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君は影ひとつ残さなかった。
―――僕はどうしてここに居るんだろう。
フレイはいない。彼女は宇宙の片隅で燃え尽きてしまった。あの時、確かに手を伸ばしたのに。
僕の紅い手はフレイの白い手を掴めなかった。
後を追って死にたいわけじゃない。でも、どうして生きているのかわからない。
―――フレイがいない。
いつも輝いていた彼女の若葉色の目。僕が傷つけた。僕が泣かせた。
彼女が僕を利用するために近づいたとか、そんなことはどうでもよかったんだ。
ただその優しさに甘えただけだった。甘えて、傷つけて、何もいえないで別れてしまった。
僕はどうしてあの時、彼女の言葉を聞いていかなかったんだろう。
まさかあれが、同じ空間に居られる最後とは思いもしなかったんだ。
―――フレイがいない。
僕が守る。そう誓ったはずなのに。
大切なものは、いつも目の前で零れ落ちていってしまうんだ。
フレイ。僕は君を幸せにして上げられなかった。
フレイ。僕は死ぬまで君を忘れない。君という人を、一生忘れない。
楽しいことよりも悲しいことのほうが多かった君との思い出だけど。
あの日、僕は君を突き放しただけだった。
―――僕はどうして生きているんだろう。
フレイはいない。フレイは死んでしまった。
小さなフレイ。憎しみの目を持ったフレイ。
君はぼくと彼に殺されてしまったんだ。
赤い髪は炎のような、夕日のような、悲しみのような。
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キララク至上主義とか銘打っておきながらキラフレ。SEED見てもいないのに!憶測と捏造の嵐。キラフレ初期に関してはキラにとってフレイは心の底から大事な存在だったのだろうけどあのときの彼はフレイにすがり付いていただけなのかな、と思います。自分の愛が本物に変わる前にキラはフレイを手放してしまった。むしろ本当にキラを愛したのはフレイのほうだったんじゃないのとかと思います。それでもやっぱりキラにとって大切だったことに変わりはなくて、悲しみがそうそう癒えるとは思えないです。キラは一生フレイを忘れないでしょう。戦争が終わり彼女が生き残っていたなら消え去るはずだった炎は、永遠に彼の中で燃え続けていくのです。
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