もっと自分を愛してごらん キム・マクミラン 河野万里子訳 もっと自分を愛してごらん すると自分のいいところが見えてくる。 もっと自分を愛してごらん すると人生という贈り物を 真摯に 感謝を込めて 受け取れるようになる。 自分を静かに愛してみたら わかるようになってきた。 べつにわたしは 特別な人間ではない でも この世にただひとりしかいない人間だ と。 もっと自分を愛してごらん すると わかってくる。 人生を追いかける必要はないのだ と。 しずかに あわてずにいれば 人生のほうから やってきてくれる と。 自分をちゃんと愛してごらん すると心はほんとうにやさしくなり よろこびも かなしみも どちらだって 歓迎することができるようになる。 もっと自分を愛してごらん すると 過去に選択したことで 自分を責めはしなくなる。 やがて 気持ちは楽になり その選択にも 責任が持てるようになってくる。 自分を深く愛してみたら 心に宿る知恵に 耳をすませるようになり 誰より自分がわかってきた。 神様はこうして わたしに語りかけているのだと思う。 直感という形をかりて。 自分をありのままに愛してみたら ふりかえることが できるようになった。 自分が混乱していたときのことを かなしみに打ちのめされていたときのことを。 そして こう思うようになったのだ。 ――それらもまた わたし自身の姿であり 愛するに価するものだ。 自分をありのままに愛するようになってから わたしは 自分が抱えてきた恐れに おびえることは やめた。 もっと自分を愛してごらん すると 自由の味が さらに豊かにわかるようになる。 「親から子へ伝えたい17の詩」双葉社より いろんな思いに押しつぶされそうになって、自分を見失っていました。 愛されることを求めすぎて、自分を愛せなくなっていました。 もっと自分を愛してあげよう、そう思います。
私が一番、私を愛してあげたいから。 |
うたごごろ
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詩になんて興味なかったけど、だんだんとよさがわかってきました。詩が心を動かす、そんな体験を…。
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友人からプレゼントされました。 |
愛が消える 谷川俊太郎 あいつが私を悲しませる あいつが私を傷つける あいつが私を打ちのめす あいつが私を不幸にする あいつのせいにしていると 私はあいつに閉じ込められる 私がだれかを憎むとき 私は私を憎んでいる だれかがあなたをうらむとき だれかは世界をうらんでいる 憎むほど憎しみはふくらんでいく うらむほど愛は消えていく (詩集「すこやかに おだやかに しなやかに」より) 昨日の詩に引き続き同じ詩集からです。 どうしてこんなに…と思うほど身にしみる詩です。 ほんの小さなことにも腹を立ててしまう自分がいます。 気にするほどのことじゃないのに、相手を悪く思う自分がいます。 愛することのできない、愛のない自分に愕然とします。 全く、この詩のとおりだと思います。 「あいつが、あいつが」と思っていながら、結局は自分で自分を憎んでいる。 自分を憎んでいるのは「私」なのに、「あいつ」のせいにしてしまう。 なんて、自己中心で、愛のない私なんだろう。 他人を愛することのできない自分は、自分を愛することもできません。 そんな自分、好きではないから。 自分だけを愛することなんて、できないから。 それでも、と私を愛してくれる方がいます。
あいつのことも同じように愛しておられる方。 人間の愛でははかりきれない、神様の愛をちゃんとからだいっぱいに受けていきたい。 そして、その愛に生きたい。 |
こころの色 谷川俊太郎 私がなにを思ってきたか それがいまの私をつくっている あなたがなにを考えてきたか それがいまのあなたそのもの 世界はみんなのこころで決まる 世界はみんなのこころで変わる あかんぼうのこころは白紙 大きくなると色にそまる 私のこころはどんな色? きれいな色にこころをそめたい きれいな色ならきっと幸せ すきとおっていればもっと幸せ (詩集「すこやかに おだやかに しなやかに」より) とてもすてきな詩だと思いました。 この詩が気に入って即、詩集を買ってしまいました。 私の心はどんな色をしているのでしょう。 それは、自分では見ることができないのかもしれない、と詩を味わいながら思いました。 でも、「きれいな色でありたい」と思います。 前に、子どものころからの友人に 「ちろちゃんはにごったところがない」と言われました。 悩んだり、迷ったりすることがあっても、そこにいつまでもとどまっていないのだそう。 今、自分がどこにいて、何について悩んでいて、じゃぁどうしたいのか?と常に動いている。 川のように心の中が流れていて、にごっていない。 だから、「一緒にいて気持ちがいい」と。 額に入れて飾っておきたいと思うほどのうれしい言葉でした。 彼女の言葉のように、にごらず、透き通った心でいたい。 透き通った心は、何もかも隠すことはできません。 そこに沈めても見えてしまう。 何を考えてきたのか、何を思ってきたのか、すべて映し出されてしまうのでしょう。 気持ちのよい、きれいな色の心でいたいものです。
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