森のポエム

森の声をお聞きください

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 君と僕はむかしから友達
 お互いが大きくなるまで一緒
 君と僕は友達

 赤松「お〜い最近閉めすぎるぞ」
 赤松「すきしはかげんしろ」

 藤蔓「元気出せよ」
 藤蔓「昔はおれなんか跳ね除けたじょないか」

 赤松「最近は寂しいよ。相手にしてくれのは藤蔓くんだけ」
 赤松「人間は昔は俺に絡まるお前を切り外してくれたよ」
 赤松「どうせ俺なんか樹木に中でも最低の扱いよ」

 藤蔓「俺だってこんなに太くなるまで放って置かれた事はないよ」
 藤蔓「私だって苦しいよ。自分自身が締め付けられて」

 赤松・藤蔓「二人は世の中の邪魔者なんだよ。一緒に倒れよう」
 赤松・藤蔓「ひんやりした地面。ゆっくり眠れるね」

電気柵

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  電気柵を憂う
 
 私はもう山には行けない
 偉い人たちがけだものを近づけない為に張り巡らしてくれた
 私や婆さんもいつも今頃は山掃除に入ったものじゃ
 電気柵のおかげで田畑も荒らされず、安心して収穫できる
 ども私の山には行けない。扉は開けれるが怖くては入れない

 電気柵は大きな山をそっくり取り囲んでいる。
 その山には誰も入れない
 赤松が倒れている
 桧や杉の手入れができない。入る道もない。
 蔓やつたに絡まれている私たちの大切な木
 東京に行った息子の生まれたときに植林した桧
 横浜にいる娘が生まれたときに植えた杉
 枝と枝が軋む音が耳を突く。

 電気柵は私たち家族と里山の絆を閉ざした。永遠に

鹿はどこへ

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 鹿さんが何をしたの
 鹿さんは生きてはいけないの
 鹿さんはどこへ行くの

木と鹿とどちらが大事
それは木だよ
それは鹿だよ

 深い雪の中険しい岩場か下界を見つめる鹿
 食べ物がみつからない
 「お母さん、おなかがすいたよ」
 「もう我慢できないね。里へ降りよう」
 「お母さん。この木は渋いよ」
 「我慢しなさい。それは赤松よ」
 「お母さん。まずいよ!まずいよ!食べられない」
 「でも我慢して食べるのよ」

桧が食べれられる。私が大切に育った桧が
 「鹿さん。お願いだこれ以上食べないでおくれ」
 「この木は私が丹精こめて育てた桧。」
 「食べないでおくれ。この山林がだめになったら」
 「私が食べていけない」

鹿と老人の飽くなき戦いが繰り広げられている。
鹿や猿それに熊に猪すべて山から去ってくれ。
お前たちが居なければ里山は安泰なのだ。

<ここはある林道の真ん中、木陰に鹿が死んでいました。死後数日、死因はわかりません。傍らの地中に埋めました。里人が憎悪する鹿も、この姿は哀れでした。鹿も人も強制できる時代は来ないのでしょうか。と、ふと考えました>
 

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