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久しぶりに映画を見たいと思った。 なんとなく、感傷的になりたい気分だったし。 映画館に行き、迷わず選んだのは、「ラストゲーム〜最後の早慶戦〜」。 先週、FM FUKUOKA「スタモニ」の西川さとりんが夏休みで、 2日間代役をさせてもらったのだが、 その時に、さとりんが、この映画を絶賛していた。 めったに涙を見せず、非情な男?とまで言われるやつでも、 人目を気にせず、泣きじゃくったらしい。 果たしてどんな映画なんだ・・・。 結論から言うと、 泣きすぎて、終了時には、ほとんど”すっぴん”になっていた。 年齢を重ねるごとに異常に涙もろくなっている私だが、 ここまで泣かなくても、と我ながら呆れてしまう。 導入部から、最後の”完”の字が出るまで、見事にずっと泣いていた。 タオルを持っていかなかったことを後悔したほどだ。 何がそんなに泣けるのかというと、 まず、悲しい時代背景だ。 1941年12月、太平洋戦争が勃発し、1943年4月には、「野球は敵国の国技だから」という理由で、当時圧倒的な人気を誇っていた六大学野球のリーグ戦が中止されることになる。 しかし、野球を愛する選手たちは、もう試合ができないとわかっていても、練習を続けていた。 だが、同年の9月、内閣が「学生徴兵猶予の撤廃」を決め、野球部員たちも、まもなくして 戦争に行かなければならない事態になってしまう。 そんな中、もう野球が出来なくなる選手たちになんとか最後の思い出を、と、計画されたのが、 「最後の早慶戦」だった。 この「最後の早慶戦」実現のために尽力したのが、早稲田野球部顧問の飛田穂洲だが、この役を演じる 榎本明さんが、とにかくすばらしかった。 彼を見てるだけで、泣けてきた。 表情ですべてを表現する、いい役者さんだなーと、改めて実感。 また慶応の塾長役の石坂浩二さんも、主演の早稲田部員・戸田順治役の渡辺大さんも、 それぞれの役にすっぽりはまってすごくよかった。 皆、1943年当時の人々の、強く悲しい生き様を見事に表現していた。 もちろん、映画のクライマックスは、試合のシーンだ。 出征を目前にした選手たちの、熱く、悲しい、プレー。 「一球入魂」という名言は、早稲田顧問の飛田穂洲の言葉だそうだが、まさに、このときのひとりひとりのプレーが、それだった。 試合後、両校の応援歌を泣きながら合唱する選手と観客。 かつてこれほどまでに悲しい応援歌が歌われたことがあっただろうか。 この映画がここまでストレートに心に突き刺さる理由は、 これが”実話”だということがあるだろう。 実際、この後、徴兵年齢に達している選手たちは入隊し、渡辺大さんが演じた戸田順治さんをはじめ、 この早慶戦に出場した何人もの選手が戦没している。 この早慶戦が、本当に、ラストゲームになってしまった方がたくさんいるのだ。 これまで多くの戦争映画を見てきたが、野球という新たな視点から 戦争を見つめたのはこれが初めて。 上映期間はほとんどのところで、19日まで。(←急がねば) とにかく、お勧めの作品です。 |

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