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不動産の相続を認めず、国が没収するという案が、維新の会で浮上してきたという通信社の記事を読みました。まだ、紆余曲折があるということですが、これは私有財産制の否定じゃないでしょうか。
広大な土地を保有するのならともかく、いや、それでさえ、高い税金を払えば許されるのならともかく、不動産没収とは、これは大変なことです。本気で考えているのでしょうか。
人間生まれながら平等だという考えは、確かにそうかもしれませんが、その一方で、自分の稼いだささやかなものが、子供たちの何かの足しになればーという親心をだれしも持っています。もし、それが許されないなら、最低限の文化的生活を国家が各人に保障してくれるなら構いませんが、そんなことは到底無理です。
それから、国家主義、左派社会主義(社会民主主義ではない社会主義という意味です)、共産主義に対峙できるのは、個人の財産権です。相続されるべき不動産の没収は、すべての不動産の国家保有となり、国に反対するものは、国家によって、住むべき家を決められてしまうか、追い出され、それを恐れて、国民は何も言えなくなるでしょう。
また、不動産を家族に残すことで、子供たちは高い不動産を買わなくてもよくなり、その分、消費財に対する需要が生まれるのではないでしょうか。
私は、橋下さんをナチズムの再来とは思っていませんでしたが、しかし、この政策を打ち出せば、危惧する人がいるように、これは危ないと思います。ナチズムは、国家社会主義を標ぼうしていました。具体的な主張はしりませんが、維新の会が言い始めた相続不動産の没収は、国家社会主義の臭いが感じられます。
がっくりきました。これが正直な感想です。
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