ミニ曳山合戦絵巻

角館のお祭りとキン肉マンの激闘を精巧に再現!!

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1997年9月9日「角館のお祭り」3日目。イナクロ線の通りを南下する山根の曳山。例年には無い珍しいコースである。他曳山より一回り大きい山根の曳山が通ると、イナクロ線の通りが非常に狭く見える。そして稲穂前十字路の所まで進んで一旦停止する。右折すれば「曳山ぶつけ花形の場所」栄町へ入る。一方で左側を見渡せば、宿敵・菅沢が駅通りを西進して来ている。鯉川玩具店の前で山根の動きを注視しているようだ。

この年のお祭り前には「山根、菅沢一本狙い」の噂が流れていた。このまま左折すれば、坂道のハンデはあるが宿敵・菅沢を確実に捕まえられる。山根の左折を予想したが、意外にも?右折し栄町に入丁した。目的は栄町を賑やかし栄町張番に曳山をお見せする事か、それとも別に狙っている曳山があるのか。あるいは最高の場所で陣取り、菅沢が来るのを待つ腹積もりなのか。因縁ある両丁内の神経戦が始まった。

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ゆっくりと駅通りの坂を下ってきた菅沢の曳山。辺りはすっかり日が暮れている。その視線の先には宿敵・山根の姿が見える。稲穂前十字路で停止し、若衆を休ませ宿敵の動向を注視する。同時に作戦盤(配置地図)を広げ、他曳山の動きも探る。目の前には栄町張番に曳山をお見せしている山根。右側イナクロ線の向こう東部上新町界隈には横町がいる。菅沢は仲裁交渉の名手であるが、横町ともいろいろ因縁がある。そして菅沢の後ろには、かつての同胞・駅通りの曳山が尾けている。過去の因縁(後日記載)からして、山根がこちらへ振り向く可能性が高いが、まだ相手の動きが完全に読めない。

山根は栄町張番に曳山をお見せしているが、立町十字路側から上新町の曳山が曲がって来た。上新町と山根は本番激突をした経験が無いが、初日に岩瀬浜丁付近で会うケースが非常に多い。共に交渉の技量の高い丁内同士で、スムーズに交差する年もあれば、交渉が紛糾し交差に時間が掛かる年もあった。本番激突の可能性が全く無い訳でもない。しかし山根からすれば栄町張番前で転回(Uターン)し、深い因縁のある菅沢に向かうのが理想だが、目の前での転回を栄町張番が了承するかどうか。山根が上新町の方に向くか、それとも菅沢の方に向くか注目が集まる。山根の交渉員が、曳山と張番との間を何度も往来している。

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すでに山根は宿敵・菅沢との対決を決意していた。張番前での転回(Uターン)すべく、栄町張番に再三に渡り転回の許可を求め、なかなか目の前での転回を認めない栄町張番も5回目で折れた。若衆が曳山の下に潜り“肩”を入れ、右側に控える菅沢の待つ方へ向きを変える。お囃子も勢いある下り囃子(道中囃子)に切り替わり、山根の若衆の興奮は一気に高まる。「やはり来たか」その光景を見つめていた菅沢の若衆から、笑みがこぼれれる。同列格の強豪との一戦の気運が高まり、菅沢も喜びが隠せない模様だ。

時間は夜20時ごろだっただろうか。山根が向きを変えたのに呼応し、菅沢もそのまま曳山を前進させる。宿敵からの事実上の対戦要求に応えた形だ。しかし両者とも、秋田銀行の少し手前で一定の距離を保った距離で停止し、まだ通行の優先権を巡る交渉には入らない。曳山の前に集め座っている若衆に酒を振舞っている。互いに待ち望んだ相手同士。真っ直ぐ向かいあった状態で、両丁内の若衆ともお祭りの雰囲気に酔いしれている様子だ。

場所は栄町の秋田銀行前である。広いだけでなく雰囲気も良く、曳山ぶつけの場所としては最高と言えよう。又、幾多の名勝負を繰り広げられた“聖地”でもある。13年前の1984年(昭和59年)の前回対決では、横町と旭会の境界線付近の通称“柳の下”付近での激突だった。強豪同士の激突の場所にしては、あまりに狭く暗い場所であった。そして挑発行為や誹謗中傷が飛び交い、後味の良い一戦では無かったと思われる。しかし今回の場所は“聖地”秋田銀行前。挑発行為や誹謗中傷も湧き起こらず、純粋な力と力の勝負が繰り広げられそうな気配だ。又、菅沢と山根という事で注目度が高く、歴史的大一番を見ようと次第に観衆も集まって来た。

菅沢ミニ曳山(人形・平知盛) × 山根ミニ曳山(人形・武蔵坊弁慶)

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秋田銀行前という最高の場所で、宿敵・菅沢を捕まえ満足気な山根。他の曳山よりも一回り大きく、力強く構えるその重厚な曳山の姿は、まさに巨人のようである。13年ぶりの再戦が確実な状況になり、若衆からは自然に笑みがこぼれる。1984年の菅沢との対決で山根は、本番激突前に散々挑発を受けた挙句、古くから伝わる丁内歌と言うべき「山根の地蔵さん」の替え歌を歌われるという、歴史上初の屈辱を味わった。

その後なかなか再戦の機会に恵まれなかったが、対菅沢へ人一倍思い入れのある面々が指揮を取ったこの年(1997年)、緻密な戦略のもと菅沢との再戦を実現目前の所まで持って来た。まさに最高のシナリオと言っていいだろう。宿敵を前に闘志を燃やす山根は、若衆が曳山の前に長方形の綺麗な陣形を組み、「山根の地蔵さん」の大合唱を始める。13年前に替え歌を歌われた宿敵に対する意趣返しで、最高の盛り上がりを見せる。

「山根の地蔵さん」

山根の地蔵さんに団子あげて
どちらが勝つかと聞いたなら
いつも山根が勝ち!勝ち!勝ち!勝ち!

もしも山根が負けたら
電信柱に花が咲き
焼いた魚が泳ぎだす
絵に描いたダルマさんが踊り出す
フレー、フレー、山根!

※上記の歌は昔話「花咲爺さん」と同じメロディーです。
携帯サイトの「NHKメロディ」からダウンロード出来ます。

山根ミニ曳山(人形・武蔵坊弁慶)

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すでに栄町張番に曳山を見せ終え、転回をした山根はテンポの良い下り囃子に加え、名物「山根の地蔵さん」の大合唱で大盛り上がりである。一方で菅沢の方は、これから栄町張番にお見せしに行く曳山なので、「上り囃子」を演奏し静かに控えている。山根が綺麗な長方形の陣形で若衆が構えているのに対し、菅沢はゆるやかな円状の陣形で構えていた。(前年新造した)山根の重厚な曳山を目の当たりにしても、全く動じる気配がない。

前回対戦の1984年は、菅沢が盛んに山根に対し対戦要求の挑発をしたが、今回は全く対照的な光景だ。1984年当時の菅沢は町で1・2位を争うくらいの人数を誇る大丁内で、最高峰の名門である山根ですらも凌駕するような大権勢を誇っていた時代である。ほとんどの丁内が対戦を恐れていた。敵方の心の拠り所「山根の地蔵さん」の替え歌を歌い、何食わぬ顔で名門を侮辱したのは、全盛を極めていた菅沢だからこそ出来た芸当だろう。

その後の菅沢は、東部が独立した影響で人数が減少した。かつての爆発力は無くなった印象があるが、それでも人数は山根と同じくらい有しており、その存在感は今も色あせる事はない。菅沢は今でも魅力的な丁内だと思う。毎年のように同列格の強豪と死闘を繰り広げて来た菅沢。数々の修羅場をくぐり抜けてきた、その若衆の顔立ちはとても精かんで、どっしりと構え目の前の強敵を見据える姿は、まさに卓越した梁山泊の集団のようである。

菅沢ミニ曳山(人形・平知盛)

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