さて本日の稽古も響きの稽古であった。 相手に通る稽古。 身体を見れば、身体が響いているかが分かる。 朝のゆるやかな集中が身体に沁みた。 毎回が充実である。 気づきも学びも新鮮であった。 午後の稽古はまたギタリストの方との稽古。 バランスが良くなってきた。 気の散漫が無くなり中心に集まってきた。 スタート時はなかなかエンジンが温まらないが、徐々に連動を始め、一つになり動いていく。 指の動きも、最初は腰まで気が流れなかったが、膝と足首が弛んでから丹田に重心が下りた。 普段の状態でバランスを見た。 するとお臍の少し上あたりで重心が止まり動きが止まった。 動いている時は良いが止まると呼吸が浅くなる。 居合の稽古にうつった。 帯刀して歩みをしていただいた。 抜刀を何本か行い、全身が関わるように丁寧に意識をしていただいた。 いつもより長い抜刀稽古を終え。 また停止時のバランスを見る。 こんどは止まっていても臍下まで重心が下り、指の動きも滑らかになっていた。 毎回動きに繊細さが増してきている。本人は実感がなさそうだが、伝える側からは分かるものだ。 呼吸も安定してきている。 次回もまた新たな身体となって稽古をするだろう。
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