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満州の日本陸軍

日経新聞8月11日付夕刊1面コラムに、中国大使だった宮本雄二さんの文章<私にとってに「歴史の教訓」>が載っていた。宮本さんが外務省に入って、実務研修を受けている時、先輩に大畠(旧姓吉村)和子という女性がいたそうである。

敗戦後の大連で、日本人が手に入れる食料がなく、共産軍と話をつけなければならないのに男は誰もやろとしない。それで当時19歳の吉村さんが、その役を買って出て、男装して交渉したのだという。

その吉村さんは「戦争に負ける前に軍人が最初に逃げました。その次が外交官です。何も知らない普通の日本人は取り残され、本当に苦労しました」と語ってたそうだ。

ここ数年、満州から軍隊(関東軍)は逃げなかったとかいう民族主義的な論調が目立つ。そういう部隊もあったろう。大勢がシベリアに抑留されたのだから。しかし、大連などの大都市では、吉村さんのいうように、日本軍が忽然と消えた。前線に行ったのではないかという推理もなりたつが、列車で南へ向かっていたという証言もある。また、軍人の家族を乗せた満員の列車に、何も知らされていない普通の日本人は、おかしいと感じていた人たちもいた。ネットで幾つも検索できるので見てください。

なんにしろ、国民の命を守るべき軍隊が、国民の前から消えたのだ。

民族主義者は、軍隊は逃げなかったという。左も右も、都合の悪いことを直視しようとせず、都合のいいところだけ切り取って、それが全体像だとする論を展開する。最近は、朝日の誤報事件があったせいか、右の攻勢が目立つ。朝日の誤報もひどくて、これまでにも、そのような騒動が持ち上がっているが、今は右が、朝日と同じことをやっているようだ。誤報とまでは言わないが、たとえば、1部隊がソ連と戦ったという事実でもって関東軍全体が、ソ連と戦っていたとするやり方である。

国民は、左右の主張まじりの記事に惑わされず、冷静に判断すべきだろう。




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