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久しぶりの歴史探訪の旅、コブレンツよりさらに南の宗教都市マインツ。マイン川とライン川の合流地点に近く太古からさまざまな民族、商人たちがゆきかった。ローマ人の軍駐屯地が起源前10年前後に設置され、その後中世の時代になりマインツはドイツ地域の信徒全体を統括する首位大司教座となりドイツの教会的・政治的諸局面の全てで先頭に立ち大きな影響力を及ぼした。13・14世紀には、都市マインツは最盛期を向かえ「黄金のマインツ」などと呼ばれ、1450年頃にはグーテンベルクがマインツで活版印刷所を創設した。
マインツ歴史探訪の旅は活版印刷の父グーテンベルクの博物館から。さまざまな印刷機器、印刷物などが展示されている。そしてアジア地域の印刷の歴史という展示もあり日本、中国、韓国のものがいくつか展示されていた。日本のものは日本語での説明もあり見入ってしまった。アルファベットのみの言語と比べ日本語は漢字、ひらがな、カタカナと物凄い数があるので印刷技術という点ではさまざまな苦労があったようである。
さて次はいよいよ大聖堂。マインツの街に来てすぐに思ったのは赤褐色のレンガ色をした建物がたくさんあり独特の雰囲気、大聖堂も同じようにレンガ色で他ではあまり見ない色だ。宗教都市というだけあって独特の発展を遂げたのだろうか?何度か修復をされたので現在の形は12・13世紀以降の姿。ロマネスク建築だがかなり大きいのが特徴のようだ。
マルクト広場側から中に入ると太い柱に彫刻群。代々の司教や有力商人の墓碑となっているそうだ。ロマネスク独特の小さな窓に下には聖書をモチーフにしたフレスコ画。片方の側廊がが修復中で見られなかったものの見ごたえのある内部だ。中は東西両側に内陣のある形。 マリア・ラーハがそうであったようにドイツロマネスクの特徴だ。この大聖堂、西正面の前にはお店が建ち並び門でふさがれていたため正面は見られず。建物に囲まれた大聖堂といった感じだ。
歴史探訪はちょっと休憩してキルシュガルテンという一画がガイドブックでお勧めになっていたので行ってみる。ドイツらしい雰囲気の写真は撮れたがこの写真の家以外は普通の家だ。さほど面白いというほどでもなし。
次に行ったのは聖ステファン教会。先ほどの大聖堂は千年の歴史ある司教座聖堂。聖ステファン教会は司教座があるわけではない普通の教会。そして天井が真っ平らな現代建築。2年前に鐘がつけられたのか新しくなったのかそんな展示が内部にあった。ここに何があるのか?と言えばシャガールのステンドグラスがあるのだ。シャガールのステンドグラスといえば思い出すのは ランス大聖堂。同じようなステンドグラスがあるのだろうと思い中へ入る。
内部に入って驚いた!教会内が青い!周りを見るとシャガールの青いステンドグラスがほとんど全ての窓にはめられている。まさか全面的にシャガールだとは・・・。大方は模様でしかないけど一部聖書の場面が描かれたステンドグラスになっている。神秘的な青い光に包まれた教会内でステンドグラスに見入る人多数。一緒になって見入ってきた。おまけ的に行ったのだけれども一番印象に残ってしまった。
そんなこんなでマインツの歴史探訪は終了。見たところは多くはないけどどれも興味深かった。日帰りのため相変わらずの日本人的な旅になってしまったところは反省点だ。
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