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過日、所用にて訪れていた潜伏キリシタンの里での話。
訪れた家の玄関上り口に薄汚れた壺が置いてあった。
一目で南蛮とわかる造形だったが、見ぬふりしてた。
家人とお話する中で、これらの品は廃棄処分の予定にて
玄関脇に置いていたそうで、永い間使われ続けた物の
ようだが今になって廃棄すると聞けば、しのびなく
何故、南蛮壺がこの地に残っているのかも不思議に感じ
ながら、それならばと引き取ってきた。
布に包んで森川店まで持ち帰ったが、中からこぼれ出す
茶色い液体が、布一面に滲みていたので内部洗浄の前に
まずは何が入っているのか、おそるおそる中身の取り出し。
手を入れると壺の半分近くまで入っていたのは湿った茶葉。
茶色い液体は濃厚な茶汁だった訳で、ほっとひと安心。 今までも南蛮壺が庭先などに転がっている風景は何度も
見掛けていたが、平凡なものばかりだし興味も湧かな
かった。
しかしながら、この壺は少しばかり面白く感じ、連れ帰る
気になった。
この南蛮壺、ルソン島が主な生産地であったとされ、呂宋壺
と呼ばれていた経緯があるが、実際には中国南部の安南周辺
で生産されていて、ルソン島は消費地であったと云う。
至るところに釉掛けの際に出来た釉剥げやソゲ痕があり
焼造時に用いた鉄分の多い目土によるものか、釉面には鉄錆
を思わせる斑点が浮かび上がり、それが大胆で芸術的な文様
を形成している。
多分、この斑点が無かったら持ち帰る気も起らなかったろう。
洗浄作業をしながら・・南宋の飛釉青磁を連想してしまった。
肩部に刻まれている南蛮独特のような鎬線彫
肩より上部には捏ね鉢みたいな製品を重ねて焼いた
痕跡が観られ、釉薬のあがりが違っている。
永い間、使用されていたと思われるが幸いな事に破損疵は
見られない。
底部の疵も少な目で、鉄錆様の土が豪快に見える。
ネット検索をしてみたら、一点のみ同手の南蛮壺が呂宋壺として
アップされていた。
毎年、年の瀬になると訪問先から頂いてきた品
を紹介しているような気がするが・・・今年も
例に漏れず。
今回、店内にて撮影した後方に写る古唐津甕も
昨年頂いてきたと、紹介したような気がする。
見ぬふりしていても見所しっかり見ている森川天の
今回も要らないもの頂いてきた話でした。
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拾った話
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コメント(14)
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ここ数日、長崎でも上着が必要になってきた。
今朝出掛けに気付いたけど、もうこんなに紅くなって
いたんだなぁ
前回、陶磁器の不良品を廃棄した場所を「物原」と呼んだ。
との話を書いたけど
陶磁器ではないが、ガラス容器の瓶類がある。
古い時代の暮らしに使用されたガラス瓶を集めて
コレクションの対象にして、愉しまれているコレクターも
多いんだね。
森川天が「ボトルディギング」という言葉を知ったのは
まだ10年そこそこだと思う。
アメリカに端を発する蒐集の方法だそうだ。
このような暮らしの用具として使われ、不要になって
廃棄された、いわゆる昔のゴミ捨て場でガラスボトルを
探す人達は、その場所を「ハケ」と呼んでいるそうだ。
陶磁器の物原と似たようなことで、記事の続きになるか
どうか分からないけど、森川天が見つけた「ハケもどき」
の話を書いてみた。
ご存じ、森川天は裏山でよく遊ぶ。
以前の記事で清掃も兼ねて・・なんて書いていたけど
実際には菜園に鋤き込む腐葉土をかき集めたりしている
うちに、自然と綺麗になっていくわけだった。
昭和の早い時代には近くに民家が有ったらしく、暮らし
の道具類がちらほら出土するが「ハケ」といえるほどの
量ではない。
で
先日も、それをやっていたら口が割れたガラス瓶に当たり、
危ないので別の場所に放り投げようと手に持ったら
ん、何やらエンボスがやたらに多く入っているなぁって。
ちょっと洗ってみたい気になって、水洗いしたら・・
・・・「ええ なぁ」
口辺が割れていたけど、何か捨てれなかった。
エンボス文字を書き出すと・・
BEST TABLE SALT
TRADE MARK
MIYAZAKI & CO
AKŌ & OSAKA
森川天は子供の頃、お使いで一斤二斤と量り売りの砂糖
を買っていた記憶があるけど、食塩は紙袋詰めしか記憶
に無い。
こんな瓶詰めで売られていた時代があったのかぁって・・・
感心しきり。
瓶底には森川天には難しくて読めないエンボスが・・
二の文字と号の部首は読めるけど。
割れている口辺がどうなっていたのか、気になって
ネット検索してみると・・・
外国の方だと思うが、一人の方が画像アップされていた。
ネットより画像を拝借した オマケ画像で
夏頃に同じような事で出土した緑色の広口瓶
見たこと無いような瓶だけど色が綺麗だなぁって
瓶底のエンボス見たら、SAN STARとある
歯磨き粉って、こんな瓶に入っていたかなぁ・・・
こちらも数名がネットに画像アップしていた。
作業の合間に時々出土して森川天を愉しませて
くれるハケもどきでした。
ちなみに森川天は「ハケ」の名称の事を、
日本でボトルディギングを行う際に呼ばれた造語だと
思っていたのですが・・・
古来より用いられてきた用語で崖地・崖淵・丘陵など
斜面の地形を表す古語だそうで、その起源は縄文時代
まで遡る説もあるそうです・・・!!!
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夏野菜作りの準備をしていた春先の
こと。
新しい土作りの為に、森の中に一輪車
を持ち込んで腐葉土の採取をしていた
んだ。
タイトルのことでは無いが・・・
最初は気が付かなかったけど、
よく見ると珍しいものを見つけたので
撮影した。
何とも不思議な光景だよ。
楠ノ木の幹から藪椿が生えている。
幹の中を突き進んで育ってきたんだ
ねぇ。
楠ノ木の根元付近から椿の木が枝のように
出ている
何とも面白いねぇ
でね、
周辺にて腐葉土を採取していたら、
腐葉土に埋もれていたオイルランプを
見つけた。
蓄圧タイプの本格的な灯油ランプだ。
アウトドアで遊んだ後の忘れ物かなぁ。 後でよく視てみようとビニール袋に入れて
物置に置いたまま、忘れていたのを先日に
なって発見。
それで、そのままの状態で店まで持って
来た。
見ると鉄の部分は相当に腐食が進んで、
使いものには、ならない。
状態から判断すると、10〜20年は
経っていそうだ。
一瞬、このまま捨てようかとも思った
けど・・・
真鍮で作られた道具類が大好きな森川天
ボディーは真鍮のクロームメッキ仕上げ
何かに使わない手はないよなぁ・・・
で、
分解して、腐食している鉄部は全て除去
鉄以外のパーツだけを残した。
これって、今でも市販されていると思う。
バタフライと呼ばれる灯油ランプなんだ
ね。
オリジナルの状態に復活させても、使う
ことなど無いと思うし・・
で
店内にてインテリアとして使えるように
リフォームすることにした。
まずは、分解したパーツの清掃と磨き。
タンク内部まで錆水が入りこんでいたが
洗浄すると、綺麗な状態に戻った。
不要なパーツは取り外して組立て中。
灯油ランプの雰囲気は残したいので、
意味も無く付いているパーツもある。
磨きも終え、内部に絶縁チューブを
組み込み、電線を通して碍子タイプの
電球ソケットを取付た・・・
敢えて碍子に拘ってみたが、正解だな。
リフォームも完成間近。
で、完成。
雰囲気を見る為に、クリアーの白熱電球
を入れてみた。
うん、好い感じだ。
長時間の点灯だと、やはりLEDランプ
が良いが、この雰囲気は出せないだろう。
10〜20年もの間、腐葉土に埋もれ、
鉄で作られた部分は腐食して、朽ち果て
ていた灯油ランプに、新たな光が甦った。
こんな事やっているのが愉しくて・・・
骨董市やフリマ・ヤフオクなどにて
思い掛けずに、ただ同然の価格で手に
入ったたものが、直したり、手を加えて
やる事により、素晴らしい品に姿を変え
る。
この時の感激は、それなりの値で買った
品物では、味わうことの出来ないものが
ある。
森川天の「拾ったもので、愉しい遊び」
の、ひとコマ紹介でした。
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先日、梅雨明け宣言が発表されてね
よし、明日から抜けるような青空だって
勝手に思っていた。
翌日は、どんより空の雨模様だもんなぁ
ホントに明けたのかなぁ・・・
で
最近はこんなレトロ記事が多くなったね
もともと、真鍮の道具ってのが好きで
人が見たら、くだらないような物まで
取っておく性質なんだよね。
昭和の「ちょっと古」 いろいろ
でね
最近、店番の合間に少しづつ洗浄して
錆汚れを落としていた真鍮製の表札が
あってね・・
春頃、
投稿した記事に「暮らしの跡」っての
があって・・・
数十年ぶりに訪れた実家近くの山中に
入っていった際、子供の頃に遊びまわ
っていた集落跡は、すっかり森と化し
てしまっていた。
過っての暮らしの痕跡を探すうち見つ
けた真鍮の表札は、その形状から門柱
などに埋め込まれていたものだろう。
この記事のことだった。
↓
洗浄はスチールブラシで水洗いした。
緑錆もかなり出ていたが、一応は
きれいに洗浄することにした。
改めて緑錆を付けたければ、酸化
させればいいわけで。
さて
これ、どうしょう。
森川天は牛島さんでは無いので
手元に置いていたって、使うことも
無さそうだし加工して何かに使うって
案も浮かばない。
でね
これ、牛島さんに進呈します。
牛島さん、ブログ見てくれるかなぁ。
いちばん可能性が高いのは、福岡県
の牛島さん。
次いで熊本県・佐賀県・東京・大阪
の順かなぁ。
応募の際は、個人情報記載に気をつけて
内緒欄にチェックを忘れずに・・
コメント欄・ゲストブックどちらでも
構いませんよ。
8月末までの期限を設けて、希望者が
複数の場合は、そのときに抽選方法を
検討します。
送料について・・・
360円のレターパックで送れそうです
送料のお支払いはお近くのコンビニなどの
レジ脇にある「愛の募金」箱にて受けて
おります。
それでは・・
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