|
尖閣諸島は、言うまでもなく日本の領土であり、韓国のものでも、中国のものでもない。 中国は領有権を主張しているが、それは今までの歴史的経過からみて、おかしな話であり、今回の海保による中国人船長の逮捕は正当な理由に基づくものである。ところが、那覇地検が「「わが国国民への影響や、今後の日中関係を考慮した」と称して、中国人船長をまだ拘留期間が残っているにも関わらず、釈放してしまった。 時事通信によれば、 「沖縄県の尖閣諸島沖で中国漁船が海上保安庁の巡視船に衝突した事件で、石垣海上保安部が公務執行妨害容疑で逮捕した中国人船長※(※=簷の竹かんむりを取る)其雄容疑者(41)について、那覇地検は24日、国民への影響や日中関係などを考慮した上で、29日の拘置期限を前に処分保留のまま釈放することを決めた。船長は釈放手続きが済み次第、25日未明に中国側チャーター機で帰国する予定。 釈放決定について、仙谷由人官房長官は『検察が総合的に判断した。国内法に基づいて(捜査を)進めた結果だ』と述べた。事件の影響が経済分野にも飛び火する中、両国の対立がこれ以上深まるのは望ましくないとする政治的な判断が働いたとみられる」という。 検察が総合的に判断というが、検察が今まで何をしてきたかを考えれば、性急に釈放などさせず、もっと国際世論を含めて、まわりの状況を深く考えてからにすれば良かったと思う。これが、最終的に政府の判断だったかは不明であるが、検察の動きを政府も全く知らなかった訳ではなかろう。 中国人船長は絶好の取引の切り札であったが、なぜやすやすと釈放するのか。以前の愚にもつかない安倍晋三や麻生太郎が総理をつとめた自民党政権よりは、幾分ましではあるが、現在の民主党政権にしても、外交音痴と言わざるを得ない。 それにしても検察は、ありもしない事件をでっち上げるのに、一方では外国に圧力をかけられると、簡単に屈服してしまう。長年の自民党政権が、政財官癒着のなかで腐敗し、同時にアメリカの言いなりであったのと同様に、自民党政権のもとで権力をほしいままにしてきた検察は証拠を改ざんするようなロクでもない検事を抱え、過去にも多くの冤罪事件をでっち上げた一方、その保身のため自民党の権力者の言いなりであった。特に、自民党政権末期に、その傾向が顕著になった。 見込み捜査で、裏付けがないと、証拠もでっち上げる、町村ら自民党の代議士の事件は取り上げないくせに、他党については、ありもしない事件をあたかもあったかのように言いたて、バレれば「全部ウソでした」と陳謝すれば済むと思っているのだから、検察の腐敗は底知れない。 一方、事実経過がよく分からないが、フジタ社員が中国当局によって拘留されている問題があり、政府が何か中国と交渉しているのかと思ったが、あまりそういう話もないようだ。この拘留自体が、尖閣問題の仕返しかもしれず、それを百も承知で、中国政府と取引でもして、バーターで中国人船長を釈放したのなら、あまり立派とはいえないまでも、ある程度は理解できる。 しかし、今回の中国人船長の釈放は、そういう背景を持つものではなく、単に大国の恫喝におびえたとしかとられないだろう。外交で良いカードが回ってきたのに、あっさり捨ててしまうとは。一体、検察は、何を考えているのか、さっぱり理解できない。こんな腐敗し、ミスジャッジばかりしている組織など、潰してしまえば良いのかもしれない。 また、検察改革も含めて、国民のための思い切った改革ができない、なおかつ外交音痴の菅内閣も、大いに反省すべきであろう。
|
過去の投稿日別表示
[ リスト | 詳細 ]
2010年09月25日
全1ページ
[1]
全1ページ
[1]






