モストロコルサ@横浜 自動車整備日記

横浜市都筑区 車整備の毎日を綴っています

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先週の雪のおかげで納車の予定が全てキャンセルになってしまい、
忙しい年度末がさらにタイトになってきました。

お待たせをしているお客様には本当にご迷惑をお掛けしております。
早朝から深夜まで頑張りますのでどうか、宜しくお願い致します。

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さて、納車のトラブルとは別に、あの大雪が原因の事故車両が数台運ばれてきました。
後ろから追突された車両は先方の対物保険100%で修理費用が担保されますので、
僕らも新車以上の仕上げになるように十分な費用とコストをかけて修復させて頂きたいのですが、、、

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ところが、最近そうはならないケースが多くなってきました。

通常、対物賠償は「無制限」という、イメージとしては Un Limited で
相手の損害を保証してくれるような言葉が保険証書の項目に記載されていますが、
この言葉をそのまま受け取ってしまっていけません。

なぜならその「無制限」というのは被害を受けた車両の

中古車市場の時価相場金額

までしか、支払われないからです。


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例えば、後部を激しく追突された車両の修理の見積が80万だったとします。
ところが、その車両の中古相場価格が30万であれば、残りの50万は
なんと被害者側の自己負担になってしまうのです。

では仮にこの30万円を貰って、同じクルマが購入出来るかと言えば、
そうはいきません。新たな購入諸費用、整備費用も必要になります。

(Web検索で中古車を探す場合、DB上で安価な車両から注目される為に
最近特に中古車のプライスを仕入れ価格以下の破格の値段にして耳目を惹き、
その代わりに法外な納車費用で利潤を確保する業者が多い為、中古車の価格が
どんどん下がっています)

また、せっかく積み重ねてきた明確でハッキリとしたメンテナンス履歴も
全て台無しです。

何よりそのクルマ個体に対する思い入れは価値として全く評価されません。。。

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そんなことで、

保険会社が支払ってくれない修理代金の残額を・・・

→被害者オーナーが加害者に別途請求
→加害者オーナーと保険会社で大揉め
→◯X△!!!
→人身の示談もまとまらない!
→被害者から毎日のようにクレーム電話→・・・・・

というケースを過去、何度も見てきました。

本来であれば相場云々ではなく、その個体の「完治」が目的なので
何か?間違っているような気持ちに誰でもなりますが、残念ながら
これが現在の保険会社が一様に実施している車両保険支払いの現状なのです。
人身だったらあり得ない話なのですが。

(90歳のおじーさんは収入も無いし、もうじきお迎えも来るだろうから慰謝料は10万円!みたいな) 

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そこで保険会社の方も協定・示談されない(双方納得の上の妥結)案件の急増に困っているのでしょう、

「対物超過修理費用特約」

という特約メニューを設定し始めました。

これは「対物賠償事故で相手方の修理費がその時価を超過した場合、
修理費と時価の差額に被保険者の過失割合を乗じた額を支払います」という特約です。

この特約にもやっぱり制限金額があるのですが(保険会社・契約によって異なります)、
この特約があるのと無いのとでは、事故後の保証内容は勿論、被害者側の心象も
まったく異なったものになるので、まだ未加入の方は是非追加設定をお薦め致します。
追加される保険料金は思っている程、増額しません。

(ちなみに故障時の無料レッカー距離が最も長いことで皆さん大好きな
チューリッヒ保険では、なんとこの超過特約に無制限メニューがあります。)

(※注 チューリッヒの回し者ではありませんw)

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以上、対物賠償の誤解と対策についてご説明させて頂きましたが、
ご自分独りでの自爆・自損事故を担保してくれる「車両保険」も同様にご注意下さい。

約款を見て頂きますと車両保険も支払い上限金額が設定してあることがわかりますが、
なんとこの車両金額(車両評価額)、保険代理店が気を利かせて

年々、自動的に(勝手に)減額

されているケースが多いのです。任意保険は電話やお手紙一本で
更新されている方が殆どだと思いますが「年式が落ちると車両金額も下がる」という、
これまでの一般的な国産車に該当していた感覚でどんどん減らされるわけです。

ところがアルファロメオやルノークラスの、仮にドア1枚、サイドシルぼっこり!
といった事故でも、部品単価が国産車とはまったく異なる為、すぐに大変な金額になります。

この車両保険の上限金額は交渉すれば減額無しで対応出来る保険会社・代理店も多いので、
免責金額を0→5万円にしたとしても、評価額は下げないようにした方が得策なようです。

モストロコルサに入庫するE46や155はもう15年、カングーや156、147でも、
気がつけば10年以上が経過した車両が随分増えてきました。昔では考えられないくらい
クルマの寿命が長くなってきているのですが「修理する費用は新車の時と変わりません」

それと、もう何十年も事故をしていないので

「自分は運転がうまい。事故はしない」

と、何気なく自分を信じて車両保険未加入の方はいらっしゃいませんか?

実は昨日入庫したF30。プリウスに追突してご覧の通りです。

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軽そうな事故に見えますが、バンパー、ボンネット、中のメンバーや
ラジエーターまで逝っています。

そして、、、なんと車両保険未加入であった為、修理費用60万弱、
全額自分持ちです。人生で初めての追突事故だったそうです。。

そもそも、事故なんてものは人生で1・2度、あるかないか。
例え30年無事故の方でも過信は禁物です。

お気をつけ下さい。

震災と交通事故は忘れた頃にやってきます。

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最後のF30の方、自損対象外も入って無かったって事ですね。
過信でしょうか?

2014/2/13(木) 午後 11:17 裏龍

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>裏龍様 車両保険に完全に入っていらっしゃられなかったそうです。でも追突は前車が急ブレーキを踏めばどんなに運転の上手な方でも程度の差はあれ、追突は避けられないものだと思います。

2014/2/14(金) 午前 0:22 [ foc**190d9 ]


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