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Beaune(ボーヌ)

ドイツの我々の州は6月以来の三連休。ということでお出かけ。フランスはブルゴーニュ地方のボーヌへ金曜日の会社終了後約7時間のドライブ。途中、人生19カ国目となるルクセンブルクに入国。とはいっても高速で通り抜けただけ。

イメージ 1ホテルに一泊し翌日ボーヌ観光へ。この日はあいにくの雨。ホテルから街の中心へ向かう途中のロータリーは花が飾られ中にはワイン樽が。さすがワインの里。

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朝からオテル・デューへ。これを見るためにボーヌへ来たのだ。「神の館」と呼ばれるこの病院のルーツである施療院は中世の時代に病気の完全な治癒を目指すのではなく病の苦痛を軽減したり、精神的に慰めをもたらそうとするためのホスピスであったそうだ。医療が治癒の段階まで発展していなかったということだろう。

イメージ 3質素な感じの入口から入るとこの「名誉の中庭」と呼ばれる幾何学模様の屋根が美しい中庭に出る。内側の中庭はこの屋根ながら、通りに面した側は内部の豊かさを想像させ盗難の害にあうことを避けるため、故意に目立たない作りにしているんだそう。

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こちらが「貧しき者の広間」かつて患者を収容していた場所で当時の形が再現されベッドが並ぶ。かつては右の写真のに尼僧たちが病人の世話をしていたそう。上からぶら下がる紐は病人がこれに捕まって起き上がりやすいようになっているんだそうだ。

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厨房や薬局などの施設見学の最後にかつては「貧しき者の広間」に置かれていたというロジェ・ヴァン・デール・ヴェイデンの最後の審判の衝立画がある。開いた状態と閉じた状態があるがどっちもまとめて展示されてる。最後はブティックがあっておしまい。中庭を通りつつ各部屋を見て回る非常にわかりやすい構造であった。

その後ガイドブックに載っていたお店でランチ。おすすめワイン(グラスワインだけど)を飲みつつお肉を食べる。しかし毎度思うがフランスは食事がおいしい。

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食事後は街を散策。街中でたまにオテル・デューと似たような幾何学模様の屋根の建物を見かけた。もっと街じゅうにこの模様の家があるのかと思ったけど思ったほど多くないというより数軒見かけただけだ。ノートルダム教会やワイン博物館を見学。マスタード博物館にも行ってみたものの季節外れのため午後はやっていないようで残念ながら見学できず。

イメージ 7最後はワインテイスティング体験ということで五感で味わうツアーが人気とのブシャール・エネ・エ・フィスへ。ワインのことはさっぱりわからないけど、だからこそ体験しておかねばとやや言い訳がましく参加。全部で9名の参加者。お金を払うと空のワイングラスを渡された。ワインセラーの見学をしつつ試飲。説明はフランス語ながら参加者中唯一フランス語のわからない俺のために英語でも説明。

視覚について:2009年の赤ワインを試飲しつつ若い赤ワインは色が濃く、熟成された古い赤ワインは色が薄くなっていく、そして白ワインは逆で若いほど色が薄く、古いほど色が濃くなっていくんだそう。確かに試飲した赤ワインは色が濃かった。ちなみにFIXINってワイン。

嗅覚について:瓶に入ったさまざまな香りを嗅いでいく。そして若いワインほどオレンジ、カシス(ブラックカラント)、レモンなどのフルーティーな香り、ハネー、バイオレット、ユーカリプタスなどのフローラルな香りが強く、熟成が進むとシナモン、バニラ、クローブなどのスパイシーな香りが出てきて、さらに熟成が進むと、レザー、モスやチョコレート、コーヒー、ハーゼルナッツ+カラメルのような香りが強くなっていくんだそうだ。なんだかこの説明を聞くだけでワインを少し表現できそうだ。

触覚について:ワインの舌触りは色々あるけれどそれを表現するため色々な手触りの絹や皮革などを触ってこんな感じの舌触りですよと説明してくれる。ここで飲んだのは2005年のPOMMARD(ポマール)の赤ワイン。POMMARDのワインは若いとざらざらした舌触りだけど熟成されると舌触りが滑らかになるんだそう。で、どのくらいを古いと言うのかと聞いたら5から10年前のものだとの話。2005年の試飲したワインは5年前のものになるので熟成途中だからざらつきと滑らかさが共存している状態との説明だった。言われてみると少しざらつくような、スムースともいえるような・・・。(影響されすぎ?)舌触りを手触りで表現してみる試みが非常に面白かった。もっとゆっくり味わって触ってみたかったけどなんせフランス語で説明後みんなが楽しんでいる間に英語で説明。そして次の部屋へとなっちゃうのでゆっくり楽しみづらい。

そして最後に2003年の赤ワイン。フルーティーな香りがあまりない。少しバニラっぽい感じ?飲んだ感じもスムースな味わい。ここの試飲、だんだん進むにつれておいしいものになっていっている気がする。最後のワインの説明はどこだかの地区(忘れた)のワインだけどその地区内の一区画で取れたグラン・クリュ(総称ね)という特級ワインだそうだ。

そしてなぜかもう一つ。クレーム・ド・カシスが出てきた。白ワインと混ぜるとキールと言うお酒になるよというような話。そういやニースでキールを飲んだけどその時はシャンパンとカシスだったような気が・・・。本物は白ワインとカシスなのかな。と、色々旅行をしていると個々の経験が少しずつつながっていくのが面白い。

最後は売り込み。今日試飲したワイン3本セットで55ユーロ。最後のワインは69ユーロです、って。高いな最後のワイン。で、去年のクリスマスに会社でもらったワインがいまだに家においてある自分は一本飲めるわけがないので買わずに終了。200mlくらいのワインというのは売っていないものだろうか。

ワインの試飲を終えて、ディナーのレストランをガイドブックで探す。昼と同じはさすがに避けて、遠いのも面倒だ、ミシュランの星のある店はやりすぎだし、と消去法で消していったら全部消えた。(笑)どうしよう、フランスで外れレストランは避けたいとのことでツーリストインフォでレストランを聞いたらレストランリストをくれた。よさげな所を選んでいったら、んまあおいしいこと。やっぱりフランスの食事は間違いないね。ここで食べた前菜のパンに半熟タマゴが乗ってソースのかかったのがこの旅一番のおいしいものであった。

このレストラン、担当のおばちゃんに英語話せますか?って聞いたら話せないって・・・。と聞いておきながら英語で話しかけると理解はしてるっぽい。そして自分はと言うとフランス語でOuiと答えるのを知っていながらJaとドイツ語で返事をしてしまったり、なんだか変なドイツ語がちょっと混ざる。すべての言語が中途半端だとややこしい。

とそんな感じで、オテル・デュー、ワインテイスティング、フランス食を堪能。この日もホテルは同じ所なため最近していた慌しい旅行にもならずゆっくりとボーヌを楽しんだ。大満足である。

閉じる コメント(6)

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ここは確かNacoさんも詳しく書いていたような。
「ロジェ・ヴァン・デール・ヴェイデンの最後の審判」はここにあるんだ。
見たい絵のひとつです。
ありがとうございました。

2010/11/2(火) 午前 8:00 [ ビアンキ・シモン ]

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はい、以前詳しく書きました。ビアンキさんへのお礼の言葉も入れて。
http://tourdefrance.blog62.fc2.com/blog-date-20100419.html
最後の審判の絵の場合、通常描かれた天秤が下に向いている方が天国なのに(徳が重いから)、この絵だけは逆になっている=上が天国、という解説は特に興味深かったです。

2010/11/2(火) 午後 10:44 [ mas.ciclismo ]

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ところで、カメラ買い替えた?
前より写真がはっきり写ってるみたいな気が。

2010/11/2(火) 午後 10:45 [ mas.ciclismo ]

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NacoさんのHPで勉強してから行きました。なので感想を書くと同じになりそうなので特に無しです。

カメラは一緒ですよ。きっと映しているモニターが新しくなったんじゃないかと。(笑)

2010/11/3(水) 午前 6:26 [ Blog Master ]

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ところでBeauneってどこ?
で、地図で調べてみました。
モーリエンヌにもBeauneがあるんですね。
1/300,000の地図でも、ちゃんとHotel Diauが載ってます。
な〜んだ、2006年ツール観戦に行った時、
宿泊したCHALON-sur-Saone近郊から30キロ位の距離だったんだ。
知っていたら、見学に行ったのにね。

2010/11/3(水) 午後 6:03 [ ビアンキ・シモン ]

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近くまで来ていたんですね。ならばなおさら残念ですね。今度のツール観戦の時にでもお立ち寄りください。(笑)

2010/11/4(木) 午前 5:22 [ Blog Master ]


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