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昨日からNHK特別ドラマ「坂の上の雲」が始まりましたね。それまでは「天地人」が放送していた時間帯ですな。この為、天地人は例年の大河ドラマよりも、数話ほど短い構成で終了しました。本日は戦国時代ファンの間で評価が分かれた天地人についてです。天地人を熱心に見て応援されていたブロ友さんもいるので、あまり天地人の事は悪く書けないのですが、宇喜多の評価は40点くらいですね・・・。一部で宇喜多は「アンチ上杉だ!」と囁かれていますが、とんでもありません!上杉謙信の人形を作った程の上杉ファンですよ!!ですから天地人は物凄く期待しておりました。けど正直言って期待外れな感がありますね。う〜ん、何かがズレていたというか・・・。
主人公・直江兼続を演じた妻夫木聡を始め、キャストの方々の努力は伝わって来ました。又、その役への愛着なども伝わって来ましたね。けど宇喜多的には漫画「花の慶次」の直江兼続の印象が強いので、ちょっと妻夫木聡の直江兼続は線が細く、豪快さと力強さが足りなかった感があります。見方を変えれば、新しい直江兼続像を確立したとも言えますが、文人・賢人色が強すぎる気がしました。確か放送前のフレーズの中に「家康が最も恐れた男」とあったので、それとは少し掛け離れていますね。合戦以外のシーンを増やし、愛・義・絆などを強調するのもいいのですが、合戦などのシーンを通じ豪快さや力強さも強調する事も必要だったと思います。
他キャストについてですが、北村一輝演じる兼続の主君・上杉景勝は良かったですね。寡黙でどこか不機嫌そうな雰囲気を上手く演じていました(笑) もちろん謙信公の後継者として、豊臣五大老の一人として威厳もありました。あと常磐貴子演じる兼続の妻・お船も良かったですね。たぶん歴史上のお船もこんな感じだったのでしょう。他には笹野高史の豊臣秀吉と、松方弘樹の徳川家康も良かったです。歴代の大河ドラマの中で、最もハマリ役だった秀吉と家康だと思います。それぞれ大物の風格の他、ひょうひょうとした秀吉の雰囲気や、家康の腹黒さなどよく出てました(笑) そして序盤限定のものの、阿部寛の上杉謙信にはハァハァしましたね(*´Д`*)
一方でミスキャストもありましたね。前田利家・真田昌幸・伊達政宗は完全にNGです!天地人に登場した3者は貧相なものがありました。特に松田龍平が演じた伊達政宗など論外です(怒) 伊達政宗=渡辺謙さんの印象が強く、非常に難しい役柄です。絶対に謙さんと比較されるし、見劣りしてしまうのは巳む得ないところですが、それにしても迫力が無く、演技も下手でしたね。あれじゃ只のチンピラで、わざと伊達政宗の権威を貶めているとしか思えません(ーー# 兼続のライバル的存在として登場させるなら、貶め悪く見せるのでなく、逆に風格あり栄えるようすべきです。そうする事で(それと対峙した)直江兼続の存在感や、偉大も伝わるというものです。
あと直江兼続の盟友で“傾奇者”前田慶次を登場させなかったのは、最低だと思いますね。視聴者の期待を裏切る愚行ですよ!全く持って腹立たしい限りです(怒) 一時は高橋克典が演じる噂がありましたが、完全にデマだったようですな。登場させなかった理由はよく分かりませんが、主人公・直江兼続の存在感が薄くなるのを避けた可能性がありますね。確かにそうなる可能性はあるでしょうが、苦楽を共にした2人の友情を描く事が出来ると思います。気難しい石田三成が心を許した数少ない親友として、気まぐれな風来坊だった前田慶次が心酔した盟友として、逆に直江兼続の存在感を高める事が出来たはずなのに、NHKのKYぶりには呆れるばかりです(怒)
前田慶次の他にも、上杉家の重臣・本庄繁長も登場させてませんでした。本庄繁長はかなりの猛将で、伊達軍との戦いで大活躍しております。そして関ヶ原戦後の徳川との難しい交渉でも活躍してますね。そんな重要人物をスルーするなど・・・。あと敵方では最上義光も登場してなかったような・・・?それと黒田長政も登場させなかったですね。兼続の親友・石田三成を語る上で、彼と激しく対立した黒田長政の存在は欠かせません!石原良純演じる福島正則はかなり良い味を出していたので、同じ武断派の黒田長政も出してほしかったですよ。長澤まさみ演じるオリジナルキャラ・初音は要らねえから、上記重要人物を登場させてほしかったですな(−_−)
あと合戦シーンが少なかったのも残念でしたね。戦国時代ファンの期待を大いに裏切ってくれました(怒) 謙信公が存命中の、織田の大軍と戦った手取川の合戦が、僅か3分の兼続の夢オチなど・・・。視聴者を馬鹿にしているのか!?あれで思いっきり失望し、天地人はあまり見なくなりましたね(−−; そして兼続の親友・石田三成が奮闘した関ヶ原の合戦と、兼続率いる上杉軍の長谷堂攻めも強引に1話にまとめておりました。せめて3話くらい放送しろよ。それだけでなく、実際は会津で待機していて、長谷堂城攻めに参戦してないはずの上杉景勝が、救援のため長谷堂城まで来ているし(爆) 子供達への教育上良くないから、勝手に史実を曲げるなよ(=△=;
合戦シーンを減らして日常シーンを増やし、その中で兼続の愛・義・絆を表現したかったのでしょうが、マイナス面も出てくる。直江兼続は豪快で力強い武将でもあります。先述の3つの魅力は表現されてたと思いますが、(合戦シーンが少なかった事で)後述の2つの魅力が薄れました。それに真っ直ぐな直江兼続が主役のドラマなのに、史実を変えデタラメな事まで組み込んでいるのはおかしいですよ(−−; それは天国の直江兼続としても、本意ではないと思います。ミスキャストの件は大目に見ても、訳の分からん演出や史実を変えたストーリーは必要ありませんでした。頑張ったキャスト陣の為にも、NHKはもっと直球勝負で行ってほしかったですね。
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