考えている。朝鮮半島の分断が外勢によるものであったように朝鮮半島の統一も「世界の人々の支持を受けてこそ可能だ」と彼は主張している。
ムン議長はまた、若年層には文化としてアプローチすることが重要であると説明する。彼は「音楽は普遍的であるため、すべてのものを超越する。統一に関心がない韓国はもちろん、世界中の若者たちを、情熱を持って統一運動に参加させるために、音楽というメッセージを使用する必要がある。」ムン議長は「すでにワン・コリア(One K)コンサートの開催を希望する国が生じている」とし、「これを通し朝鮮半島の統一について、他の国が関心を持つだろう」とした。
彼は果たして“文化と学術の市民連帯が結合された”統一運動の新しい地平を開いたのだろうか。しかしまだ越えなければならない山は多く見える。何よりも彼の統一談論の中で「北朝鮮の役割が見えない点」は、解決しなければならない課題だ。彼に北朝鮮政権は批判の対象であり、克服の対象である。「北朝鮮の好戦的な核推進政策などが、アジアと世界の脅威であり統一はこの脅威を削除することである。そのためには大衆の力と同時に、ソーシャルメディアなどで北朝鮮のような弾圧的体制を変えていくための努力をしなければならない。」しかし、北朝鮮政権との対話の努力がない状態で進行されるこのような努力は、‘吸収統一論者の失敗’を繰り返す限界があるからである。
ムン議長は、結果を予断しないでくださいと強調した。例えば“統一の歌”を見たとき、「若者たちが、初めは韓流スターなどに関心を持ち起動するが、文化として受け入れるなら徐々に“統一DNA”を持つようになるだろう」とし、「一回限りのイベントではなく、統一の歌を続けて製作し平和をテーマにした新しい音楽ジャンルを築いていく」と明らかにした。
マニラ(フィリピン)/キム・ボグン記者
ハンギョレ平和研究所長stree21@hani.co.kr、写真:グローバル・ピース財団提供
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