ミニ曳山合戦絵巻

角館のお祭りとキン肉マンの激闘を精巧に再現!!

2001・横町vs岩瀬

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2001年9月9日「角館のお祭り・曳山ぶつけ」 横町vs岩瀬の本番激突をミニ曳山で再現!!
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前回対決(1997年)と真逆の状態で組み合った横町(手前側)と岩瀬(奥側)。共に曳山を改造した影響で、今回は巨漢の岩瀬が上になっている。正面からの押し合いが続いているが、よく見ると、両曳山のハナ(曳山前方部)の噛み合わせが少しズレている。横町のハナはコマツブティック店側で、岩瀬のハナは車庫側の方に寄っている。下になっている横町はこの噛み合わせのズレを利用し、膠着状態を打開するため揺さぶりを仕掛けるのか?

いや、横町は揺さぶり攻撃を封印し、下から突き上げを図るようだ。この下中町・コマツブティック店前は(最初に対峙した)薬師参道よりは広いものの、真横にロープを繰り出すには手狭な場所だ。又、この中間年に岩瀬と対戦した駅前と駅通りは、下からの揺さぶりに転ずるもバランスを崩し、曳山が沈んで岩瀬に潰されている。下手に動かない方が賢明であろう。果たして横町は、要塞のような巨大な岩瀬の曳山を、突き上げる事が出来るのか?

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ガップリ四つに組み合った横町(奥側)と岩瀬(手前側)。下から突き上げを図る横町に対し、岩瀬は上から圧力を掛ける。「ギシッ、ギシッ」横町の欄干(紅白の部位)の軋む音が聞こえるが、大勢に変化は見られない。1994年に新造された巨大な岩瀬の曳山。 (4年前の横町を含め)高く上がった曳山こそ存在すれど、急角度になるまで突き上げた曳山は皆無である。これまで強大な相手との戦いで、何度も目に物見せて来た横町でも困難らしい。

しかし横町も岩瀬からの圧力を耐えている。かなり体格差があるが、びくともしないし一歩も引いていない。王者・岩瀬の地力も感じるし、古豪・横町の底力も感じされる。ハナ(曳山前方部)の高さこそ違えど互角の勝負と言ってもいいだろう。一度後退し体勢を立て直せば、ハナの高さは縮まるかもしれない。だが横町は後退する考えは毛頭無いようだ。そして開始から1時間、横町の後方が騒がしい。何か起こったのか、それとも何かが来たのか?

横町ミニ曳山(人形・武田信玄) × 岩瀬ミニ曳山(人形・酒呑童子)

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横町(奥側)と岩瀬(手前側)の本番激突は動きが少なく、激戦ではない物の、実力伯仲の熱戦と言っていいだろう。だが深夜1時30分を回った頃、横町の後方が騒がしくなって来た。振り向くと北部の曳山が尾けている。実際はもっと距離があり、下中町張番(関所のような存在)付近に陣取ってたと思う。どうやら大塚との初対決を終え、この場所に来たらしい。戦いを有利に進めて満足の行く成果だったようだ。一部の横町の若衆は表情を曇らせる。

北部から見て岩瀬は兄弟曳山であり、横町は最も対戦回数の多い丁内。ライバルの一つと言ってもいいであろう。昭和時代、岩瀬・山根・北部の三兄弟は、互いに援護射撃する事もあった。特に西部との戦いで多かった印象がある。横町は後ろからぶつけられたり、ギリギリまで距離を詰められ、動きを封じ込められる危険性が出て来た。だが北部はその場から動かない。大塚との戦いの疲れがあるのか?それともトラブルを回避したいのか?

おそらく上記理由もあると思うが、北部の正責任者(指揮官)は“将”として「この一戦には絶対に干渉してはいけない」と、直感的に感じたのではないか。横町が不倶戴天の敵・岩瀬に全てを懸け挑む姿は、5年前(1996年)の北部vs菅沢の構図と似ている。岩瀬も横町の挑戦を真っ向から受け止めている。平成に入り曳山ぶつけは一対一が主流だ。真剣勝負に割って入るなど無粋と言うもの。北部の男気ある配慮で、横町と岩瀬の熱戦は尚も続く。

北部ミニ曳山(人形・上杉謙信) / 横町ミニ曳山(人形・武田信玄) × 岩瀬ミニ曳山(人形・酒呑童子)

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一時は岩瀬の兄弟曳山である北部が、横町の後方に尾けその場に緊張感が走ったが、北部は不戦を決め込んだ為、横町(左側)と岩瀬(右側)の一騎討ちは続行された。場所がやや手狭な事もあって、動きが少ない戦いであるが、両者一歩も引かない正面からの押し合いは、鬼気迫る物がある。前回対決(1997年)とは真逆の組み方になったが、今回も実力伯仲の熱戦だ。そして深夜2時を回ると同時に、両丁内の幹部達が停止の合図を送った。

通例だと早い時間である。前年の岩瀬は朝5時から、駅通りと本番激突を始めたくらいだ。一時騒然となる両丁内の若衆達。一体何が起こったのか?実はこの年(2001年)から本番激突の時間規制が、警察の命で施行されたのだ。たぶんその事を知らなかった者も多かったのではないか?もし深夜2時以降に始めたり、続行をした場合、正責任者(指揮官)は逮捕されるらしい。現在ではだいぶ時間が緩和されたが、初期の頃は非常に厳格であった。

両丁内の若衆とも朝までやりたい気分だろうが、上記事情があるようでは続ける訳にはいかない。横町と岩瀬は和解交渉へ入った。史上初の時間規制の施行という事もあり、正副の責任者が集結し対応を協議している。組んでいる曳山の周りを見渡すと、双方の若衆から笑みが見える。元友好丁内の曳山による因縁の対決。共に正攻法で臨み、真っ向勝負を展開した。そこには開始前の殺伐とした雰囲気は薄れ、充実感や満足感が漂っている。

約1時間半という短期決戦で、動きも少なかった横町と岩瀬の対決。「なぜ再現したのか?」という声もあるかもしれない。どちらかというとこの一戦は、本番激突その物より、それに至るまでの経緯の方が面白かったように思える。この年の組み合わせで一番のドラマ性を感じた。なぜあの場所あの向きで横町と岩瀬がぶつけていたのか、なぜ岩瀬は西部でなく横町を選んだか、疑問に思っていた者も多いだろう。それを解き明かし、再現したかった。

そしてメッセージも込めた。この10年、スーパー天棒(極太のテコ)が流行し、揺さぶりの応酬が多くなった。秒単位で曳山を横に振っている。けっしてそれらを否定はしない。該当で個人的に好きな丁内も存在する。だが「曳山は前さ出して何ぼ」や「目の前の曳山を乗り越えてでも進む」という気概が薄れているように思える。たとえ動きが少なくとも、原点回帰とも言える押し合いの方が好きだ。その魅力や美しさを、今一度思い出してほしかったのだ。

横町ミニ曳山(人形・武田信玄) × 岩瀬ミニ曳山(人形・酒呑童子)

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古豪vs王者 終幕

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史上初の時間規制の施行により、横町(奥側)と岩瀬(手前側)の本番激突は深夜2時で終了した。従来の感覚では早い時間である。約1時間半という短期決戦は、ハナ(曳山前方部)を上げ組み合っての純粋な押し合いだったが、両者とも一歩引かない熱戦だったように思える。そして深夜3時に差し掛かる頃、和解が成立。「共に行動を起こす」・・・いわゆる互いの協力による交差で合意し、交互に向きを矯正しつつ歩を進め、無事に交差は完了した。

横町の正責任者・S氏にとって4度目の登板で、ついに不倶戴天の敵を捉えた大一番。対決に持ち込むため西勝楽町-大横丁-下中町の通りを何度も往来し、伝統ある旧丁内の慣例や概念を度外視したが、若衆の充実感に満ちた顔を見るとこの決断は正しかったと思う。惜しくも「自分の代で岩瀬を打倒する」という夢は果たせなかったものの、「在任中に必ず岩瀬との対決を実現させる」という公約は果たす。打倒・岩瀬の夢は次代の若衆へ託した。

一方で岩瀬の正責任者・T氏にとっては、トップとして最初で最後の指揮を執る機会であった。同世代に待機組が多かったのも影響してのだろう。(お祭りにおける)人生で最大の晴れ舞台。「最短ルートの帰路で相手を見つけ、一戦交えたのち自丁内に帰る」という構想で、結果的にかつての抗争相手・西部でなく、かつての友好丁内・横町との対決を選んだ。重大な決断だったが、「何一つ後悔など無い」「正しい決断であった」と清々しい表情で語った。

その後、横町と岩瀬は2度ほど対決している。6年後の2007年に薬師参道で再戦。岩瀬が高く上がるのを抑制した影響で、横町が僅かに上の状態で終えた。西勝楽町張番が介入した為、約1時間で終えた互角の戦いだった。そしてもう一つは2011年9月10日朝に実現した。横町が無理に岩瀬の脇を通り抜けようとしたところ側面が接触。“横ぶつけ”へと発展し、序盤は岩瀬が僅かに押し込むが、横町も意地を見せ踏み止まり、強引に交差している。

現在の両丁内の力量はどうか?横町は流行の「上がらない曳山で下に潜って戦う」のを廃止した。曳山の特性・丁内の気質に合わない為だ。再び18丁内で一番上がる曳山に戻し、一時期あった低迷期を脱している。一方で岩瀬は逆に高く上がるのを抑えているが、お祭り最終日(3日目)は大人数で勝負強く、昭和の全盛期を彷彿とさせるようだ。昭和20年から続く、愛憎に満ちた関係の横町と岩瀬。間違いなく再戦は実現し、激闘になる事だろう。

横町ミニ曳山(人形・武田信玄) / 岩瀬ミニ曳山(人形・酒呑童子)

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