もっし〜の小部屋

Moshimoshimo's Room の秘密の小部屋

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 バンクーバーの天気予報は全く当てにならない。たとえその日のお天気の予想で、傘マークに雷のマークまでついていたとしても、傘の出番はないかもしれない。実際、今週いっぱいはずjっと雨の予報だったのに、昨日は快晴ではなかったか。だから今降っているこの小雨もそのうち止むかもしれない。バンクーバー2日目の朝、空を見上げて私はそう思った。しとしと雨の中、ほとんどの人は傘もささずに元気に通りを歩いて行く。到着するころには太陽も雲間から顔をのぞかせるかもしれないし・・・というわけで、私はその日キャピラノ渓谷に行くことにしたわけである。私が泊まっているホテルから歩いて2,3分のところにあるブルー・ホライゾン・ホテルの前から、渓谷に行く無料シャトルバスが出ているのでそちらへ向かう。
 
 
イメージ 2 9:10頃、シャトルバスが登場。運転していたのは元気な中年女性だった。中に乗りこむと、すでに6人くらい客が座っていた。もう1つ別のホテルに立ち寄った後、バスは一路、キャピラノ渓谷へ向かった。ところが道中、雨脚はどんどん強まり、バスの車中からは外の景色がほとんど見えないほどの土砂降りになってしまった。バスの運転手は、沈滞した車内のムードを盛り上げようと元気よくマイクに向かって話す。「バスが現地に到着する頃には、雨も上がっているかもしれません。どうなるか乞うご期待!」
 
 イメージ 3だが、バスが渓谷に到着した時も、雨は一向に止む気配はなかった。「・・・それから、あちらに見えます建物はレストランです。開店は11時半ですけど・・・あ、中にはカフェもありますよ。コーヒーやサンドイッチなどの軽食を販売しております。そうそう、入口で無料のポンチョをもらうのをお忘れなく!では、行ってらっしゃい!」バスの運転手の明るい声とは反対で空は真っ暗。私は、土砂降りの中、駐車場に降り立った。
 
 「あなたBC住民?」
私は、一瞬、チケット売り場のおねえさんの言葉の意味がわからなかった。どうやらブリティッシュ・コロンビア(British Columbia=BC)州に住んでいるかどうか尋ねているらしい。それで、「いいえ。」と答えると、おねえさんは、先ほどの質問については一切触れず「$30.19」と機械的に金額を口にした。実は、通常の入場料は$31.95で、雨天のため10%オフになっていた。ちょっぴり嬉しい。(現在はシーズンまっただ中なので$35.95プラス税金がかかります。高っ!) おねえさんの質問の意味が気になったので後で調べてみたのだが、ブリティッシュ・コロンビア州の住民だと、同じ入場料で年間パスが買えるのだそうだ。イメージ 4
 
 ポンチョをもらって中へ入ると、コミカルな表情のトーテム・ポールたちがお出迎え。そこを抜けると、間もなく、有名な建造物が目の前に現れた。キャピラノ吊り橋だ。パンフレットによれば、世界で最も長く(140メートル)、高い(70メートル)ところにある吊り橋なのだそうだ。降りしきる雨の中、目を凝らすと、私と同じ黄色いポンチョをまとった観光客たちが前方で揺れいているのが見えた。私にとっては生まれて初めての吊り橋体験。恐る恐る不安定な橋に一歩踏み出してみる。驚いたことに全く恐怖心を感じない。グラグラ揺れても全然平気だった。橋の下では、大雨の中、水かさを増した川がまるで生きているかのように濁流となって下っていく。水流のゴーという音と天から降り注ぐ雨のザーという音を聞いていると、そのまま自分が溶けていき、渓谷の一部になってしまうような気分になる。イメージ 5
 
 土砂降りの中、いくつかのトレイルを散策した後、私はもう街へ戻ることにした。もらったポンチョでは雨は防ぎきれず、びしょ濡れで寒かったのだ。園内にあるカフェでホット・コーヒーでも飲もうかと思って行ってみたが、店員も誰もいなかった。諦めて外へ出ると、運よくすぐにバスが来た。帰りは、無料シャトルバスではなく、このバスに乗ってロンズデール・キーという船着き場まで向かう。乗ること約20分。船着き場に着く頃には、雨はもうすっかり小雨に変わっていた。イメージ 6
 
 このロンズデール・キーという船着き場から、シーバスと呼ばれる船が出ていて、これに乗ればダウンタウンへ15分くらいで着く。だが、その前に腹ごしらえ。船着き場に併設されているパブリック・マーケットで何か温かいものを取ることにした。このマーケット、80店舗以上が入っており、野菜から服から土産物まで手に入る。食べ物屋も充実しており、迷った結果、チキン・パニーニ・サンドを食べることにした。熱いコーヒーをすすりながら、とろけたチーズが滴り落ちる焼きたてのパニーニを頬張ると、渓谷で冷え切った体の芯が少しずつほどけていく感じがした。
 
バンクーバー旅行記1(バラード駅&ロイヤル銀行) はコチラ
バンクーバー旅行記2(人類学博物館) はコチラ
 
英語版はコチラ

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