里恋詩くて、熊野・高野・∞

川柳、絵手紙・写真他公募、12月題は『師走』『まちぼうけ』。『からすとんぼ』に掲載。

丹生川を歩く

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★丹生川を歩く5・トウキ栽培(高野町富貴の里)

 高野の東、丹生川の上流に丹生神社があり、富貴の里がある。富貴の里は、昔は、

紀伊半島に住んでいる里人が富貴にきて生活必需品などを買い求めたところです。

今も昔の繁盛の街の面影が丹生神社の門前に残っています。
 
富貴から十津川の坂本や野迫川、あるいは、天誅組史跡と星の里、天辻へと通じています。

国道168号につながっているのです。真北にすすめば西吉野、五条、橋本。西の雨霞山の尾根道が

ありそれぞれの里へつながっています。

エンドウ畑でおばあちゃんに出会いました。標高差を活かしたエンドウ栽培です。おばあちゃんは、エン

ドウの背丈にまけています。

その姿がなんとも可愛い。エンドウの手は、働きに出ている息子さんが休みに作ったとのこと。

うれしいね、三代家族農だ。

昔は、タバコの栽培が盛んでしたが、今は、喫煙は犯罪者のような扱いで栽培も減少。

全くみかけませんでした、

「吸うならわが村で」ともいわれたものですが、喫煙者にとっては、みごとなまでに、手のひらを返した

ような仕打ち、利用するだけ利用されて捨てられたような気がする。


「タバコやめて今はなに作ってるん」

と、尋ねると、

「漢方薬用のトウキよ。」

と、おばあちゃん。

山里に暮らす人々は、薬草の知恵はそれぞれの家で親から子へと伝授されてきています。

栽培の精神的基盤はもともと持ち合わせているのです。

時は、漢方薬ブーム。昔のタバコといい、今のトウキといい、時の流れを汲み取る確かさと山里に生きる

技と知恵を見せてもらっいました。

(※からすとんぼ73号所収一部改正)

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○写真→うえから
★北又川沿いに北又の里
★鴨池の上は、水田。カモ農法の案山子は本物のカラス
★鴨池の下は、蓮の池。

★丹生川を歩く4・北又川の水の匠 (九度山町北又の里)

 丹生川の川口から枝谷、北又川沿いに入る。北又の里まで道も川の蛇行に沿っています。

飲料水のための丹生川ダム建設は、近年中止になったが、計画によればダムの底に沈むことになっていた

らしい。里の人たちは、建設計画から廃止まで半生を過ごしてきたことになります。

すでに離村したひともいる。里に残ったとしても植林した山の手入れをしてもせんないのです。

たとえば、間伐したら山はよくなりますけれど、ダムで立ち木保障が出るとすれば誰も間伐はしない。

川沿い道があり、家があり、水田があり、山手には、畑の風景。空き家が多いといいます。休日に帰っ

てくる家とかもあります。アマゴの釣りびとは、「釣れなくてもここへ来ます」という気持ちはよくわか

ります。癒しの空間なのです。それは、半生を自らかかえた問題でもない難題をかかえて暮らしてきた里

ひととその風景(風土)だからだと思うのです。

横道だけれど、ダム建設が中止になったとしても半生を補償しなければならないと思います。

蛇行を利した棚田には、アイガモの雛たちが放たれています。

あぜ道を隔てて、下に、水田を利用したアイガモ池、その下に、二枚、蓮の栽培。

カモは、水田をはぐくみ、成長すれば、アイガモ池、やがて、出荷。

蓮もはぐくみ、八月には、切り花として出荷。

米、カモ、蓮。。

山の里びとは、水の匠だよ。理にかなっているのです。

 餌をあげるとどこからともなく雛が早苗の中から現れます。写真を撮ろうと近づくと「アッ」という間

に早苗の中に潜り込みます。餌を与えるところに本物のカラス(薫製かな)が吊ってあります。カラス除

けです。
 
ダム建設の難題の半生であれ、その暮らしにぬかりはない、技と智がとても頼もしく思いました。

(※からすとんぼ73号所収)

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★丹生川(和歌山)を歩く3・丹生の滝(橋本市、九度山町境)
2007/7/28撮

 国道371号、狼頭峠から犬戻りの間に丹生の滝への案内があるが降りてゆく道をみるととても見にゆ

く勇気がない。今回九度山から丹生川沿いに走っていて、橋本市と九度山町の境の道標があって休憩。そ

こへ、雑木の小枝に「丹生の滝へ5分」と記してくれていたのです。丹生の滝へは、下からも登れるのだ

とわかったのです。最近、訪れるひとのために整備しているので登れたのだと思います。それでも尾根道

は右も左も渓谷で人ひとりが通れる道で高所恐怖症には油断できない。雑木が渓谷を隠してくれているか

ら助かります。降りる時は、モチツツジのモチモチにすがるのですけれど頼もしく感じました。滝下で一

人の青年が座っていました。釣りをしているのでもないのです。マイナスイオンを浴びているのでしょ

う。「こんにちは」と挨拶して、私も滝のしぶきとその風を浴びました。やがて、心の底まで洗われてゆ

くようで気持ちがよかった。

(※からすとんぼ73号所収)

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○写真→水は美味しいよ

★丹生川(和歌山)を歩く2・水は美味いよ
・・・2007/7/28・・・・

 草刈り機が谷間に木霊する。

「おばちゃん、お水いただいてよろしか」と。

「いくらでも どうぞ」

貯水槽から溝へあふれて流れています。裏のやま(紀伊山地)からパイプで引いているのです。

柄杓でごくん、ごくん。そして、空になったボトルにも頂戴しました。

「美味しいね、丹生の水は美味しいね」

「都会から来たらそういうてくれるよ」

と、おばちゃん。

そして、

「なんも自慢するものはないけれど水だけは美味いよ」

と、笑う。

「イノシシはどうよ」

「去年、お米すかれたよ。(食べられたの意味)。親子で丹生川を渡って来たんよ、・・・」

と目の前の逃げ込んだ険しい山を眺めながら話してくれました。

丹生川に注がれる枝谷のちょろちょろ水を引いてきて、いのちと暮らしを守ってきたのです。

谷底の丹生川の水を灌漑しているのではないのです。

その枝谷の頂上ちかくから、ちょろちょろ水、わき水を引いてきて、水田も成立しているのです。

その水源の占有、あるいは、共有、水の権利が発生しているのです。

水はいのちとくらしの源なのです。

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○写真→丹生川の夏は、キャンプでにぎわっていました。

★丹生川(和歌山)を歩く1・はじめに

丹生(にゅう)川は、和歌山県の北部の紀ノ川の支流です。

紀伊山地の南麓の渓谷を流れています。南海高野線、高野下駅のある椎出(しいで)にて不動谷川と合流

し九度山町を蛇行して紀ノ川に注がれます。

国道371号にて、橋本橋から彦谷の里、狼頭峠を経て丹生川へと向かうつもりでしたが先の台風などに

よって工事箇所が多いと立て看板が立っていました。

しかたなく、河南道路を下り、国道370号の九度山、丹生川沿いに走る県道102号、宿(やどり九度

山線)にて、丹生川の里巡りをすることにしました。

 夏は、鮎つりやキャンプでにぎわいをみせます。渓谷の匂いが焼き肉の匂いが漂ってさえいます。

丹生川だけではなく、丹生神社、あるいは、「丹生」の地名など丹生の名は全国に散在しています。特に

紀伊半島には多いのです。

・・・

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