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年金が払えないから、厚生年金の比例報酬部分の支給は60歳から65歳にするよ、その変わり定年退職年齢を65歳に義務づけるからね。







 というのが、今度の民主党の年金改革の大きな柱だろう。一言でいうと、




 年金官僚に騙された大馬鹿改革




ということだ。まず第一に、こういうことが、もし、保険会社と契約者との間で行われたら、金融庁が黙っているはずがない。まず、契約者の了解が必要なはずだ。そんな契約をした覚えがないのだから、皆、大反対だ。それでも保険会社が実行すれば、業務改善命令だろう。契約もしておらず、国民が国のいいなりにならざるをえないシステムのもとで、国家が勝手にルールを変えられるーそんなことが許されていいのか。




 第二に、果たして、皆、65歳まで働けると、喜んでいるだろうか。給料が大幅に減額され、定年が延長になって歳下に使われているくらいなら、早く退職したいと思っている人も多いはずだ。それなのに、たとえば導入される2013年で年金支給が61歳になってしまったら、退職を1年延期せざるをえない。妻の年金を含めなければ生活が成り立たない者は、61歳で定年になっても、妻の支給年齢が来る歳まで、極めて低額の支給額で暮らさなければならない。




 実際の運用がどうなるのか、はっきりしたことが分かっていないので、軽々にいうつもりはないが、新聞に書いてある通り厳格に実施されるなら、60歳から再雇用されずに年金生活を考えていたものにとっては、人生の再設計を迫られ、所得も大打撃をこうむることになる。




 第三に、年金保険料を半額負担している企業の負担も大きくなる。利益はふっとび、国際競争力はさらに落ちるのだ。




 第四に、年金改悪をしたうえで、さらに消費税を増税してくるのは間違いあるまい。これにより、年金生活者は、三重の痛手となる。これ以上働きたくないのに、無理やり働かされ、年金支給は遅れに遅れ、その上重税だ。




 年金が危ういのは理解できる。しかし、それなら、おおむね国民が説得できる施策であらねばならない。それには、大幅に譲れば、消費税増税しかあるまい。消費税を上げるが、その分、社会保障も充実されるなら、なんとか国民も納得するのではないか。




 いずれにしても、嘘ばかり付いている民主党にはあきあきした。早く衆院選挙をやるべきだ。民主党に残っているなら、それが最後の良心であろう。もう、いい加減、党もなくなったらどうか。野田政権の人気が凋落するのも、当たり前だ。

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