海鷲よ甦れ

東海の浜に残りし飛行基地 「接敵できず」の文字に涙す *筆者並びに親族は、防衛省・自衛隊関係者ではありません

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先日、古本屋で偶然見つけた「南京虐殺と戦争」(泰流社)という本を早速購入し、家に帰って読んでみた。著者は曽根一夫という人で、1915年(大正4年)生れ、応召して陸軍に入り、1937年(昭和12年)に数え23歳で中国戦線に従軍したとのこと。この著者は、実際に中国大陸で野戦の経験をし、上海派遣軍兵の立場からであるが、南京大虐殺の当事者の側であるという。ただし、その経歴に関して、筆者は全て信用しているわけではない。昭和十二年兵らしい著者が、1937年(昭和12年)の南京大虐殺について、どれほど大局的な見識を持っていたかは疑問であるし、第一この人は歩兵のように書いているが、野砲兵第三連隊(第三師団に属し、南京攻略戦に参加)に所属していたらしい。しかし、その書いていることが全て虚構とは思えないし、実際南京戦に参加した部隊にいたのだから、誇張や脚色があったにせよ、何がしかの経験はしている訳である。今存命かどうか知らないが、生きていれば卒寿を2歳ほど越えた相当な年配者である。実際にあって話を聞いてほうが早いと思うが、それが可能かどうか。

著者は、軍隊に入るまでは田舎の純粋な青年であったと書いてい…

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