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DVDにて観賞 解説 世界中から注目を集める中国人女性作家イーユン・リーのデビュー短編集に収められた一編を
映画化。 わだかまりを抱えて離れ離れになった父娘が、本当の親子のきずなを築くようになるまでを描く。 監督は『スモーク』のウェイン・ワン。 父を『ロミオ・マスト・ダイ』のヘンリー・オー、娘を『ジョイ・ラック・クラブ』のフェイ・ユー が演じている。 サン・セバスチャン国際映画祭で作品賞などにも輝いた、心に染み入る感動ストーリーが堪能 できる。 あらすじ 妻に先立たれ、北京で引退生活を送るシー氏は、アメリカに暮らす娘イーランのことを心配して、 はるばる海を渡り彼女のもとへとやって来る。 離婚して一人暮らしをしているイーランの生活は、シー氏の目には予想以上に荒んで見えた。 娘の幸せを願い、何かと口を出すシー氏に対し、イーランは苛立ちを募らせますます心を閉ざして しまう。 一方、公園で出会ったイラン人マダムとはカタコトの英語で交わす会話を楽しみ、互いの境遇を重ねて 心を通わせていくシー氏だったが…。 短編の映画だった。84分という短い時間の中、フォーカスされているのは娘イーランと父親シーの 会話が中心。アメリカで大学図書館の職員として自立しながら生活する娘イーラン。父親シーは 娘の住むアパートを訪ねる。離婚後のイーランになにかと気を遣うシー。例えばイーランの帰りを 待つ間に、シーが中華鍋を買い込み、中華料理をたくさん用意して待ったり、食事をするイーランに おかずを取ってあげるところ。 しかしイーランはそんなシーに冷たく接する。 シーは公園でイラン人のマダムとたまたまベンチで会話をすることになる。イラン人のマダムは 「もう二度とあんな地獄の国、イランには戻りたくない。アメリカが大好きだ。私には大きな息子が いて、アメリカで立派な家に住み、立派な車に乗っていて、医者として成功している。」 シーは「そんな息子がいて、幸せじゃないですか。私はいい父親じゃなかった。」と語る。 そんなイランのマダムだけど、実は息子と同居し、孫の世話をするといった構図とはならず、 老人ホームに入ることになった。内実はけっして幸せだとは思えない現実があった。 イーランがあまりにも遅く帰った日、シーは「わたしはアメリカを見に来たのではない。 おまえが幸せに暮らしている国を見に来たのだ」と不器用な父なりの愛情を見せる。 そんな父の姿にイーランも「お父さんが帰るときは、わたしが送ってあげるね」というのが 精一杯の愛情だった。 不器用な親子が少しずつ距離を縮めていく話にホロッとさせられた映画である。 ミニシアター系の映画が好きな方、どうぞ観てください。 にほんブログ村に参加しています。 励ましのクリックをお願いしますね。 |

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