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心霊スポットとして地元にあった廃病院。俺がまだ高校正の時にバイク仲間10人位で遊びに行った。外観
はコンクリートが真っ黒になり、一時期に富士急ハイランドにあった幽霊病棟のアトラクションの様にた
だならぬ雰囲気を醸し出している。
取りあえず鉄パイプでバリケードされた前にバイクを置き、中に侵入した。本当は不法侵入なので今では
絶対にその様な事はしませんが当時はまだ高校生なのでこれ位の事は許されるはずなのですwww
中の敷地に侵入するも、まぁタダの廃墟ですから面白くありません。潰れてから既に5年は経過している
ので駐車場も草はボウボウと生い茂っていますが、この建物の中に入ろうと言う話になったのです。イタ
ヅラを防止する事を考えてか、窓という窓には全て足場パイプで厳重にガードされています。しかし、玄
関の上部屋根の上を見ると光を取りこむ為のドーム状のものが見えました。そこで屋根に登ってみるとド
ームは簡単にズレて、この場所から建物内への侵入が出来ました。内部の状態はさすがに締め切った病棟
の廃墟なので独特な匂いがして緊張感を与えるものでしたが、病院内の裏口付近に来た時、小さな部屋が
3つ程あり、中に入ると窓もなく大きな換気扇があるだけの部屋にたどり着きました。朽ち果てたパイプ
で出来た簡単なベッドが3つ並び、枕もとには線香立てがありましたので霊安室だと気づいた訳です。俺
はこの時に凄い嫌な予感がした。霊安室の横には元事務室なのか小さな部屋があり、そこに目を向けると
何やら小さく光った様に感じた。すぐにその部屋に入ると立てかけているコンパネ(板)の下に何やら機
械盤があり、そのホコリまみれの操作パネルが光っていた。
いや、こんな廃墟で電気が来ているってのはマズイ。何がマズイって警報盤の可能性がある。ホコリを吹
き払うとやっぱ警備会社の操作盤。俺は慌てて仲間に『警備が効いているぞー!!退出!』っと叫び、野
生の感で表にドアを蹴飛ばして出た。建物侵入から既に3分は経過している。警備会社に連絡が行ってい
ればものの4分〜5分で到着するハズ。警備会社の警備員は決められた受け持ちエリア内で夜間などは車を
止めて待機していたりするから現場急行は早いハズなのです。仲間にはバラバラにバイクで散らばる様に
指示、慌ててバイクに跨り散り散りになって走り出すバイク達。俺が出て300mのトコで警備会社の乗用
車とスレ違った。続いてパトカーが走ってくるのが見えた。
間一髪で脱出したのでギリギリだったが何とか検挙されずにすんだ、お化けよりもそっちのほうがスリル
があった出来事の一つです。
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