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東京でのアンケートでも多くの方が
施設や高齢者コミュニティではなくて自宅で
最後まで過ごしたいと返答されたとか・・・
確かにそのお気持ちは痛いほどわかります。
誰でもない私自身が最後は家で住みなれたところで
親しみのあるものに囲まれて死にたいと願いますから。
生きることは手放しで喜ばれ死ぬことは皆から怖がれれ恐れられ忌み嫌われる・・・
そして最後は自分のことを知らない人たちに囲まれて旅立たなくてはいけない。
現代社会はそうなってきました。
家で看取るということができなくなってきました。
核家族化がその背景にあるでしょうし、医学の中途半端な発展によって
自宅での看取りが悪しきことかのように思われています。
今日NHKである方が、まさしく自宅で最後まで過ごせるそんな環境を東北で実現させましょう・・とおっしゃっていました。
正直「う〜ん」でした。
本当にこの人は人の最後を知ってはるんやろうか・・と。
長屋のようなところに住み、そこにヘルパーさんや看護師や医者が行き
食べ物を届け・・・って。
それでやっていけるレベルの方はほぼ生活が自立されているわけで
そうでなくて、介護者がほぼ必ず家にいてもらわないと生活していけないレベルの
方がどれほどたくさんいらっしゃるのか。
その介護は一体だれが担うのか。
大型施設であれば数名程度を一人で介護することが可能でも
一人暮らしとなると最低ひとりは必要になるわけで
そのほうがマンパワーがいります。
それを現在は在宅介護なんていう本当にいんちきな制度でもって
結局は老々介護によって高齢者に無償で介護させているわけです。
それが実態です。
最後まで自宅でと願う人たちの願いをかなえたい気持ちはあります。
でもそのためには、今の何十倍も介護者・在宅看護師・在宅医師が必要となるでしょう。
それも24時間体制でしなければ不可能でしょう。
それを実現することが可能だと
今日のNHKでの発言者は本当に思っておられるんでしょうか?
きれいごとでは、人の最後を看取ることはできません。
人の最後はきわめて敬虔な儀式的なことのように思います。
でもそれを、単なる上っ面のきれいごとですませることはできません。
多くの方が最後まで自宅で過ごしたいと願われるお気持ち。
これを実現させるためには
今より何十倍・何百倍のマンパワーをもった在宅姿勢が必要かと。
あるいは核家族化をやめて皆で一緒に暮らし
家を守る人が必ず家にいていただき、これは女性でも男性でもどちらでもいいかと
思います。
そして最後を看取っていく。この二つしかないように思います。
いずれにしても人の最後に立ち会うということは覚悟がいることです。
その覚悟を皆がそれぞれ持たなくては在宅での看取りを実現できるとは思えません。
私は最後はとにかく自宅で最後をと願っています。
でももし私が一人暮らしで体が不自由になっていたら
その願いはかなえられないのが今の社会です。
私は身の回りのことが自分でできる間は在宅で過ごせ
もしできなくなったときにはすぐに入所できる受け皿を国はもっと用意するべきだと
思っています。
こんな中途半端な在宅制度は、、、なんちゃって在宅だと思っています。
そして介護師への給料をもっとあげないと
これも続かないでしょう。
課題満載です。
個人的にはとにかく特別養護老人ホームをもっともっとたくさん作るべき。
また慢性疾患の方々が入所できるところをつくるべきだと。
特別養護老人ホームで100人待ちとかあったりして
10年くらいは入れないわけで、、、
私は東北にはそんな地域密着型の特別養護老人ホームをちゃんと作って欲しいと思っています。
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