里恋詩くて、熊野・高野・∞

川柳、絵手紙・写真他公募、12月題は『師走』『まちぼうけ』。『からすとんぼ』に掲載。

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◇◆◇「里恋詩くて」    ようこそ◇◆◇

◇◆◇和歌山新報毎週木曜日掲載中・・2009/11/19〜〜〜◇◆◇

★里恋詩写真→新聞の写真とは異なることがありす。
人物の写真については新聞だけとなりす。その時は
別の写真にさしかえています。ご了承下さい。

里恋写真⇒タマアジサイ・マカズナ

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◆ 里恋詩くて89・熊野詣で・お礼参り

てんこの家の中歌人ちへ

 ようやく明るくなってきた朝の風景、歌人、中節子さんのてんこの家が見えています。てんこの家を仰ぎみながら山膚を丁寧に巻きながら登ってゆくと、庭から、中さんの声、「あれ、おはようさん、里めぐりで来てくれたんかい。」と、びっくりした様子で出迎えてくれました。私は、庭先まで原付松号で行き、「ちょっと花園のヒゲさんちに寄り道させてもらいここに来ました。」中さんは、 花園のヒゲさんの一番弟子というだけあって珍しい植物がてんこの家を取り囲んでいます。
 「今、旬の花はどれですか」というと玉アジサイとのこと。玉アジサイ群生のとこへ足を踏み入れると、ヒキガエル(カエルで屋敷に棲んでいる)くんが飛んで出てきました。「なにするねん。さわがしいぞ。ワシの敷地や」とでもいうように飛んだのでした。タマアジサイの蕾から徐々に開花していく有様をみせてもらいました。
「奥高野の花園にしかない花はありますか。」と、尋ねると、「マカズ菜があるよ」といいながら「はっきりとは知らない。」という。 なんでも、「花園の里が飢饉などで困ったときにたべよ」と弘法大師様が蒔かれたとか。里の人は、蒔いたことはない菜とか。花園のお寺、遍照寺のお山をマカズナ山ともいうらしい。どんな菜なのかな。後日、マカズナの花の写真を中さんに送ってもらうことにして、コーヒーでも云ってくださったのですが、「熊野詣なので」とていねいにおことわりさせていただいて、さらに、寄り道、遍照寺へ。庭には、菊によく似た花が一面に咲いていました。「マカズナかな」と思いながら写真を数枚撮りました。お参りのおじさんに聞いても知りませんでした。住職も不在で聞けずした。
 後日、中歌人からマカズナの写真が送られてきました。なんと、なんと、なんの根拠もなく撮った花でした。

仏の舞の
花園の里に
ありがたや
弘法伝承の
マカズナ
あっけらかんと
燦々と
真黄色く
咲いていた


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