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テレンス・マリック監督の第4作。
2作目の「天国の日々」でカンヌ国際映画祭監督賞受賞以来、
20年ぶりの監督作品「シン・レッド・ライン」(ベルリン金熊賞)に続く4作目。
伝説の巨匠と呼ばれ、話題となった前作から早7年が過ぎ、
彼が選んだモチーフは誰もが知っているアメリカ建国神話、
ポカホンタスとジョン・スミスの愛の物語でした。
ただし楽園喪失というテーマは一貫しているようです。
超越した映像美でも有名。
それにしてもこれまた賛否両論分かれる作品のようです。
休日で久しぶりに映画館で観たのに、ガラガラでした。
コリン・ファレルやクリスチャン・ベールの控えめな演技、
ジェームズ・ホーナーの荘重な音楽、
エマニュエル・ルベツキの撮影は、
どれもテレンス・マリック好みでしょう。
彼の創りたい通りの作品は、
今の映画界ではとても地味に見えてしまうのかもしれません。
映画に対して娯楽性を求めるか、芸術性を求めるか。
このアメリカ建国神話は、彼がずっと以前から作品にしたいと考えていたようです。
それだけのものを秘めていると思います。
けれどもそれが十分に表現できていたかどうか、
私には少し物足りなさを覚えてしまいました。
それでも伝説の監督による伝説の映像化、
というだけで、一度観ておいてよかったと思います。
それも映画館で観るべき作品だとも思います。
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