ミニ曳山合戦絵巻

角館のお祭りとキン肉マンの激闘を精巧に再現!!

1998・菅沢vs桜美町

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白虎vs朱雀 第四幕

イメージ 1

横町東部張番へ曳山を見せ終えた菅沢(右側)は、曳山の向きを西へ変え、予想通り桜美町(左側)がいる方へ向いた。それに呼応し桜美町も前進。ゆっくりと距離を縮め22時30分頃、五井酒店前で両曳山は対峙した。間もなくして、通行の優先権を巡る交渉に入る桜美町と菅沢。桜美町は張番へ見せに行くのが目的か?この状況からしてまず交差は無く、7年ぶり2度目の対決は決定的であろう。共に後方では本番装備を取り付け始めている。強豪同士の組み合わせとあってか注目度も高く、周囲は観衆であっという間に黒山の人だかりになった。

意外に対戦回数が少ない桜美町と菅沢。強豪同士ではあるが、ライバル関係という訳でもないようだ。高揚感で笑顔の若衆が多い中、複雑そうな表情をしているベテラン世代がいる。どうやらこの両丁内、かつては友好丁内であったらしい。桜美町といえば横町と、菅沢といえば駅前と結び付きが強いが、密かに桜美町と菅沢にも絆があったのだ。この1998年の時点で菅沢は40周年。桜美町は28年目であるが、誕生初年度(昭和46年)に菅沢より古い曳山を譲り受け、この年よりお祭りに参加している。桜美町にとって菅沢は思い入れのある存在だろう。

昭和50年前後の菅沢は全盛期であり、“王者”岩瀬と覇権争いの真っ最中で、凄まじいまでの抗争を繰り広げていた。唯一対抗できる存在だっただろう。その岩瀬に(兄弟曳山の)山根が加勢すると、桜美町は菅沢の援軍へと向かったという。まさに岩瀬&山根vs菅沢&桜美町のタッグマッチの様相である。まさに蜜月の関係だった菅沢と桜美町であったが、時代の流れと共に関係が希薄化する。菅沢と岩瀬の抗争が一段落し、共闘機会が減った事が理由の一つか。又、本番激突も一対一が主流になって来た事も、影響しているのかもしれない。

そして疎遠になっていた1986年(昭和61年)お祭り最終日。西勝楽町と対決していた桜美町を、(交渉のもつれから)菅沢が後ろからぶつけた事により、両丁内の友好関係は完全に断絶した。当時としては衝撃的な事だったと思う。それから5年後の1991年(平成3年)には、共に新造した曳山で初対決に至っている。それからまた年月が経って、再び両曳山が対峙をしているが、この五井酒店前は1986年の一件があった因縁の地なのだ。又、節目の40周年記念を迎えた菅沢の前に、かつての友好丁内・桜美町が立ちはだかっているのも因縁めいている。

桜美町ミニ曳山(人形・八幡太郎義家) × 菅沢ミニ曳山(人形・平知盛)

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