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思わぬ敵失で好機を得た下岩瀬町。傾いた北部の曳山を道路脇に追いやり、そのまま勝負を決めるべく攻勢を掛けようとする。曳山の上には前先導が数人乗っているが、それとは別に曳山の側面にも若衆が1人しがみ付いている。このミニ曳山では横ロープは畳んだ状態になっているが、実際の曳山ぶつけでは多数の横ロープを下に投げ込んでおり、それを若衆が引っ張り曳山を前進させたり、相手曳山を揺さぶったりするのだ。激突中、組んでいた曳山の状態が大きく変わった時、横ロープの矯正が勝負を大きく左右する。 下岩瀬町の曳山の脇に控えるその若衆は、つか部位(曳山の上部と下部の前方の連結柱)に横ロープを増設したり、下に投げ込んである分の向きを矯正したりしている。30代〜40代くらいのこの短髪の若衆は、その精悍な顔付きと風格から丁内でもかなりの実力者と見受けられる。「こっちでなく、あっちさ引っ張れ!」と大声で指示を出せば、すぐさま下にいる若衆達はそれに従う。その横ロープさばきの技術と、統率力は実に見事である。この“軍師”の存在が、近年の下岩瀬町の強さの秘訣の一つだろう。 しかし北部も下岩瀬町の攻勢が始まる直前、気合い一閃で大きく反れていた曳山の向きを正面に戻した!どうやら後方のスーパー天棒が威力を発揮したようである。この極太のテコともいえる装備は、使い方を誤れば窮地に陥る事もあるが、逆に一気に窮地を脱する事も出来る。まさに諸刃の剣と言ったところか。再び正面から押し合いになる北部と下岩瀬町。下岩瀬町の曳山の脇にいる“軍師”からは笑みが見える。北部の早い態勢の立て直しに苦笑いだろうか。それとも余裕の笑みなのか。勝負は中盤に差し掛かる。 新ミニ曳山コメント掲示板DX(ファン登録者限定)→ http://blogs.yahoo.co.jp/moriokawakamono/29083720.html
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