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小吉が怒って、座敷の端におかれた刀を小走りで取ってきて、









 「こうしてやる」









 目にもとまらぬ早業で抜いて、斬った。









 「キャー」









 女どもはびっくりして、目を手で覆ったり、後ろにのけぞったりしている。

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「あのう、うちは一見さんは、お断りしとるんどっせ」





 「どっせもせっせもあるか。一見って、何のことだ」





 「紹介がのうて、初めての客のことだす」





 留吉が答える。




 「そんなバカな。江戸じゃあ、カネを払えば、文句なんかねえぞ」





 「いや、それが、島原だけやのうて、京の格式ばったところは、どこも一見お断りなんだっせ」





 「おめえ、じゃあ、島原には入れねえってことけ」





 「いや、そやさかい、わての知っとおところに連れて行こうとしたんやおまへんか」




 「それはどこだ」





 「このずーっと奥で、右に曲がってちょっと行くと」





 「ははは」





 下足番が笑った。





 「あそこは島原と違います。島原にようこん客を上げてますんや」





 「いちいちうるさい奴やなあ」







 留吉が怒りだした。

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「ところで、そんなに疲れているのに、なんで島原までいくんでっか」









 「そ、それはだのう・・・」









 小吉は詰まってしまった。まさか、京で初めて会った町人に、遊びに行くとも言いづらい。









 「公の仕事じゃ」









 内山は、島原に行くのは乗り気でなかったが、これ以上小吉にしゃべらしておくと、町民にばかにされると心配して、そういった。

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「勝殿、なにゆえ、それほどカネがいりまする」









 「決まっておろうが。もうすぐ京じゃぞ。京には何がある」









 「特段、我らに関するものはございませんが・・・。金閣、銀閣、清水寺とか」









 「ははは、それだけか。おれには関心ねえよ」









 「では、なにが」




 



 「それはなあ、島原よ」









 「し、島原ああ?あの遊郭の」




 



 「そうじゃ」




 



 内山は、あきれてしまった。

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内山、小吉、弥彦が寄って行こうとする。それを、吉川が左手を上げて制した。









 「吉川様、だめだ、なんでこんなことを」









 弥彦が涙声になっている。









 「吉川殿」









 内山も叫んだ。小吉は、吉川と面識がないため、特に声をかけなかった。









 と、吉川は、すでに腹を切り終わっていたのか、短刀の先を首の前に当てた。









 小吉らは、なおも吉川に近づこうとしていたが、これで動けなくなってしまった。


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