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血が止まらない

昨日、焼酎を飲んでいて、鼻がむずむずするので、ほじくってみた。そして、思いだした。過去3回、同じようなことをしていて出血したことがあったことを。最初のが一番ひどくて、止まるのに10日ほどかかった。もちろん、病院に行き、2軒目の病院で焼き付けてもらって、やっと止まったのだ。

2回目は、それほどひどくなかったが、やはり焼き付けてもらった。

3回目は、焼き付けなくてもよくて、薬で止まった。

これらのことをすっかり忘れたいた。これは危ない。止めよう、と思ったら、時すでに遅し。どばどばどばと血が出てきた。

わーっ、まただ。脇のソファーで転寝をしていた妻を起こす。その間にも、血がどんどん出てくる。ティッシュを何度も変えて突っ込んだり、口の中にもいれるが、その度の真赤に染まる。

「衛生兵、衛生兵、血止めの付け薬とモルヒネを」・・・じゃなかった。「お母さん、病院に連れてってくれ。あっ、ワイン飲んでしまったのか。そんなら、病院に電話をかけてくれ」というが、「どうするの」「いや、どうすればいいか、病院に聞こうと」

妻がやる気がないので、自分で104に電話して、行きつけの病院の電話番号を聞き、メモをした。しかし、この日は土曜日で、鼻の奥を焼き付ける専門医もいないし、病院に聞いても横になってろ、血が止まるからーと言われるのがせいぜいだ。

それだったら、電話を掛けるまでもない。出血多量での死も覚悟して、横になっていよう。

それでまず、背もたれれと足の部分が動くソファーなので、ぎりぎりまで体を横にした。そして、頭を横にして、血が滴り落ちないようにする。妻は新しいティッシュを箱ごと持ってきてくれた。それくらいは、してくれる。そうこうするうちの、トイレに行きたくなった。顔を横にしたままトイレに向かった。トイレを出て、もう寝ようと思った。顔を上げたまま洗面所に向かい、そのまま歯を磨く。

妻に「もう寝るよ」という。「死んでも気づくのは朝だよ」と彼女が冷たく言い放った。我々は別の寝室で寝ているのだ。「明日8時まで起きてこなかったら死んだものと思ってくれ」

こうして寝室に向かい、頭を横にした体勢で寝た。途中トイレに2度ほど起きたが、頭を横にする姿勢は続けた。

午前7時ごろ、起きたら血は止まってるようだった。寝る前に鼻に入れたガーゼを恐る恐る外してみると、確かに血は止まっていた。

起きて、リビングにいた妻に声をかけた。「どうやら無事だった。血は止まったよ」

みなさん、鼻をほじくるときは、よくよく考えてやりましょう。

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