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マンデイ満ちるは日本の重鎮ジャズアーティスト穐吉敏子さんの娘さんです。てことはお父さんは
ルータバキン?という事になるのでしょうがジャケ写真を見る限りどちらにも似てない気がします。
普段ジャズボーカルを進んで聴くというかほとんど聴かないのですがブックオフのワゴンセールの中に
アーティストに失礼な価格で捨てられていたので同じジャズ畑の人間として頭にきて拾ってきました。
あそこはどうもジャズCDの価格設定がどうもおかしくてエバンスやマイルス等名の知れたアーティスト
は定価に近い価格でそれ以外はウン百円で売られていてたま〜に掘り出し物に出くわす事があります。
価格が安かったというのも購入理由なのですが実は「Jazz&Drumer」ブログの管理人naryさんの
アレックスシピアジンの記事で彼女がシピアジンの奥さんだという事を知りましてもしかしたら
シピアジンサイドの人脈のミュージシャンが参加しているかもしれないという思惑もありました。
その思惑は当たりましてバックは一流のミュージシャンで固められています。メンツは↓
Monday Michiru(Vo.Flute),David Kikoski(Pf.Rhodes),Dave Gilmore(Gt),Fima Ephron(EB)
Boris Kozlov(WB),Billy Kilson(ds),Daniel Sadownick(per),Gil Goldstein(Accordion)
Alex Sipiagin(tp),Donny McCaslin(ts),Chris Potter(ts.ss)その他にストリングス等も加わってます
結果的に自分の好みのサウンドで買って大正解でした。満ちるの歌声は黒人ジャズボーカリストのように
太い声ではなく白人のようにソフトでもなくラテン系歌手に少し清涼感を足したような声の印象です。
とにかくバックの演奏がかっこよくて満ちるの声よりそっちのほうに耳が釘ずけでした(苦笑)
印象に残った曲はまず2曲目のベースが基本パターンをずっと弾いている9拍子のファンクナンバー
でこの曲でのキルソンのフャンキーなゴーストノートをこれでもかといれまくるドラミングと
後半ソロでだんだん切れていきおいしいところを全部持っていってしまうおそらくポッターだと思うのですがサックスソロにはしびれます。
4曲目ではキコスキの普段より全然アウトしない綺麗なソロが聴けますし8曲目は丸々ベースとのデュオで
落ち着いた雰囲気のピアノを弾いています。
10曲目のこれまで影の薄かった夫シピアジンのミュートでの弾けたプレイも聴きものです。
ソロ以外にも生演奏とは思えないほどまとまってるブラスアンサンブルも見事でおそらく
このアレンジにはギルが関わっているとおもわれるのですが満ちるの歌を邪魔することなく鋭く
切れ込んできてリズムを細分化させています。
もの凄く丁寧に作られた感のするアルバムでプロデューサーとしての満ちるも大したもんだなあと
思わせてくれた一枚でした。ベースとドラムを前面に出したグルーブ重視のサウンドもかっこよく
こんなボーカルアルバムなら大歓迎です!(笑)
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マンデイ満ちるの父は、確か穐吉敏子の前夫チャーリー・マリアーノだったと記憶してます。
それにしても豪華なメンバーですね。リーダー作を買ったことがないので満ちるの音楽性はいまいち見えていなくて、今までは主にクラブ系をやっている人という認識だったのですが、本作のメンバーからするともっとジャズ寄りのサウンド(NYの最先端といった感じの)が思い浮かびます。結局満ちるは常に新しいサウンドをやりたい人で、その結果として音楽性も刻々と変わっていっている(ジャンル的にも)ということなんでしょうね。興味深い作品です。
2007/10/2(火) 午前 5:57 [ nary ]
穐吉敏子さんはチャーリーマリアーノとも結婚なさってたんですね。いい加減な事を書いてしまって申し訳ありません。全体的なサウンドの流れはnaryさんがおっしゃられたようにクラブやラウンジ系の若者
リスナーやDJを対象に作られた感じがするのですが普段そういう音楽をあまり聴かない僕でもバックの演奏を聴いているだけで結構楽しめました。特にキコスキやキルソンはこのアルバムでの重要な役割を
しめていましたのでそれだけで元は取れましたね。ちゃんとソロスペース等も用意して満ちるのワンマンアルバムになっていないのも好感が持てました。それにしてもこれだけのメンバーを揃えられるとはこの夫婦は凄いですね(笑)
2007/10/2(火) 午後 3:23 [ mor*t*2jp ]