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深夜1時半を回り、山根と東部の10年ぶりの対決は、再び大きく動き出した。山根(左側)が巧みに東部(右側)の側面の隙を突く。東部の欄干(紅白の部位)の右端をガッチリ捉え、小松洋品店の方へと全力で振る。山根の分厚い箱金(黒い突起した金具)が喰い込み、「ギシッ、ギシッ」と東部の欄干から軋む音が聞こえる。ぐんぐん組んでいる曳山同士の体勢が傾いて行くが、おそらく山根の後方のスーパー天棒(極太のテコ)が威力を発揮しているのだろう。相手をガッチリと捉えている状況なので、用いない理由が無い。勝負所で再び威力を発揮している。 すると山根は繰り出されている横ロープの配置も変えて来た。純粋に横に振っていたのを、前進に切り替えたのだ。どうやらブレてしまうのを避け、このまま東部を押し込むつもりらしい。スーパー天棒も一時休止、前進で相手を押し込む事に集中し始めた。一方で東部は曳山の側面につっかえの天棒をあてがい、守りを固めると同時に、反対の南側(曳山配置版のある方)へ横ロープを多数繰り出し、大人数の若衆達が全力で引っ張らせる。完全に南側は東部の半纏で埋め尽くされている。全力で反撃を試みているものの、なかなか状況に変化は生まれない。 これは組み方が上下逆であるが、10年前(1999年)の前回対決の状況に似ている。この時は東部が土壇場で踏ん張り、五分に近い状態に戻しているが、果たして今回はどうなるのか?もし少しでも相手を揺らす事が出来れば「振り子の原理」が働き、東部が巻き返し(前回対決のように)元の状態まで戻す可能性がある。しかし現状を見ると山根のハナ(曳山前方部)が、東部の欄干右端を破壊するほど喰い込んでおり、磐石の攻めのようにも思える。共に一瞬でも気が抜けない攻防だ。そして深夜2時を回った頃、山根と東部の激闘は意外な結末を迎える。 新ミニ曳山コメント掲示板DX(ファン登録者限定)→ http://blogs.yahoo.co.jp/moriokawakamono/29083720.html
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