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米国の艦船は、中国の人工島だけでなく、ベトナム、フィリピンの人工島の12カイリ以内も巡ったと言う。まだらっこしいことをしていると思ったが、新聞記事に載っていた南シナ海の地図を見て、その判断が、正しかったと思わざるを得ない。
もともと、南シナ海の焦を人工島にしたのは、ベトナムだと言われている。今日の朝日新聞に、シンガポール大学の研究をもとに作成したという地図が載っており、ベトナムが人を送り込んで実効支配している場所が、25もあった。中国の人工島とは規模が違うが、中国は7つだ。フィリピンは7−8、マレーシア7、台湾1である。自国の領有権を主張し、実効支配している場所が一つもないのはブルネイだけだ。 南シナ海は、かつてのバルカン半島と同じである。アメリカが、その軍事力にも関わらず、中国の人工島だけを対象とせず、米艦船がベトナム、フィリピンの人工島も回ったのは、賢明な選択だった。 米国の海軍力は、たとえば空母11、攻撃型原潜57である。中国は、艦載機の練習に使っているウクライナから買った空母1、攻撃型原潜5だけだ。しかも、第7艦隊で現在日本を母港としているロナルド・レーガンは艦載機60、中国の唯一の空母、遼寧はヘリコプターを除いて艦載機20である。人工島に戦闘攻撃機を置いたとしても、あの狭い人工島では、さほどは置けないだろう。 海軍力、空軍力は、圧倒的に米国に有利なのに、なぜ誇示しょうとしないのかと思ったが、中国だけが原因を作っているのではないからであろう。日本は、安倍首相が、国会で中国を名指しして南シナ海の危機を煽り、ベトナム、フィリピンに中古の巡視船を贈ったが、そんなことする必要があったのか。バルカン半島化した南シナ海はアメリカにまかせておけばいい。 安倍首相の煽るかのような物言いには、危険な臭いを感じる。 |
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2015年11月06日
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