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井筒和幸監督「パッチギ」第2弾。「LOVE&PEACE」を観てまいりました。 CAST 監督 井筒和幸 アンソン役(井坂俊哉)、キョンジャ役(中村ゆり)、野村健作役(西島秀俊)、
国鉄職員佐藤政之役(藤井隆)、オモニ役(キムラ緑子)、チャンス役(今井悠貴) 伯父ビョンチャン役(風間杜夫)、伯母キョンスン役(手塚理美)、ヨンギ役(清水優) 三浦プロデューサー役(ラサール石井)、ゴッドマザー役(新屋英子)、船長役(寺島進) 木村祐一、国生さゆり、松尾貴史、温水洋一、杉本哲太、宮川大輔など STORY 1974年。京都の東九条で暮らしていたリ・アンソン(井坂俊哉)とその一家は、筋ジストロフィーという難病にかかった幼い息子のチャンス(今井悠貴)の治療先を求め、一家で東京に引っ越してきた。 身を寄せたのは、江東区枝川の在日朝鮮人コミュニティ。 オモニ(キムラ緑子)と一緒に、伯父であるビョンチャン(風間杜夫)とその妻キョンスン(手塚理美)が 経営する零細サンダル工場を手伝いながら、少しでも設備の整った病院を見つけようと走りまわる毎日 だった。 ある日、アンソンはビョンチャン伯父とともに仕事で外出。帰りの電車を待つホームで、驚くべき光景 に出くわす。 東京朝鮮高校に通っている従弟のヨンギ(清水優)が、国土舘大学応援団に所属する右翼学生たちに絡まれて、車内でボコボコに殴られていたのだ。 慌てて助けに飛びこんだアンソンは、京都にいた頃からの宿敵であり、いまでは国土舘の応援団長にまで成り上がっていた近藤(桐谷健太)と再会。 日本人学生と朝高生を巻き込み、血みどろの大ゲンカを繰り広げるはめになる。 そのアンソンの危機を救ったのが、東北出身の実直な国鉄職員・佐藤(藤井隆)たった。“四の字固め"をかけられ悶絶しているアンソンを見かね、「やめれ!暴力で解決できることなんか一つもねぇ」と仲裁に入る佐藤。しかし、はずみで近藤が失神するほど強烈な“怒りの鉄拳"を入れてしまい、その責任を取らされてしまう。 落ち込む佐藤を、枝川近くのホルモン屋に連れていって慰めてやるアンソン。 その店でアルバイトをしていた妹のキョンジャ(中村ゆり)に引き合わされた佐藤は、その凛とした美しさに、思わず一目惚れしてしまう。 オモニやチャンスともすぐに仲良くなった佐藤は、いつしか枝川ファミリーの一員として受け入れられていく。 ずっと一人暮らしを続けてきた彼にとって、それは生まれてはじめて経験する“家族の温かざでもあった。 キョンジャもまた、まったく好転しないチャンスの病状に心を痛めていた。あるとき彼女は、アルバイト先のホルモン屋に来ていた 自称芸能プロダクションの社員(山本浩司)から「興味あったら電話して」と名刺をもらっていたことを思い出す。 狭い世界を飛び出し、自由に羽ばたいてみたいという気持ちもあった彼女は、チャンスの治療費を稼ぐためにも、芸能界に飛びこむことを決意する。 しかし、意を決して「ライトエージェンシー」という弱小事務所のドアを叩いたキョンジャを待っていたのは、「本名とかお里とかは黙っといた方がいい、真っ先に弾かれちやうから」という社長(でんでん)の言葉 だった。 こうして「青山涼子」という新しい名前を付けられたキョンジャは、テレビのバラエティ番組「オールスター水中大運動会」の水着タレントを皮切りにして、芸能活動をスタート。 先輩アイドル(すほうれいこ)に意地悪されたり、嫌味な広告代理店マン(田口浩正)にちょっかいを出されたりしながらも、持ち前の負けん気で徐々にステップアップを果たしていく。 そして、慣れない芸能界のしがらみに戸惑っていたキョンジャに親切に声をかけてくれたのが、若手の人気俳優“ノムケン"こと野村健作(西島秀俊)だった。 ふとしたキッカケで知り合った2人は、次第に親しく話すようになっていく。 ある夜、テレビ局での収録が終わった後で居酒屋に誘われたキョンジャは、思いきって「私、在日なんです」と打ち明ける。 そして、笑顔で受け入れてくれた野村の飾らない人柄に、一抹の迷いを感じながらも、次第に深く惹かれていく。 明けて1975年の正月。いつも明るくふるまっていたチャンスの身体についに決定的な異変が現れた。 アンソン、キョンジャ、佐藤に連れられてブルース・リーの映画を観にいった帰り道、はしゃぎすぎたチャンスは雑踏で倒れ込み、そのまま立てなくなってしまったのだ。 病院に駆け込んだアンソンに、医師は筋ジストロフィーが進行していると宣告。「俺の血をすべて抜いてもいいから息子を助けてください!」と叫ぶアンソンに、いまの日本では効果的な治療方法がないことを告げ、「筋肉収縮のスピードを緩める新薬の開発が進んでいるアメリカなら、あるいは…」と口をにごす。 「そろそろ車椅子を使うことも考えた方がいい」という言葉を耳にしてしまったチャンスは、「いやや、あんなん乗りたくない!」と涙を見せるのだった。 500万円という渡航治療養は、まともな仕事で稼ぎ出せる金額ではなかった。ワラにもすがる思いに駆られるアンソンは、15年前に死んだ父親ジンソンのつてを頼りに、横浜の関内を訪れる。 そして、そこで故買屋を営んでいる在日社会のゴッドマザー(新屋英子)から「輔国マフィア相手に、金塊と米ドルを直接交換する」という危険な仕事を紹介してもらう。 「私がここで生きてるのは、じぇんぶあんたのアボジ(親父)のおかげよ」というゴッドマザーから、金の延べ棒を手渡されたアンソン。 彼は親友・佐藤とたった2人で下関行きの夜行列車に乗り込む。 そして絶望と戦いながら、一路、玄界灘を目指すのだった。 −方、キョンジャにも大きな転機が訪れようとしていた。映画界の“ドン"といわれる大物プロデューサー三浦(ラサール石井)にオーディションで注目されて、彼女をヒロインに抜擢しようという話が持ち上がる。ところが、特攻隊の若者たちを描いた戦争大作『太平洋のサムライ』を企画していた三浦プロデューサーから「大和撫子を演じる女優が(日本国籍の)パスポートぐらい持ってないとね…」と探りを入れられたキョンジャは、誇りを傷つけられて席を立ってしまう。 しかし事務所の社長は「ドンのひと声で、全国の映画館でお前がアップになるんだぞ…、形だけでも俺の養女になっといてよ」と彼女に懇願する…。 愛する息子を救うために、すべてを投げ出して走り出すアンソンと佐藤。芸能界のしがらみに翻弄されつつ、野村への思いを募らていくキョンジャ。 越えるべき力べはあまりにも高く、渡るべき河はあまりにも深い。はたして彼らは、その手のなかに、本当 「LOVE&PEACE」をつかむことができるのか!? この2作を観て感じたこと。 「パッチギ」では68年の京都が舞台だった。今回は74年の東京が舞台であるが、「在日」への差別が
まだまだ根強い時代だったのだろうが、1作目では、在日女子高生と日本の高校生の愛がテーマ。 しかし、在日女子高生の「結婚したら、あなた、朝鮮人になれる?」という問いに対する答えはえられないままだったし、今回もキョンジャと男優の野村とのやりとりで、「結婚となると話は別だ。」みたいなことを野村から言われてしまう。 今はどうか?と言われたら、そんなに変わってはいないような気がする。そこが在日を含むマイノリティーと言われている人たちへの、日本人が持っている差別性だろう。 |

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第一作目も観てないんだけど、やっぱり良い映画ですか?(^o^;
2007/5/23(水) 午前 1:21
Kazさん>一作目は60年代の京都が舞台。これはこれでおもしろい。
2作目は70年代の東京リトルコリアン街の話。これもなかなかいいと思います。
2007/5/23(水) 午後 7:44
前作で沢尻エリカはブレイクしたんですね(;・∀・)シランカッタ
2007/5/23(水) 午後 8:41
PANDAさん>そうなんですよ。確か、新人賞を「パッチギ」で獲ったと思います。それから仕事が次々と。
2007/5/23(水) 午後 9:42
現在は、この映画ほどの差別は、ないと思いますが?
作品も、個人的には..楽しめませんでした。
中村ゆいさんが居なかったら..??
2007/5/27(日) 午後 11:34 [ シャンパン太郎 ]
シャンパン太郎さん>もちろん。時代が違っていますし、あの頃は
在日というだけで。でも、今も差別は残っていますよ。
2007/5/27(日) 午後 11:42
差別という難しいテーマを扱って、一作目は感動しましたが、今回のはイマイチでした。監督の熱の入れ方が違うと思います。
2007/5/29(火) 午前 8:28
neponさん>そうでしたか。人の見方っていろいろ違いますね。
2007/5/29(火) 午後 2:27
これも観に行きたいわぁ〜。1作目も観てはいないのですが・・・。音楽が綺麗な感じですけど〜?
2007/5/31(木) 午後 6:53 [ - ]
ケイトさん>音楽はたしか「あの素晴らしい愛をもう一度」だったよ。一作目はいいよ、青春映画って感じでね。
2007/5/31(木) 午後 7:29
訪問ありがとうございます。わたしもTBさせていただきます。
2007/6/1(金) 午後 1:37
花信風さん>TB、ありがとうございます。今後もよろしくお願いします。
2007/6/1(金) 午後 6:26
遅ればせながら、やっと観てきました…。
前作もよかったですが、今作もよかったと思いましたね。前作よりも泣けました。
在日の方々への差別。当時はそりゃ酷かったことでしょう。今は、ドラマや音楽のおかげでお互いの国の文化や言葉を覚えようとする人も増え、随分良くなってきているのではないでしょうか?
これからも、差別がなくなってゆけばいいですよね。
2007/6/10(日) 午前 1:02
まいさん>韓流ブームはその意味で大きかったと思います。お互いの文化を尊重し合えればいいんですよね。
2007/6/10(日) 午後 10:10
1に比べて2はいろんな問題詰め込み過ぎた印象ですが、このシリーズ結構好きです^^
差別は今の時代も残ってますが、当時はやっぱり強烈だったでしょうね^^;
今でこそ多少は身近になりましたが。
トラバお返しします☆
2010/1/18(月) 午前 7:28
サブローさん>在日への偏見、当時はかなりひどいもんだったみたいですね。
2010/1/18(月) 午後 9:18
こんな邦画ならいつでもみたい!最高です
2010/4/25(日) 午前 0:42
ポニーさん>青春映画の傑作ですね、パッチギは。
2010/4/25(日) 午後 11:22
とてもストレートな作品ですね。
差別やいじめは、受けた方がとても傷つくのですが、行った側は、その自覚がないことが多くて、厄介です。
日本人の悪いことは、悪いことに向かい合うことなく、「水に流す」、なかったことにしてしまうことです。
だから、いつまでもその根は残っています。「知らなかった」ことのいかに多いことか・・・。
「その当時は」ではなくて、いまでも潜在的に差別は続いているのではないでしょうか。
そういうことをストレートに描いているから、賛否両論なんでしょうね。
トラックバックのお返しをさせてください。
2010/5/3(月) 午前 6:51 [ てるてる ]
てるてるさん>朝鮮学校が無償化の対象外になってしまいましたね。
これもまだ差別が根深い証拠ですね。
2010/5/3(月) 午後 8:09